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推理 サスペンス

結婚して半年。


毎日が幸せだった。


結婚と同時に夫が買ってくれたマンション。

4LDK100㎡最上階の12階で景色も抜群に良かった。


「ただいま~。」


めずらしい。

いつもはもう帰宅してるはずなのに。


耀あきら~?いないの~?」


優奈ゆうなは買ってきた夕食の食材を冷蔵庫に入れながら夫の名前を呼んだ。





21時になっても22時になっても耀は帰って来なかった。


結婚して初めての夜遊びか~!

いつも18時には仕事から帰ってくる耀を、少しうっとおしいなんて贅沢な悩みを感じていた優奈は少し嬉しかった。


0時をまわっても耀は帰って来なかった。

何度か携帯に掛けて留守電もいれたが、折り返しは無かった。

さすがに心配になってきた優奈は、何度か携帯に着信を残した。


おかしい。


仕事にしろ、飲み会にしろ、電話の一本もメールのひとつもないのは今までの耀の行動からは考えられなかった。


会社にかけてみたが、当然のように留守電だった。


当たり前か。こんな時間に人がいるわけない。

優奈は耀の仕事仲間に連絡しようとして、誰一人プライベートな連絡先を知らない事に気が付いた。

友人と呼べる人を耀の口から聞いたことは無かった。


「耀…。」


優奈はなんとも言えない孤独を感じた。


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