69話:猫カフェ発見!
約二ヶ月ぶりの更新です。
ですからみなさんに一言言わせてください。
本当に更新遅れてすんませんした―――――ッ!(土下座)
公園を後にした樹と真白の二人は街中へと行き散策していた。
「どうしようか。まだ時間があるし、どこかゆっくりできる場所でも探す?」
「はいっ、そうしましょう」
樹の言葉に真白は悩む素振りを見せることなく笑顔でそう答えた。
しばらく歩いていると、とあるカフェの看板を見つけた。
その看板には『猫カフェCat』と可愛らしい字で書かれていた。
二人して店内を覗いてみると、窓際で猫が日向ぼっこをしているではないか!
樹が隣にいる真白をみると、目をキラキラと輝かせて「かわいい……」と呟いていた。
(真白も十分過ぎるくらい可愛いだろ……)
だが口には出さない。
だって真白が恥ずかしがって顔を赤くするからだ。
正直顔を赤くする真白を見てみたい気持ちもあるが……
樹は未だにキラキラと目を輝かせる真白に入ってみるか聞いてみることに。
「真白、中に入るか?」
「えっ! い、いいんですか!?」
樹の言葉で増々瞳の輝きが増す。
「元々ゆっくりできる場所を探していたしな」
「ありがとうございます!」
二人は店の扉を開けて入店した。
すると店員の声と一緒に猫の「にゃ~」という可愛らしい鳴き声が聞こえてくる。
二人は席に着き樹が珈琲を、真白が紅茶を注文した。
「畏まりました。しばらくお待ちください。それと当店のご利用は初めてでしょうか?」
「はい」
「そうです」
「では説明させていただきます」
こうして店員の説明が始まった。
飲み物やケーキといったお菓子などを注文すると、一緒に猫のおやつが渡されるそうだ。
他にも別で猫のおやつを注文できたりもする。
あとは猫が寄ってくるのであげればいいらしい。
値段もそこそこなのでこのカフェは良いかもしれない。
注文の品を待っていると、真白の膝へと一匹の白い猫が来て座り顔を見つめている。
(こいつら餌が来ると分かって、なのか? それとも真白に魅力を感じたのか!?)
そう思っていたら樹の下に黒い猫が膝に座り同じく顔を見つめてくる。
そして――
「「にゃ~~」」
「「~~~~ッ!?」」
二人は猫が出す甘い鳴き声に思わずドキッとしてしまい、自然と手が猫の頭へと伸びて撫でていた。
気持ちよさそうに喉を鳴らす猫に、思わず頬が緩んでしまう二人。
「これは……」
「癒されますね……」
いつまでも撫でていられる心地よさである。
しばらくして注文していた飲み物がテーブルに並べられる。
「ではこちらがおやつです」
「ありがとうございます」
「では楽しんでください」
そう言って店員が去ってすぐ、猫がおやつをみて集まりだしてきた。
ものの数分で猫に囲まれてしまった。
なぜか真白の方が多いが……
「も、もふもふです……」
だらしなく頬が緩んでいる真白。
こんな真白は見たこともない。どうやら真白は猫が好きなようである。
「そうだな」
猫に顔を埋め、幸せそうにする真白を見て微笑みながらそう告げた。
……
…………
………………
まったりほのぼのとしたこの空間が心地よく、気が付けば時計の針が午後16時を回っていた。
「真白、時計を見ろ……」
焦った声を出す樹。
「時計ですか?」
樹に言われた通りに時計を確認し――バッと樹の方を見た。
「も、もうこんな時間ですか……」
「俺もいままで気が付かなかった。猫、おそるべし……」
「ですね。反則です……」
「そろそろ暗くなるし早めに帰ろうか」
「ですね。名残惜しいですが……」
「それは同感だ。持ち帰りたいくらいだ」
「ほんとですよ」
そう言って互いに幸せそうに笑いながら会計を済ませた二人は名残惜しそうに、スヤスヤと気持ちよさそうに寝る猫を見ながら店を後にするのであった。
次の更新が不明なのが申し訳ねぇ……
この続き何も考えてないんですよね☆彡
……すまん。
必ず書くから待っててくれ!!




