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 ところがわたしが乗った高層住宅のエレベーターが途中で止まる。住んでいるのは住宅最上階、十三階の部屋だ。けれども、その階行きのボタンを押したにもかかわらず、エレベーターが七階で止まる。ドアが開き、その後ウンともスンともいわなくなる。建物自体が旧いので以前にも似たような経験があり、それで、仕方ないな、と思いつつエレベーター備え付けの非常電話でメンテナンス会社に連絡を入れ、内階段で上に向かう。

 高層住宅というのは、どの階も見た目がさほど変わりない。だから降りた階は七階だが、景色はいつもの十階と同じだ。せいぜい非常灯が古いか新しいかの違いだろう。もっともそれだって酒のせいで勢い余った連中が壊さなければ違いがなかったはずだ。さらに目を凝らせば細かい違いがあるのだろうが、僅かに空気感が異なるという感性的な思い込み以外、階の違いを感じない。

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