第五話「初のお友達」
投稿死ぬほど遅れましたごめんなさい。
最近とても忙しかったので。言い訳はそこら辺にして、少しずつ一話一話の内容を濃く出来るように努力するのが今年の目標ですね
今日の放課後__。行きなりの万希人からの遊びの誘いがあり、正直僕は大分焦っていた。かなり恥ずかしい話なのだが、どうしたらいいかよくわからない。一応、家族の妹の優結に連絡をしておこう。
[優結、明日から二日くらい友人が泊まることになったから、悪いけど食材など多めに買っておいてくれないか?]
送信。数分後に返信が来た。
[なに笑、何かの冗談ですか?あのお兄ちゃんが友達とお泊まり?]
さすがに偏見は、訂正しておかなければならないな。七割は事実だとしても。
[本当だよ。いい人だから大丈夫。買い出しよろしく。部活してくるから今日少し遅れる。]
妹に事情を説明したからあとは任せられる。いい妹を持ったものだな、我ながら。
若干遅れ気味の僕は急いで文芸部の部室へと向かう。
「失礼しm____」
「遅いぞ輝城くん」
入ったすぐに厳しい叱咤が飛んでくる。飛ばしたのは部長である山峠 鈴音だった。一年の頃から挨拶が小さいなどずっと怒られてきているのでもう慣れている。
「すいません。少し呼び出しがありました。」
軽く事情説明して自分の部活の仕事を行う。文芸部の主な活動は、高校生たちがあんまり本を読まなくなっていかないようにするための活動をしている。具体的には、文芸部が本を読んで観点別に評価していきそれで今の流行に乗ったほんを紹介していく。あと、新しく納入されていく本の紹介など、新学期が一番忙しい。この学校で一番部活の予算配分が高い。なので顧問の先生がちょこっと茶菓子を買ってくることがたまにある。何か抜けている顧問の先生だがしっかりしているときはしている。今日は二冊の本のレポートを書いて提出しなければいけない。妹に迷惑掛けるかもと確信しながら、僕は作業に取り掛かった。
*****
「ただいまー...ふあぁ...」
家に帰ってきたのは9時くらいだ。いつもは7時ごろに帰れるのに二時間も待たしてしまった。珍しく妹が玄関に来なかった。とりあえず居間に向かうと料理は出来ていてラップが掛けてあった。妹は大量の買い物を片付け終わったあと、眠ってしまったようだ。妹に労い(ねぎらい)の気持ちも込めて毛布をかけてあげた。
*****
次の日、
「ヤバい!どうしよ寝てしまってたあぁぁぁぁぁ!!!」
妹の叫び声が朝早くから響き渡った。僕はビックリして飛び起きてしまい。血圧がぐーんと下がってしまった。妹の方は声が少しの間出なかった。
少しして万希人が家に訪ねてきた。
「こんにちは。お邪魔しまーす。」
相変わらず爽やかな笑顔を浮かべて、万希人が入ってくる。
「お邪魔しまーす。」
「はーい..?」
あれ、もう一人呼んだっけ?。そう思いながら回想していると________。
「水入雪だよ。私も参加するけど良いよね?」
僕は、流石に止めときたかったので、
「それはちょっとむr___」
「どうぞどうぞ。お兄ちゃんの友達が来てくれるのは大歓迎です!」
勝手に妹がそう言うがそこで何も言わずに頷いてしまうのも兄貴の弱みだろうな。そう考えているとなにかピキューンと嫌な予感が走った。多分気のせいだと思う。
一番良かったことは、一軒家だけど二人しかすんでないから十分に広いということだ。本が読みたいと言う二人を僕の部屋に案内した。
僕の部屋はベット、本棚、机、テレビという地味な部屋だが広く使える点は一番拘っていた。
「こんなに本があるんだー」
一番驚いていたのは雪だった。どうやら彼女はそんなに本を読まないのかもしれない。それに対して万希人は
「小説が多いね。マンガはそんなに好きじゃないの?」
慣れている感じだ。僕はマンガは暇潰しにならないから読まないけど、ちゃんと返答するべきだと思う。
「時間を多く潰せるし想像出来るから小説は好きかな。マンガは絵があるから少し読みにくいかも。」
「そういう考え方もあるね。俺はマンガかな。理由は絵によって人の感情が籠っているのがいいと思うんだ。」
なかなか万希人も本好きであることが分かり、少し話しやすいかも知れない。そうこうしているうちに夕飯時になった。優結が、
「晩ごはん作るけどちょっと手伝っていただけるとありがたいです。」
珍しく妹が敬語を使う。二人は快く引き受けてくれた。
...ピーーーンポーーーン...
嫌な予感がまた走る。本当に当たってしまったのかもしれない。
玄関に向かいドアを開けると
「遊びに来たよー。結希」
そこにいたのは________
マンネリ化しないように努力します笑