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転生インプ、異世界で最強魔物メーカーへの道  作者: エピファネス
第一章 魔物メーカー、ルナリアに立つ
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第42話 魔界の異変、不穏な影

「…なぁ、セプティム。Dランクになったんだし、そろそろ、新しい魔物を作ってみねぇか?」


 フィンが、目を輝かせながら言った。

 俺たちは、Dランク昇級試験に合格した後、ギルドの食堂で祝杯を挙げていた。

 テーブルの上には、豪快な肉料理と、ジョッキに入った泡立つエールが並んでいる。

 試験の疲れも、空腹と、喉の渇きで、すっかり、吹き飛んでしまった。


「…ああ、そうだな。そろそろ、新しい仲間を、増やしたいところだ」


 俺は、頷いた。俺は、ダンジョンサバイバル試験で手に入れた、残魂魂石レリックソウルストーンを使って、どんな魔物を創造しようか、考えていた。

 残魂魂石は、古代の精霊の魂が宿っていると言われる、非常に貴重なソウルストーンだ。

 この石を使えば、きっと強力で、個性的な魔物を、創造できるはずだ。


「…どんな魔物を作るんだ?今度は、もっと、強い魔物を、作ってくれよ」


 フィンは、期待に満ちた、目で、俺を見つめた。


「…んー、まだ、決めてないけど…残魂魂石を使うなら、精霊系の魔物が、いいかもしれないな」


 俺は答えた。精霊系の魔物は自然の力を操る、神秘的な存在だ。俺自身も、精霊系の魔物には強い興味を持っていた。


「…精霊系の魔物か…面白そうだな。どんな能力を、持ってるんだ?」


 フィンが、興味津々に、尋ねてきた。


「…精霊系の魔物は、種類によって、様々な能力を持っている。例えば、火の精霊なら、炎を操ることができるし、水の精霊なら、水を操ることができる。風の精霊なら、風を操ることができるし、土の精霊なら、土を操ることができる」


 俺は、前世で得た、魔物に関する知識を、フィンに、説明した。


「…へぇ…すごいな。じゃあお前は、どんな精霊系の魔物を作るんだ?」


 フィンが、目を輝かせながら尋ねてきた。


「…んー、まだ、決めてないんだ。まずは、残魂魂石と、相性の良い、素材を探さないと…」


 俺は答えた。魔物創造は、ソウルストーンと素材の組み合わせが重要だ。どんなに強力なソウルストーンを使っても、素材との相性が悪ければ、魔物創造は失敗してしまう。


「…そうか。じゃあ、素材探し、手伝ってやるよ」


 フィンが、言ってくれた。


「…ありがとう、フィン」


 俺はフィンに感謝した。その時だった。ギルドホールの大型モニターに、緊急速報が流れた。


「…緊急速報です。ただいま、魔界各地で、魔物の異常発生が確認されています。冒険者の皆様は、十分に、注意してください」


 アナウンサーの緊迫した声が、ホール内に響き渡る。モニターには、荒れ狂う魔物たちの姿が映し出されている。彼らは、人間や魔族の村を襲い、破壊と殺戮を繰り返している。


「…な、なんだ、これは…?」


 俺は、目を丸くしてモニターを見つめた。こんな大規模な魔物の異常発生は、今まで聞いたことがない。


「…一体、何が、起こっているんだ…?」


 フィンも不安そうに呟いた。

 ギルドホールは騒然となった。冒険者たちは、互いに顔を見合わせ、不安げに話し合っている。

 その時、ギルドマスターのヴェルザーが、ホールの中央に姿を現した。


「…静まれ!」


 ヴェルザーの低い声が、ホール内に響き渡る。冒険者たちは、ヴェルザーの言葉に静まり返った。


「…魔物の異常発生については、我々も調査を進めている。詳しいことはまだ、わからないが…これは、ただの自然現象ではない。何者かの、陰謀が働いている可能性が高い」


 ヴェルザーは、鋭い眼光でホール内を見渡しながら言った。彼の言葉に俺は、背筋がゾッとするのを感じた。何者かの陰謀…?一体、誰が、何のために…?


「…冒険者の皆様には、引き続き、警戒を強め、不審な動きがあれば、すぐに、ギルドに、報告するように、お願いする」


 ヴェルザーは、そう言うとホールを後にした。魔界に、不穏な影が忍び寄っている。俺は、そう感じずにはいられなかった。

数ある作品の中から今話も閲覧してくださり、ありがとうございました。


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