0004:現状……把握?
「……ここはどこなんだ? どっかの秘境の地下か何かか?
……地平線は四方に広がってるし、空は真っ暗だし、マーブルみてぇに色ついてるし?
こんなアホみてぇな場所なんぞ見たこと聞いたこともねぇぞ?
……マンガとかゲームとかの創作物以外じゃなけりゃな」
「んー? まぁ創作物っちゃ創作物の枠内にはギリギリ? 入るんじゃない?」
「うん? どういう意味だ?」
「さぁ? 自分で考えたら?」
ニヤニヤ
……イラッ
「……ほう? ――――無理やりその科白を解釈するなら、第一の可能性としてあんたがこの場所? 空間? …まぁとりあえず空間を作った。」
「ふむふむ。」
「第二にあんたの知ってる誰かがこの空間を作り、なんか知らんがあんたが居候してる。」
「なるほど。」
「そして第三に創造神は存在し、あんたはそれを証明できる。以上三つの可能性のどれか。あるいは複数が相当するものと思われる。」
「ひゅ~ひゅ~ぱちぱち。」
「正解はどれだ? あと半端なくうざいんだが。」
「はい。私が神です。(棒)」
「おいばかやめろ。」
「はいはい。正解は一番かな? どうも始めまして。他人いわく管理人と申します。以後お見知りおきを。」
「アッハイ。これはこれはどうもご丁寧に。……ってオイ。どこがご丁寧なんだ? ん? 一番だろうが二番だろうが三番だろうがそれ以外だろうがどうでもいいからさっさとここがどこか言えこのロリバb」
メキ
「ハイすとっぷすとっぷ落ち着いて~。吸って~。吐いて~。吸って~。吐いて~てててててててててて! おいやめろマジで死ぬからああああああああ! あああぁぁああぁぁぁぁあぁぁあああ!」
……二分経過
「てめぇマジでいいかげんにしろよ? ぶっ殺すぞ?」
「あんた自分の立場わかってんの? だれがロリだ? うん?」
「俺は足元見るのは好きだが見られるのは嫌いなんだよ。あとそこか?」
「あたぼうよ! 私はロリじゃないわ! ハイよ! ロリとかババアじゃん! ババアババアうるさいのよ! いい加減にしろはこっちの科白よ!」
「(だめだコイツ早くなんとかしないと。予想の斜め上の遥か上空を錐揉み飛行しながらぶっ飛んできやがった。しかも縦回転で)」
「何か言った?」
「イエナニモ。つか漫才はここらへんにしてそろそろ本題入ろうか。」
「本題? なんだっけ?」
……この女ァ
「いいからここがどこかさっさと言え! いい加減にしろよマジで! 用事ないなら家帰りたいんだけど! ちょうど三分たったとこだったんだよこっちは! カップ麺のびちまうだろが!」
三分たっていざカップ麺を食おうとしたところで名前を呼ばれた気がした…と思ったらここにいたんだぜ? ふざけてやがる。
「…仕方ないか。正直ここがどこだか私にもわかんないのよ。」
「……ハァ? 分からねぇ訳ねえだろ! テメェさっき一番とかほざいてただろ! 脳みそ腐ってんのか!?」
「…さっきの問題の正解は四番。……と一番から三番全部。集合的無意識って言葉は知ってるかな?かな?」
「なんだっけか。確か人が持っている先天的なイメージが保存されている領域のこと?とかなんとか。……あとネタはなんとかならねえのかよ。」
「ネタは私の魂よ! ……ともかく一応はそれであってるかな。ここは集合的無意識って呼ばれてる場所。……さしずめ私が風間ってとこね。」
「じゃあ俺はモノポールの短刀でも振り回してりゃいいのか?」
「貸して欲しい?」
「夢オチ展開はテンプレですってか?」
「ふと目を覚ますとカップ麺の容器に見たこともない短刀が突き刺さっていた。」
「モノローグ調の一人語りもテンプレだな! ノパソの上だよバカ野郎! 壊れるからやめろ!!」
「その心がけはどうかと思うけど?」
「やかましいわ!」
「よく見るとカップ麺の容器を貫通して卓上のノートパソコンにまでその切っ先が届いていた。」
「なお悪いわ! 直接壊しに掛かってんじゃねえか!」
「ドヤァ。」
「口で言いやがった…… もうなんなのこいつ……」
「管理人と……」
「うるせぇ!」