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春夏秋冬

作者: 倖輝

ある春の日1人の小さな男の子が産まれた

 その男の子の名前は両親が子供が生まれる前から決めていたと言う希望と名付けられた。

理由としては大いなる希望をもって生きてほしいという意味からだった。そんなある日希望が1歳になった時周りの子が少しずつ歩き始めたり話始めたりするので、そろそろかなと思っていましたが、一向に希望は歩いたり、話すそぶりがなく

一人で黙々とつみきなどやっており雪子は夫に内の子毎日一人で積み木したりしてるの大丈夫かしら?という会話をしており旦那の翔は一回病院に連れていってみようか?と言い次の日に連れていったのですが、病院ではよくあることです。と言われただけで両親は納得せざる得ませんでした。家に帰ると希望はいつも通り積み木をし母は悩んでいましたが突然

希望がか細い声で雪子、翔…と言いびっくりして、急いで病院のあと仕事に戻った翔に電話をすると翔も電話の向こうでえ?普通パパ、ママじゃないの?と驚きつつ不思議に思っていました。

その日急いで帰るとまた、新たに母方の叔母の名前を言い始めまたこれも両親が呼んでる呼び方だと思いだし翔はもしかして、俺らが周りで呼んでる呼び方とか言うのかな?

雪子はまた私たちが生活で話してる言葉を覚えるんだね二人は周りの子供より覚えが凄まじいことをその時薄々気づいていました。

それから希望が小学校に上がったある日の夏

学校では夏休みの宿題として、作文、自由研究

が出され、作文では普通の小学生なら児童文庫から何気なく選ぶものだが、希望が選んだ本は

中学生くらいが選ぶ本を題材に書き進め

中学生でも読み終わるのに2日~5日かかる本というのに希望は1日で読み終わり翌日の朝から取りかかりその日の午前中に終わらせました。

すると希望はお母さんこの本内容は面白いけど、文の書き方とかがあんまり面白くないね…

と言うと雪子はそうなんだね、と言いつつも

自分読んだことないなど無かった。

その日希望はすぐに図書館に行きまた新しい本を借りてきてはすぐに読み進めすぐに感想文を書き

の繰り返しをして、ようやく、10冊目の感想文で満足し希望はこの本内容、話の進め方も勉強になる!と言い決め二つ目の課題でもある自由研究でも難しいことやるのかな?と思って雪子は見ていると自由研究では普通の小学生がやるような塩の結晶を取り出す実験をし1日で終わらせました。

希望は宿題全部終わっちゃったんだけど、なにすればいいかな?と雪子に聞くと雪子はうーん洗濯物畳むの手伝ってくれるかな?と聞くとすぐに

希望はうん!と笑みを浮かべて返事をしました。全て畳終わると希望はもう一回図書館に行ってくる!といい出かけ、2時間くらいで帰ってくると今度はなにも借りてこずなにやら、黙々とノートになにかを書き始め何を書いているのかと、雪子は聞くと、希望はお母さんには関係ないよと言うお母さんは終わったら教えてといい

その場からいなくなりました。それから月日はたち母は希望そろそろ夏休みの終わるよと言うと

希望は夏休みすくないよね?と言い雪子は

そうだね、あっという間だよね!と言い

その時は希望は誰とも遊ばずなにをしてたのだろう?と心の中で思いいつつ本人は言わずにいました。ある日希望の部屋を掃除しているのなにやら

ノートを見つけ中を見てみるとそこには読んだ本の感想、意見などが書かれており内容はとても6年生が書いたとは思えないものでした。

母は帰ってきた希望に将来はなにになりたいの?

と聞くと希望は躊躇わずに本を書く人になりたい!と言うと雪子はなれるといいね!と言い

それからも本を読んではノートに書きを続け

あるとき全国感想文コンクールで賞を取り

希望、両親は大いに喜びましたが希望は満足はしておらず本を読むのは日課になり希望も大きくなり中学に上がるクラスでは成績が毎年トップクラスになり高校はそこの地区で一番頭の良い高校に進学をし成績も安定していたのですが…中学、高校ともに友達は少ないことを希望自ら知り

中学では居て5~6人高校は中学から同じ友達でした。両親は少し心配になり希望になんで、いつも同じ友達とばっかり遊んでるの?違う子とも遊んだら?と言うと希望は友達は少ない方がいいよ将来多くても邪魔になるだけだし多いともし遊ぶときに今の友達と遊べなくなるからと言い

雪子はそうなんだね…と少し悲しげに答えました

それから大学に上がり同じ友達と遊ぶのかと思っていると一人だけ新しい友達が増えそれだけでなくその友達は異性の方で仲のいい友達でさえも入れなことのない自分の部屋に招待をして、

両親は彼女さんかな?と二人で話していました。

それもそのはず二人の推理は間違えていなかった。なぜ分かったかというと、希望、本人から言ってきたのである二人の共通点本であった。

大学で希望と話しており意気投合したらしい

それから3年半付き合ってある秋の事だった

二人はそろそろ就職があり二人は会える時間も少なくなり、希望の方から別れを告げたが1つの

条件付きの別れでもあった。その条件とはお互いが就活に合格をし仕事が順調になったらまた付き合おうというものだったのであるそれならと

彼女の美愉も納得をし、希望は念願でもあった

小説家に美愉はその才能から有名な戸田編集会社に就職が決まりそれから3年経ったある日美愉

が有名な小説家担当を任されその小説家は世間にもあまり露出をせず世間の人が知ってるのは名前だけであるがただ才能だけはすごく美愉自身もその本は好きで新刊が出るとすぐに買うのは当たり前だった。その小説家は直樹と言う名前だった

美愉はウキウキしながら小説家の家を訪ねインターホンを鳴らすと美愉より少し若いくらいの男性の声が聞こえ美愉は[本日から直樹先生の担当になりました。美愉と申します]と言うと玄関の鍵が開き心の中で今の人が直樹先生なのかな?と勝手に想像をして中に入るとインターホン越しに聞こえた声の主が美愉の前に現れると先生はただいまトイレに行っておりますので、こちらでお待ちくださいと案内された部屋は本がきれいに並んでおり男性はお時間かかりそうであれば是非読んでみて下さいと言われたので美愉は[はい]と答え見ていると懐かしい本が何冊もありそれは過去に付き合っていた希望の本棚にもあるやつもあり自分の書いた本も並べられていた。美愉はやっぱり本好きの人は好きなんだなと思っていると後ろから先程の男性が現れ一言こう呟きその本先生が昔から好きな本で自分もよく読ませていただいております  トイレの方から足音が聞こえるとすぐに

男性はお疲れ様です。美愉はやっと会える

思った矢先目の前に現れたのは以前付き合っていた希望だった…お互い言葉には発しなかったものの心の中であ…と言い最初は初対面のフリをして、美愉は戸田編集者から参りました。佐々木美愉と申します。

といい希望はペンネームでもある直樹です。

と軽く挨拶をするやいなや手に持ってる原稿用紙が入った袋を

美愉に渡し直樹は男性にちょっとお菓子を買ってきてくれないかな?

となのみ男性は元気よくはいと答え買い物に出かけ

部屋には二人きりになり美愉はすぐさま直樹ではななく本名の

希望!と呼びなんでペンネームでやってるの?本名でやらないの?

と聞くと希望は軽く自分の好きな小説家の名前でやりたかったんだよ

それにここに美愉がいずれ来ることはわかってたんだよそれに来たときはきっと自分の小説も評価されているころだし来たら必ず言おうと決めていたこともあるからねと言うと美愉はなにを言うのかは半信半疑でわかってはいたけれど、どっちか分からなかったため軽くなに?

と答えると希望はあのときの約束通りもう一度付き合ってください!

と言うと美愉もすぐにはい!と答えそれから美愉は希望が書いてる

本の事に対しての感想など、買い物に行っていた男性が帰ってきても

話続け気づいたら4時間も滞在してしまった…すると最後に希望は

直樹として、これからもよろしくお願いします。言い残し自分の部屋に戻り美愉もはい!答えその日原稿用紙を会社に持って帰り上司には今日あったこと全てを話したところ上司はこれからどうする?

仕事は続けるのか?それともやめるのか?と言うと美愉は仕事もプライベートも両立させます。と断言をして、上司も了承した

それからも前まで通り直樹の専属として、働き美愉は前住んで居た家ではなく、正式に希望と二人で住むようになったある冬のこと美愉は仕事が終わり家に着くと希望がいきなり書斎からなにやら小さな箱をもって来て、美愉に一言結婚しませんか?と言う正式なプロポーズがあり希望はすぐ涙ぐみながらはい!と答え翌年結婚式をあげ

それと同時に二人には何とも嬉しい報告があり美愉は新たな命を授けその子の名前は二人で悩みに悩んで、守ると名付けられ意味は何事にも守れる男の子になってほしいからというものだった

                            了

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