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2Dのチーター  作者: 蒼穹乃風
序章
1/7

問いかけ

 近年、「異世界トリップ」と呼ばれる小説が、増えている。

 普通の平凡()()()人間が、故意だったり偶然だったりと、色々な理由で別世界等の異世界へ飛ばされ、チート的な能力を得て無双・暴走したり、はたまた逆に平々凡々な状態で苦労したり。望んでもいないのに勇者扱いされたり悪の方向に走ったり。

 その人達の大半が、元の世界に帰れずに(元々から帰る気無い人もいるみたいだが)、その一生を終えている、と記憶している。

 しかし自身としては、「帰れてこそ異世界」だと常々思う。

 定住してしまえば、元々いた世界は「過去」と成り果て、定住した世界は「異世界」ではなく「現実」のものとなる。そうなれば、もう「異世界」とは呼べないじゃないか。

 ――さて、では此処に、1つの小説(世界)を、提示したいと思う。

 と言うより今俺がいる世界の事である。

 他の「異世界トリップ」物とは違い、俺が此処に飛ばされた理由を一言でいうなら、

 ――嵌められた!

 だ。それ以上でもそれ以下でも無い。確かに誘われノコノコついてったのも悪いとはいえ、問答無用で異世界に叩き込む事は無いと思う、そう思いたい。

 ――えー、そろそろ本題に入ろうか。

 前の方で「異世界トリップ」について色々述べたのは、まあ要するに、今本の前で見ているであろう人々にどうすれば、どう伝えれば良いか、と四苦八苦していた所為(せい)である。

 今俺は、本の中から、現実へ向けてコレを書いている。

 2次元から、3次元へ。

 さてさて、今、コレを見ている皆さんは――


 ――「本の中に別世界がある」と聞いて、……信じますか?



以上です。

次話投稿はそんなに遅くならないと思います(多分)。

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