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転生インプ、異世界で最強魔物メーカーへの道  作者: エピファネス
第一章 魔物メーカー、ルナリアに立つ
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第56話 魔装錬金


「…素晴らしい……!セプティム君、君は、才能がある。短期間で、ここまで、魔界の魔法を、習得するとは……」



 店主は、感嘆の声を漏らした。



 俺は、照れくさそうに、笑った。



 数日間の特訓を経て、俺は、ようやく、魔界の魔法の基礎を、習得することができた。



 最初は、全く、うまくいかなかった。



 人間界の魔法とは、全く違う、魔力の流れに、戸惑い、魔力を制御することができなかった。



 しかし、店主の丁寧な指導と、仲間たちの励ましのおかげで、俺は、少しずつ、魔界の魔法を、理解し、使いこなせるようになっていった。



 今では、水の入った桶を凍らせるだけでなく、氷の刃を作り出したり、氷の壁を作り出したり、といった、応用的な魔法も、使えるようになった。



「特に、この氷の鳥は…見事じゃ。繊細な魔力操作と、芸術的なセンス…君には、魔法の才能だけでなく、他の才能も、秘めているようじゃな……」



 店主は、俺が作り出した氷の鳥を、しみじみと見つめながら言った。



「…他の才能……?」



 俺は、首を傾げた。



「…ああ。例えば、錬金術の才能は、ないかね?素材の特性を見抜き、加工し、新たなものを作り出す。その才能は、錬金術師としても、大いに役立つじゃろう……」



 錬金術……?



 俺は、ドキッとした。



 確かに、俺は、前世で、錬金術を研究していた。



 魔物と錬金術を融合させる禁断の研究に、没頭していたのだ。



 しかし、そのことは、誰にも、言っていないはず……。



「…えぇ、まぁ、少しだけ……」



 俺は、平静を装いながら、答えた。



「…ふむ、そうか……」



 店主は、意味深な笑みを浮かべた。



「…実はわしは、かつて、ある錬金術師と、親交があったんじゃ。彼は…魔物と錬金術を融合させる、『魔装錬金』という禁断の技術を、研究しておった……」



 魔装錬金……?



 それは、初めて聞く言葉だった。



「…魔装錬金とは……?」



 俺は、興味津々に、店主尋ねた。



「…魔装錬金とは、魔物を武器や防具、アクセサリーといった装備に変化させる、禁断の錬金術じゃ」



 店主は、説明を始めた。



「…魔物の魂を、特殊な方法で、物質に定着させることで、魔物の能力を、そのまま、装備に、宿らせることができる……」



 俺は、店主の言葉に、ワクワクした。



 魔物を…装備に……?



 そんなことが、できるのか……!?



 もし、それができれば……!



 ブルーの力を秘めた、鎧や盾、指輪を、作ることができるかもしれない……!



 スカイの俊敏性を高める、靴やマントを、作ることができるかもしれない……!



 ガマの収納能力を持つ、バッグやベルトを、作ることができるかもしれない……!



 想像は、無限に広がる。



「魔装錬金によって作られた装備は、魔物の能力を宿し、装備した者の力を、飛躍的に高めることができると言われている」



 店主は、目を輝かせながら、言った。



「…しかし、魔装錬金は、非常に高度な技術と特別な素材を必要とする。簡単に、習得できるものではない……」



 店主の言葉に、俺は、少し、不安になった。



 本当に、俺に、そんな高度な技術を、習得できるのだろうか……?



 もし、失敗したら……?



 ブルーや、スカイ、ガマを、危険な目に合わせてしまうかもしれない……。



「…セプティム、大丈夫だよ!きっと、セプティムなら、できる!」



 フィンが、俺の不安を察したように、笑顔で、励ましてくれた。



「…キュイ…!」



 スカイも、俺の肩に、羽根を乗せて、励ましてくれているようだ。



「…クゥ…クゥ…」



 ガマは、俺の足元にすり寄り、小さな体で、俺を、元気づけようとしてくれている。



 仲間たちの励ましに、俺は、勇気をもらった。



 そうだ……



 俺は、一人じゃない。



 仲間たちが、いる。



 だから……



 俺は、必ず、魔装錬金を、習得してみせる!



「…それでも、俺は……魔装錬金を、習得したいです!」



 俺は、力強く宣言した。



「よろしい、その意気じゃ、セプティム君!」



 店主は、満足そうに頷くと、部屋の奥へ消えていった。しばらくして、彼は、古びた宝箱を抱えて戻ってきた。宝箱は、革紐でしっかりと縛られており、かすかに魔力が感じられる。その古びた表面には、複雑な紋様が刻まれており、長い年月を感じさせる。



 店主が、宝箱をテーブルの上に置くと、重厚な音が、静かな部屋に響いた。



「…この宝箱の中には、魔装錬金に必要なレア度Cの素材が入っておる。これを、手に入れるのが、次の試練じゃ」



 店主は、宝箱を指差しながら、言った。



「この素材は、近くの『氷結の洞窟』に、生息する『アイスリザード』の心臓じゃ」



 氷結の洞窟、アイスリザード……。



 未知の場所、未知の魔物……。



 俺は、ワクワクする気持ちと、不安な気持ちが、入り混じるのを感じた。



「わしが、案内しよう。準備を整えて、出発するぞ」



 店主の言葉に、俺は、決意を新たにした。



 フィンも、目を輝かせている。



「面白そうだな!魔装錬金か。どんな装備が作れるんだろうな!?」



「キュイ!」



 スカイも、興味津々の様子で、宝箱を覗き込んでいる。



「…クゥン…」



 ブルーは、少し不安そうに、俺の足元にすり寄ってきた。



「…クゥ…クゥ…」



 ガマは、宝箱の匂いを嗅ぎ、何かを感じ取っているようだ。



 魔装錬金…そして、Bランク昇格試験……



 俺たちの、新たな挑戦が、始まる……!

数ある作品の中から今話も閲覧してくださり、ありがとうございました。


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