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05 他愛もない雑談

※チャットの場面では、ユ が白川柚葵で、ゆ がゆうやです。

家に帰って、スマホを開いた。


いつも通り、デイリー任務を達成してコインを貰う。


メールを見ると、「ゆうや」さんからフレンド承認の連絡がきていた。


少し、心がほっとする。



拒否の連絡が来ると、嫌われているのではと心がざわついてしまう。


知らない人から、嫌われたところで何の関係もないのに、それでも怖くなってしまう。



「ゆうや」さんのチャットをタップする。


ユ 「よろしく」


ゆ 「よろしく」


そっけなく帰ってきた返事に、少し心が和んだ。


ユ 「何歳なの?」


ゆ 「15歳」


ユ 「私も中3,15歳」


ゆ 「そうなんだ」


明かしてもそれほど影響のない個人情報を無機質に打ち込んでいく。


ユ 「ゲーム好きなの?」


ゆ 「まあ、好きだよ」


ユ 「レベル高いけど、いつからやってるの?」


ゆ 「一昨年の冬から」


なんだか、淡々と答える感じで責務感が怖い。


ユ 「じゃあ、私始めたばかりだから、分からないことがあった時聞いてもいい?」


相手に教えを乞う形で言うと、好感を持たれやすい。


一つ下の副会長の子とも、そうやって話すようになったことを覚えている。


ゆ 「いいよ」


ユ 「ありがとう」


ユ 「またね」


玄関から音がして咄嗟にスタンプを押した。

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