第5話 ピンチ!?×魔眼
~バトルクライシス2回戦目~
「水の精よここに、水波!!」
ライラは5つの魔法陣から水属性のFランク魔法を放つ。
えっ?なぜそんな弱い魔法かって??
それはね、、、。
1回戦で魔力つかいすぎたあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
ライラの魔法は相手の防御呪文によって防がれる。ライラは現在ミラの後方支援と相手の技を見切りそれをミラに伝える役割をしている。というか、それしかできない。今の現魔力ではおそらくA級魔法で残量スッカラカンだろう。
2回戦の相手は同じ光聖共和国の[カルボス]だ、選手の名前はレイとトールだ。魔法は普段BランクここぞというときにAランク魔法という感じだ。たしかに強いがミラ一人でもなんとかなろうレベルだろう。
相手が魔本を【換装】する。
あの魔本には見覚えがあるな、、、たしか。
「ミラ!水のAランク魔法だ!!雷のBランク魔法を放て!属性の優劣を使うんだ!」
ミラは迷わず魔本を【換装】する、ミラはライラの言葉を信じている、それが間違えだとか考えない、黙ってライラのそれに従う。それだけライラを信じている。
たったすこしの期間だが、ライラとミラの絆はそこまで深いものとなっていた。
ミラは相手が放つより早く構造式を組み立てるとすぐに魔法を発動する。
「求めるは天より授かりし力、雷槌!!」
それとほぼ同時に相手のうち、トールが魔法を唱える。
「我、戦より選ばれし、流竜馬!!」
トールの放った魔法は水龍の形をして襲いかかってくる。そうすると空に雷雲が突如現れた、ミラの魔法だ。めずらしくも、【雷槌】は落雷型魔法である。水龍がミラの数メートル先まで迫る。
その時空が光る。光の如く素早いスピードで落雷が水龍をぶち破り大爆発が起こる、水龍は水しぶきを上げながらはじけ飛んだ。
「いまだミラ!!Aランク魔法でとどめだ!!」
ライラは隙を見逃さなかった、大爆発と最大魔法が打ち破られ戸惑った一瞬を。
「我、戦神となりてそれを示さん、閃雷砲撃!!」
槍状の雷魔法は空気を切り裂くように相手へと飛んでいく。この魔法は【雷帝華砲撃】の一段階前の魔法である。威力はすこし劣るものの、スピードはほぼ変わらないスピードを持っている。
そしてそれは相手に反撃の暇を与えることなく相手へとたどり着く。
ドーン!!、、、直撃。
レイとトールは激しく宙を舞い散った。
それとともに、観客席からは多くの歓声が舞い起こった。
第2回戦 ライラ&ミラ 勝利
~休憩室~
「うわぁ~疲れた!ミラお疲れ!!」
ここはバトルクライシスの施設の休憩室、1チームに一部屋支給されている。とてもきれいな部屋で、そして広い。壁は木の素材がそのまま活かされた茶色に、テーブルやイスもそれに合わせた色をしている。それに冷蔵庫やテレビ、なんでもそろっている感じだ。
ミラはイスに腰を下ろす。
「お疲れライラ、あぁ~2回戦目疲れたな~どっかの誰かさんが魔力つかいすぎるから。」
ライラもミラの前のイスへ座る。
「ごめんごめん、悪かったよ。ありがとなミラ。」
二人はそのあともしばらく試合の口論をつづけた、いや、反省かな。
すると、やはり疲れていたのであろう。ミラは「おやすみ」とつぶやくとすぐにお休みタイムにはいってしまった。
あぁ~俺も寝ようかな??
明日までに魔力はどれくらい回復するだろうか?
せめてSランク魔法2発分はほしい。
えっ??なぜ明日かって?えーっとね、バトルクライシスは2回戦まで勝つと3回戦以降は次の日のいやることになっているんだ。お偉いさん達は魔力の尽きた戦いより、より激しい戦いを望んでいるからね。
だが明日はいきなり優勝候補があいてなんだよな、たしか暗国覇王帝国の所領[クロノス]だったかな?この所領自体はランクは低い、だがあそこの軍の隊長がやばいらしい。なんでも伝説の魔眼後継者だとか、、、。
魔眼はこの世に3種類存在する。【殲滅眼】・【複写眼】・【強魔眼】の3つだ。どれも化け物じみた力を持つといわれる物ばかり、たとえば【殲滅眼】は相手の打った魔法をすべて無効化にできるという。じゃあどうやったら勝てるのだろう??やっぱり一度戦ってみるしかないようだ。
うぅ、そろそろ寝ようかな。瞼が落ちてきた、、、。
明日がんばろうな、、、ミラ。
すると、ライラは深い眠りについた。
広く静かな部屋では、電子機器の電子音がむなしく響き渡っていた。
第5話 完




