僕の部屋に入り浸る学園一の天使様
最新エピソード掲載日:2026/03/26
賞味期限切れのコンビニ弁当にやられて、丸一日寝込んでいた。
食欲もなく、冷蔵庫はほぼ空。ゼリー飲料一本でなんとか生きている状態で、夕方にチャイムが鳴った。
ドアスコープを覗くと、プリントを持った白河雪乃が立っていた。
学園一の天使様と呼ばれる、クラス委員の彼女が。
プリントを受け取ればそれで終わりのはずだった。
でも白河さんは、僕の部屋をまじまじと見て、小さく息をついて、言った。
「……入ってもいいですか」
気づけば掃除が始まっていた。
気づけばコンビニに買い物に行っていた。
気づけばお粥ができていた。
気づけば、同じ部屋で朝を迎えることになっていた。
——なぜ彼女はここまでするのか。
理由を聞けばよかった。でも、聞いてしまったら何かが終わる気がした。
だから僕は、何も聞かないまま目を閉じた。
同じ部屋に、白河さんがいる。
ただ、今夜だけは、一人じゃないと思う。
それだけで、十分だった。
これは、理由を探し続ける天使様と、その理由に気づかない僕の、すこし不思議な話。
※ハッピーエンド確定。甘々・溺愛成分多めです。
週3話火木土に一話ずつ更新予定
食欲もなく、冷蔵庫はほぼ空。ゼリー飲料一本でなんとか生きている状態で、夕方にチャイムが鳴った。
ドアスコープを覗くと、プリントを持った白河雪乃が立っていた。
学園一の天使様と呼ばれる、クラス委員の彼女が。
プリントを受け取ればそれで終わりのはずだった。
でも白河さんは、僕の部屋をまじまじと見て、小さく息をついて、言った。
「……入ってもいいですか」
気づけば掃除が始まっていた。
気づけばコンビニに買い物に行っていた。
気づけばお粥ができていた。
気づけば、同じ部屋で朝を迎えることになっていた。
——なぜ彼女はここまでするのか。
理由を聞けばよかった。でも、聞いてしまったら何かが終わる気がした。
だから僕は、何も聞かないまま目を閉じた。
同じ部屋に、白河さんがいる。
ただ、今夜だけは、一人じゃないと思う。
それだけで、十分だった。
これは、理由を探し続ける天使様と、その理由に気づかない僕の、すこし不思議な話。
※ハッピーエンド確定。甘々・溺愛成分多めです。
週3話火木土に一話ずつ更新予定