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転生インプ、異世界で最強魔物メーカーへの道  作者: エピファネス
第一章 魔物メーカー、ルナリアに立つ
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第26話 仲間との絆

「ブルー、スカイ、援護を頼む!」


 俺は、ブルーとスカイに指示を出した。


「ぷるぷる!」


 ブルーは、フィンの足元へ駆け寄り、巨大化して、リトルボアの突進を阻もうとする。


「キュイッ!」


 スカイは、上空から、リトルボアに向かって、鋭い風刃を放つ。


 風刃は、リトルボアの分厚い毛皮を切り裂き、鮮血が飛び散る。


「グオオオッ…!」


 リトルボアは、怒り狂って、スカイに襲いかかろうとするが、フィンの剣が、リトルボアの鼻先を捉える。


「逃がすか!」


 フィンは、渾身の力を込めて、剣を振り下ろす。


 しかし、リトルボアは、フィンの攻撃をかわし、鋭い牙で、フィンの腕をかすめた。


「くっ…!」


 フィンは、腕を押さえながら、後退する。


「フィン!」


 俺は、フィンの怪我を心配するが、今は、そんなことを言っている場合ではない。


 魔物創造は、魔法陣の構築や、魔力の集中が必要で、 この激しい戦闘の最中に、行うのは難しい。


「くそっ…このままじゃ、フィンが危ない…!」


 俺は、焦りながらも、冷静に状況を判断する。


 今、俺にできることは…。


 俺は、前世で学んだ、火球魔法の知識を思い出す。


 インプの魔力では、強力な火球は放てない。


 だが、小さな火の玉くらいなら…。


 俺は、集中力を高め、指先から、小さな火の玉を、リトルボアに向かって放つ。


「くらえ!」


 火の玉は、リトルボアの顔面に命中し、小さな爆発を起こす。


「グオッ!?」


 リトルボアは、一瞬、怯んだ。


「今だ、フィン!」


 俺は、叫んだ。


 フィンは、その隙を逃さず、リトルボアの脇腹に、剣を深々と突き刺した。


「グオオオッ…!」


 リトルボアは、悲鳴を上げ、地面に崩れ落ちた。


「よし…やったか…?」


 フィンは、息を切らしながら、言った。


 しかし、次の瞬間、リトルボアは、最後の力を振り絞って、立ち上がった。


 そして、フィンの足元へ、突進してきた。


「フィン、危ない!」


 俺は、叫んだ。


 だが、フィンの体は、既に、限界だった。


 リトルボアの突進を、かわすことができない。


 その時だった。


「ぷるるるるっ…!」


 ブルーが、リトルボアの顔面に、体当たりした。


 ブルーの体から分泌される溶解液が、リトルボアの顔面を溶かし始める。


「グギャアアアッ…!」


 リトルボアは、苦痛に悶えながら、地面に倒れ込んだ。


 そして、二度と、立ち上がることはなかった。


「…やった…勝った…!」


 フィンは、息を切らしながら、剣を鞘に収めた。


 俺たちは、疲労困憊だったが、達成感で、胸がいっぱいだった。


 初めてのクエストは、成功だ。


 俺たちは、冒険者として、第一歩を踏み出したのだ。


「よし、じゃあ、こいつをギルドに持って帰ろうぜ」


 フィンは、倒れたリトルボアを肩に担ぎ上げると、笑顔で言った。


「解体してもらえば、ソウルストーンが手に入る。運が良ければ、小サイズかもしれねぇぞ!」


「…へぇ…ソウルストーンって、こうして手に入れるんだな…」


 俺は、フィンの言葉に、改めて、魔物メーカーとしての責任を感じた。


 このリトルボアの命と引き換えに、新たな魔物が生まれる。


 どんな魔物を創造しようか…?


 最強の魔物メーカーへの道は、まだまだ始まったばかりだ。


 だが、俺は、ブルーとスカイ、そして、フィンと共に、  一歩ずつ、着実に、その道を進んでいく。


 ルナリアでの冒険は、  俺に、たくさんの驚きと、感動を与えてくれるだろう。


 俺は、そう確信していた。

数ある作品の中から今話も閲覧してくださり、ありがとうございました。


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執筆のモチベーションが大いに高まります!



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