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私立紅葉学園生徒会活動記録

生徒会なんです、これでも

作者: 五円玉

初めましての方も、お久しぶりな方も、最近会いましたねな方もこんにちは!


今回は作者二度目のショートギャグ集です!!


この小説読んで、笑って頂けたら幸いです!!


 都会の何処かにある、とある高校。

 

 私立紅葉学園高等部

 

 天才もバカもいる、楽しい学校だ。

 

 

 

 そして、このお話の舞台、紅葉学園生徒会室。










 皆さんこんにちは!!

 

 俺の名前は赤木あかぎただし

 

 この紅葉学園高等部の二年一組在籍、成績は中の上くらい。

 運動は得意。

 

 そして何より、俺はこの紅葉学園の生徒会長だ!






 とある日の放課後

 

 「いや〜、今日の授業終わった〜!!」

 

 俺は友達と別れ、生徒会室へ。

 

 紅葉学園生徒会室は四階の一番端っこ。

 

 ガラガラガラ!!

 

 「よっ、みんな来てるか?」







 紅葉学園生徒会副会長

 

 「あら、会長ぉ〜! やっと来ましたのね!!」

 

 副会長

 青森あおもり琴音ことね

 紅葉学園高等部二年二組在籍。

 

 「悪い、今日掃除当番でさ」

 

 「全く、心配しましたのよ? 会長、もしかしたら放課後の教室で、どこぞの女子とムフフしているのではないかと」

 

 「おい、ムフフってなんだ?」

 

 「会長は私だけのもの。他の女に譲る気なんて、これっぽっちもありませんわ!!」

 

 「少し黙れ!!」

 

 副会長は妄想癖あり。

 

 「あ〜ん、会長ったら、何照れてるんですか!」

 

 「照れねぇよ、つか暑苦しいから放れろ!!」

 

 「会長ぉ〜!!」

 

 「だあ〜!! ウザったい!!」







 紅葉学園生徒会書記

 

 「あ、会長じゃないっスか!!」

 

 書記

 黄池きいけ太郎たろう

 紅葉学園高等部二年三組在籍。


 「待ってましたよ、ささ、こちらへ」

 

 俺は太郎に促され、パソコンの前へ。

 

 「会長会長、今日もお話しましょう!!」

 

 「・・・嫌だ」

 

 「う〜ん、やっぱり僕的には、京〇ニが今一番かなぁ〜って」

 

 「おい」

 

 「ハ〇ヒはね・・・僕的に映画が良かった。理由はね・・・(以下略)」

 

 「いつ俺がテメェのヲタトークに付き合うと言った?」

 

 「らき〇たはね・・・やっぱりあのOPが・・・(以下略)」

 

 「おいデブ、話聞け」

 

 「けい〇んはね・・・あのグダグダ感が・・・(以下略)」

 

 「おーい、シバくぞデブ」

 

 書記はアニヲタ。







 紅葉学園生徒会会計

 

 「やあ会長・・・」

 

 会計

 緑山みどりやま総一郎そういちろう

 紅葉学園高等部二年四組在籍。

 

 「会長は、ポルターガイストを知ってるかい?」

 

 「まぁ、名前くらいなら」

 

 「僕的にね、ポルターガイストってのは、怨念の篭った地縛霊が・・・(以下略)」

 

 「・・・・・」

 

 「でね、地縛霊はやっぱり、UFOを・・・(以下略)」

 

 「・・・・・」

 

 「でさ、ユーマはやっぱり、生物として・・・(以下略)」

 

 「・・・・・」

 

 会計はオカルト






 紅葉学園生徒会庶務

 

 「会長さん、こんにちは!」

 

 庶務

 白咲しろさき月乃つきの

 紅葉学園高等部二年五組在籍。

 

 「会長さんは、白と黒どっちが好きですか?」

 

 「う〜ん・・・どちらかと言うと黒かな? 色的にカッコイイし」

 

 「黒・・・フフッ」

 

 「ん?」

 

 「黒が好きって答えた人は、年上が好きな人なんですって!!」

 

 「は?」

 

 「会長さん、熟女派なんですね」

 

 「なっ・・・ぜ、全然違うし!!」

 

 「じゃあロリコン?」

 

 「だから違う!!」

 

 「16歳以下には手、出したら駄目ですよ? まぁ、相手の合意次第では、16以上でも・・・」

 

 「少し黙れ」

 

 庶務はエロネタ好きなサディスト。






 以上が、我が紅葉学園生徒会執行部である。










 【校則違反】


 「こら君、学校に携帯は持ち込み禁止だ!!」

 

 「す、すみません」

 

 現在、生徒が廊下で携帯を使っているのを発見。

 注意している所だ。

 

 「全く、最近校則違反が増えてきているな」

 

 やはり、持ち物検査とかした方がいいのかな?

 

 その時

 

 「会長、お早うございます!!」

 

 「おう黄池、おはよ・・・・・」

 

 ・・・校則違反者発見

 

 「おい黄池、その手に持っているのは何だ」

 

 「これっすか? これは俺の嫁の抱き枕ッス」

 

 キャラクターがプリントされてる抱き枕。

 不要物持ち込み禁止。

 

 「・・・没収な」

 

 「なっ・・・会長、か〇みんは俺の嫁ッス、誰にも渡さない・・・てか会長、人の嫁に手ぇ出すなんて・・・」

 

 「お前、シバくよ?」

 

 殺意沸いてきた。

 

 「俺はいつでも嫁と一緒。おしどり夫婦!!」

 

 「・・・とりあえず没収な」

 

 よし、後で燃やそう。










 【昼メシ】

 

 今日は大事な会議が昼休みにあるため、生徒会員達は生徒会室で昼食を取る事に。

 

 「会長さん、私のお弁当見てぇ!!」

 

 そう言って寄って来たのは白咲。

 

 「ん? どうし・・・・・」

 

 「どう?」

 

 コイツの弁当箱の中身、白米とウィンナーのみ。

 

 「これは・・・また、栄養バランスが悪い」

 

 「そうじゃなくて」

 

 そう言うと、コイツはウィンナーの上に白米を数粒のせて・・・

 

 「これ、例えると何?」

 

 「・・・・・」

 

 あー、もう昼メシいいや。

 

 「早く答えて!! コレ何に見える?」

 

 「お前の煩悩」

 

 ごちそうさまでした。










 【清掃】

 

 「うわ〜・・・埃が・・・」

 

 廊下に大量の埃を発見。

 で、現在清掃中。

 

 「あら〜、会長!!」

 

 「ん?」

 

 すると、向こうから青森がやってきた。

 

 「お掃除中ですか? 偉ぁい!!」

 

 「まぁ、校内美化も生徒会の仕事だからな」

 

 「そうですわね。では!!」

 

 で、去っていく青森。

 

 「え、青森、手伝ってくれないのか?」

 

 お前も生徒会だろ!!

 

 「え、だって、私が会長と二人きりで共同作業・・・ほうきで突きあって、変なうわさが・・・」

 

 「やっぱ帰って」

 

 白咲とキャラ被りしてます。










 【新歓】

 

 新入生歓迎会、略して新歓。

 各部活のパフォーマンスも終わり、いよいよ生徒会役員の紹介。

 

 「皆様初めまして、紅葉学園生徒会長の赤木正です!!」

 

 噛まずに言えた!!

 

 「会計、緑山総一郎、みんな、オカルト研究会に入部してね」

 

 ・・・は?

 

 「もし、入部しなかったら・・・君達を・・・呪い殺してやるぅ!!」

 

 『きゃ〜!!(新入生達)』

 

 「呪いを・・・チュパカブラが君達を喰い殺し、僕が呪いで・・・!!」

 

 『きゃ〜!!(新入生達)』

 

 「殺してやるぅ〜!!」

 

 今、オカルト研究会廃部決定しました。










 【除草作業 その1】

 

 「さてと、校門付近の草が凄い事になってるから、今から除草してるくか」

 

 「会長、女装って、ハ〇ヒコスですか?」

 

 「・・・・・」

 

 「それとも、ミ〇ですか? あ、衣装両方ともロッカーの中に・・・」

 

 「お前、生徒会の立場弁えてる?」










 【除草作業 その2】

 

 うわ、凄い草の量!!

 

 「うわ〜、校門の辺りすげぇぼうぼうだ」

 

 「そうね〜」

 

 白咲同行中。

 

 「大人ねぇ〜」

 

 ・・・は?

 

 「でも、今から子供になるのよねぇ〜」

 

 ・・・・・。

 

 「でもまぁ、大人でも自ら剃る・・・」

 

 こいつ、ガチでシバいたろか!?










 【会議】

 

 現在、生徒会室にて会議中。

 

 「最近、生徒の不要物の持ち込みが多発している。何か対策を練らなければならない」

 

 「はい、質問!!」

 

 「では青森」

 

 「ゴムは不要物かしら?」

 

 「・・・消しゴムの事か? それとも輪ゴム?」

 

 「下ゴム!!」

 

 「・・・お前、白咲化してきたな」

 

 「で、どうなんですの? 私と会長が放課後、校舎裏で使うゴムは・・・」

 

 「誤解を招く質問は止めましょう」

 

 つか、普通にアウト。










 【迷い猫】

 

 「ミー!!」

 

 「ん?」

 

 朝、学校の校門で生徒達に挨拶をしていたら、野良猫が一匹迷いこんだ。

 

 「ミー!!」

 

 「猫か・・・ここは学校だ、とりあえず学校外に・・・」

 

 「僕が出してきます」

 

 緑山君が立候補。

 

 「ああそう、じゃあ任せた」

 

 「フッフッフ、いい実験材料をゲットした(小声)」

 

 ・・・・・。

 

 「今日はオカルトとサイエンスの合同実験でも・・・(小声)」

 

 「・・・お前危ないキャラになってるぞ。あと猫返せ」

 

 「なっ・・・か、会長!!」

 

 「いいから返せ」

 

 こいつ、きっと生まれ変わったら養豚だな。

 

 「僕の実験ざ・・・いや普通の野良猫!!」

 

 ・・・・・。

 










 【アニソン】

 

 「フン、フン、フン、フン♪」

 

 わー、デブが鼻歌歌いながら跳ねてる。

 

 「フン、フン、フ・・・あ、会長!!」

 

 わー、最悪、こっち来やがったよ。

 

 「会長、最近出たばかりのけい〇んの曲、聞きます?」

 

 そう言ってイヤホンを差し出す黄池。

 

 「いや、いい」

 

 「本当に? いい曲なのに・・・」

 

 「やっぱり聞かせて」

 

 「あ〜、やっぱり会長もHTTに興味あるんだ!!」

 

 そう言ってイヤホンを差し出すデブ。

 

 俺は、イヤホンを受け取り・・・

 

 「不要物、没収な」

 

 「は!?」

 

 「あと音楽プレーヤーも出せ。あるのは分かっている」

 

 「会長ぉ〜!!」

 

 「出せ」










 【食あたり】

 

 「う〜、やはり、アレを食べたからか?」

 

 あ〜、お腹痛い。

 

 「大丈夫?」

 

 白咲は吐き気止めを差し出してきた。

 

 「あ、大丈夫。吐きはしないから」

 

 「え? 何を履かないの?」

 

 この人、強引にそっちへ持ってった。

 

 「いや、だから吐き気の方・・・」

 

 「まさかパンツ!?」

 

 もーやだこの人。

 

 「会長、ノーパン派の人なのね。あ、まさか今も・・・」

 

 「下ネタが何でもウケると思ったら大間違いだぞ」










 【お茶】

 

 ポロッ!!

 

 「あ、やべ」

 

 お茶のペットボトルのキャップ落とした。

 そのキャップがたまたま青森の椅子の下に。

 

 「あ〜悪い青森、キャップ取るから、そこ立ってどいてくれる?」

 

 「無理ですわ」

 

 「は?」

 

 ???

 

 「私女なので、立つ事は出来ません。立たせる事も無理ですわ」


 

 「・・・・・」

 

 あんたも本当下ネタ好きねぇ。

 

 「あ、でも上の二つなら立つ事が・・・」

 

 「やっぱキャップいいや」










 【オカルト】

 

 「あ、緑山」

 

 俺はたまたま、廊下で緑山とばったり。

 

 「ドッペルゲンガー」

 

 「は?」

 

 「僕は今日会長を二回見た。つまり今の会長は・・・」

 

 「お前、一回精神鑑定してもらえば?」










 










 今日も生徒会は元気に活動中!!

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― 新着の感想 ―
[良い点] キャラクターの性格 全体的にすらすら読める文章でした [一言] 凄く面白かったです。 呼んでいる間笑いこらえて腹筋がきつかったです(笑)
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