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私の人生 エンド集  作者: 金之助
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栄光

『素晴らしい。今までのわが人生の苦しみは報われた!』


私は大学では奨学金を獲得した。


それによってドイツ語の家庭教師を雇い、ドイツ語技能試験でも優良な結果を収めることとなる。大学の交換留学制度を用いて、ドイツに一年間の語学留学。


これは、ドイツのエリート大学、ハイデルベルク大学に入学するための布石だった。


その後、ハイデルベルク大学に入学し、哲学の学士号を取得。


その後、いったん日本に帰国し、京都大学のMBAを獲得する。次いで数学の学士号を取得する。


その後、ゲッティンゲン大学で哲学の修士号を取得、フンボルト大学で数学の修士号を取得し、最後にはハイデルベルク大学で教育学学士、数学博士、哲学博士を取得する。


その後数年間は教授資格の勉強に励み、50歳にして二つの学問をよく収めたドイツ大学教授が誕生した。


私の生まれてより20年は絶えざる苦痛で、自殺未遂も何度かあったが今や救われた。40歳のドイツ人女性と結婚し、孤児院から一人の白人の子供を引き取り、学者にするべく育てている。


私の人生はやっと幸福になったのだ。私が何十年もよく学べたのは質の高い教育にもかかわらずドイツの学費が無料であり、私の苦労を理解してくれる多くの人々の援助があったためだ。


ああ、なんという幸福!わが人生万歳!ドイツ万歳!Got sei dank!

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