相談タイム/Mの悩み
クリス「さぁ、始まりましたアースメイジ相談所!さて、最初の相談者は…。」全員「「「いやいやまてまて!?」」」
クリス「なんだよ。人が張り切ってるときに……。」
響「人を集めといて来たらいきなり相談所ってなんだよ!!」
凜「しかもここって学校の指導室だよね!?勝手に使っていいの!?」
クリス「……バレなきゃ問題ない!!」
ひびりん「「問題大有りだ馬鹿アアアァァ!!」」
伊吹「二人のストレスがマッハですね」
縁「まぁ、なぁ?」
琉斗「で、相談所って何をするんだ?」
クリス「この相談所に相談者が来るから俺達がその悩みを解決するという簡単なお仕事です」
響「まぁなんとなくわかったけどさ……。」
桜「その相談者はどこにおるんじゃ?」
クリス「あぁ、もうすぐ電話が鳴るから」
桜「電話?」
ジリリリリン…ジリリリリン…←黒電話の音
クリス「はいもしもし。」←受話器取りつつ
全員「「「懐かしいものを!!」」」
メリーさん『わたしメリーさん。今、駅前にいr』
クリス「いいから早く来てください。」←受話器置きつつ
全員「「「……え?」」」
響「なあクリス。今のってまさか…?」
クリス「うん、メリーさん」
……
全員「「「ぎゃあああぁぁぁ!?」」」
まりあ「マジで!?マジのメリーさん!?」
総司「大変なことになったな…。」←落ち着いてる
麻友「お兄ちゃん落ち着いてる場合じゃない!!」
伊吹「本物のメリーさんが見れるんですね!!」←嬉しそう
恭子「何で嬉しそうなんですか!?」
縁「あいつホラーとか好きだから……。」
ジリリリリン…ジリリリリン…
全員「「「また!!」」」
クリス「はいもしもし。」メリーさん『わ…わたしメリー…さん。今…交差点に……いるの。』←息切れしてる
クリス「あ〜、ゆっくり来てください。」
琉斗「めっちゃ息切れしてたな…。」
栞奈「相当な距離走って来たんだね。」
ジリリリリン…ジリリリリン…
響「もう何があっても驚かん。」
クリス「はいもしもし。」
メリーさん『わたしメリーさん。今ハムカツを食べてるの。美味しい!!』
全員「「「めっちゃゆっくりしてる!?」」」
クリス「そんなにゆっくりしないでください。」
メリーさん『あ、大丈夫。もう相談所の前にいるから』
全員「「「いるんかい!!」」」
クリス「おーさすがメリーさん。速いなあ」
響「そんなこと言ってる場合か!!」
まりあ「えーとメリーさんって最後どうなるの?」
琉斗「なんか呪われるって聞いたことがあります」
凜「うわー…相談所一回目で終了?」
伊吹「それはないと思いますが…」
ジリリリリン…ジリリリリン…
全員「「「電話きたああぁぁぁ!?」」」
クリス「はいもしもし。」
全員「「「躊躇なく出るな!!」」」
メリーさん「わたしメリーさん。今あなたのうしr」
クリス「裏拳」
メリーさん「あう!?」←直撃
全員「「「メリーさんに裏拳しおったああぁぁぁ!?」」」
……
クリス「ということで今回の相談者のメリーさんです」
メリーさん「どうも」←額にたんこぶ
全員(((めっちゃたんこぶ膨らんでる……)))
クリス「さて、メリーさん。あなたの相談は?」
メリーさん「えぇ、実は……。
〜回想中〜
男『はいもしもし?』
メリーさん「わたしメリーさん。今あなたのマンションの前にいるの」
男『はっ!?ちょっと待て!?』
プツッ
メリーさん「ウフフ♪あとは玄関に立って後ろに立つだけね♪」
男宅玄関前
プルルルル…ガチャ
メリーさん「わたしメリーさん。今玄関にi」
ガチャ←ドアが開く音
メリーさん「…あれ?」
女「へー、こんな子と浮気してたんだ…。」
男「だから違うって!」
女「違うって何よ!!それにあんた!!」
メリーさん「ひゃい!?」
女「あんた人の男をよくも…。覚悟しなさい!!」
メリーさん「えーと、逃げろおおぉぉぉ!?」
女「まちなさああい!!」
〜回想終了〜
メリーさん「その後二、三時間追い掛けられたんですけど」
縁「ある意味スゴいよな。妖怪(?)を追い掛ける人って」
クリス「で、相談は?」
メリーさん「また、こんなことがあったらどうしたらいいんでしょう?」
クリス「んー。難しいなあ」
響「幽霊(?)に相談されるのもなあ」
伊吹「でも、メリーさんってジョークがあるらしいですね」
栞奈「ジョーク?」
伊吹「えぇ。扉を開けてもらえず、涙声で「開けてよぅ…」と電話をかけてきたり」
メリーさん「あ、それ私の姉です」
全員「「「姉!?」」」
伊吹「他にも舞台が高層マンションで、辿り着くまでにダウンしたり」
メリーさん「それは妹です」
全員「「「妹!?」」」
響「待て。メリーさんって何人もいるのか!?」
メリーさん「はい」
響「俺、メリーさんが分からなくなってきた」
まりあ「私も…」
縁「あ、いいこと思い付いた」
メリーさん「なんですか!!」
恭子「嫌な予感しかしませんね…」
縁「萌えが必要なんだ!!」
全員「「「なにいってんだこいつ!?」」」
メリーさん「なるほど…」
全員「「「いや納得しないで!?」」」
縁「いや、例えば怖い妖怪とかわいい妖怪見たいのは?」
麻友「あまり怖いのは見たくないですよね」
総司「かわいい方は妖怪かどうか疑わしいけどね」
縁「みんなの意見としてはそうだと思う。しかしこれは驚かすことにおいてもかわいい方が有利だと思ったんだ!!」
響「なんという結論…」
縁「そのかわいいとな何か突き止めた結論が萌えだったのだ!!」
凜「じゃあ仮定だけどその萌えをプラスしたメリーさんがさっきみたいな状況に遭遇したら?」
クリス「属性はツンデレと僕っ子だ」
響「えーと…」
〜想像開始〜
女「へー、こんな子と浮気してたんだ」
男「だから違うって!?」
メリーさん「誰なのこの女の人?僕知らないよ!!」
女「なかなか言いますね。」←鬼の形相
メリーさん「そ、そんな顔したって…全然怖くないんだからね」
女「さて、どういうことですか?」
男「嫌だから電話に出ただけだから。俺も驚いてんだけど!」
女「どうだか」
メリーさん「ちょっと!僕をほっとかないで欲しいんだけど!!電話があったぐらいで嫉妬しちゃって!!」
男「おい!?」
女「…なるべく平和的に納めたかったけど…直接聞いた方がはやいか」
メリーさん「えーと…」
メリーさん「あたしって…ほんとバカ…」
〜想像終了〜
響「―――萌えがかえって逆効果になるな」
縁「ほ、他の人なら…」
まりあ「どれでも一緒だと思うわよ。女って萌えなんて分かんないし」
恭子「寧ろ女の方からみたら、泥棒猫としか…」
麻友「で、メリーさんへの憎しみがうなぎ登りと…」
凜「ダメじゃん」
栞奈「発想はよかったけどね」
メリーさん「名案だったのになぁ…」
琉斗「やっぱり地道にがんばるしかないんだよ」
クリス「地道に頑張ってこそその努力が報われるんだ。頑張りなよ」
メリーさん「…分かりました。頑張ります!!」
総司「うん、その意義だ」
響(あれ?これ見られた瞬間に呪えばよかったんじゃね?)