第3ピリオド:Field Goal
最近、暑すぎていろいろな事に力が入りません。
が続きを投稿するために冷房がガンガン効いた部屋で執筆していたらこの前熱が37度を超え風邪をひいた(笑
という訳で3話投下しますよ。
4時10分。月野中、外バスケコートに4人集まっている。
みんな動きやすいシャツ、ジーパンや短パンの格好をして来ている。
体育館で使うボールは海が持ってきているが、もちろん室内専用ボールを屋外で使うわけにもいかないので外用ボールは優と椎が持ってきている。
ちなみに全員体育館用はもっているのだが、話し合いで海が持ってくることになったのだ。
このコートにはフリースローラインや3ポイントラインなど、コートラインが引かれているためにけっこう使いやすく珍しいのだ。
優のボールはゴムグリップに沿って黄色いラインがあるタイプ。
椎ボールは学校にもあるタイプ。
4人が各自でアップを始める。
「春なのにアチーな。そこら辺に自販機あったっけなぁ?」「なーいと思うよ。私は今日は学校で買ったスポドリ持ってきたよー。よかったら飲む〜?」「スポドリとか甘いのダメなんでぃ、悪いな。」
「私のお茶あげよっか?」「お、遥サンキュウ。」
3人が談笑しながら準備運動をしている傍ら、海はすでにシューティングしていた。
「早く。始めるか。」
放課後のチーム組みは完全ジャンケン制となっている。
つまり、センターとセンターが組むということもある。
「椎ちゃん、よろしくっ。」「パス出すっから決めろよ。」「うん。」
「相手の、シュートは全部、ブロックしにいこう。」「椎に抜かれないようにするよ。」
海&遥のチームからオフェンス開始。
遥が始めにボールを運ぶ。
マークマンは優。遥より海の方が若干だが背が高いので、椎に海をマークさせようという考えだった。
海が中でポジションをとろうとして中に入る。
だが椎は中に入ってくるパスをカットしようと海に前をとらせない。
なかなか前がとれない海は一旦椎をふりきり外へ出てくる。
遥はそれに合わせオーバーヘッドパスをだした。
海は空中でエアーキャッチしそのまま身長に見合わないスピードでドライブしていく。椎がゴール近くでドライブコースへ入った。
「俺を抜くのは百年早いな。」
「どうかな、」
椎を背にするような体勢でぐいぐい椎を押し込み始めた。
ゴールの真下までくる。そのままバックシュートを打っていく。
「バックだと?外れろぅ。」
バックシュートは、体勢が悪いとかなり入らない、しかもある程度のスピードがないとリング手前で弾かれるとこがあるのだが。
そのボールはきれいな放物線を描きボードに当たらず入った。
海って手が長いのね。0―2。
「椎ちゃん、ドンマイだよ〜。」「いままであんなシュート打ってないのに。くそ。」
優が椎にスローインパスをだそうとするが海がついてくる。
椎が振り切ろうとするが手を前に出されてしまうのでパスを通すことができない。
「優っ、フロントコートへ投げて!!」「えっ、うん!」
優がなるべく遠くにショルダーパスを投げる。椎がボールめがけて走り出す。
「ははっ、海、追いついてこいよ。」
海より椎の方がスピードがあるのだから、たぶん追いつかれることはないと思う。
「速攻ー!」「うい。」
ボールをキャッチしそのままレイアップへ―――――しかし、
「入れさせないぞ。」
横から遥が飛び出してきた。
「うわわー!!」
スピードを堪え切れずそのまま、コースへ入った遥へとぶつかった。
「ぐはぁ、うぐ。」「痛ったー!!!」「大丈夫!?」「う、まぁなんとか。」
怪我はしてないようだった。海がホッと胸をなで下ろした。
「今のはどっちのファール、リーダー?」「海、どう?」
海が今のはどちらのファールか迷っている。
基本的に相手のドライブコースの正面に構えていればオフェンスチャージング、少しでもずれていればディフェンスのファールとなる。
海は、椎が跳ぶ前にハルが正面へたった、なら「椎のチャージング、かな。」と判断した。
「そっかぁ、惜しかったな俺。」「危なかったよーぅ。」
海&遥からゲーム再開。海がボールを運んでいく。
椎がカットしようと飛び出していく。海が左へカットイン、椎がコースへ入ろうとするのを確認した後、右ロールで抜き去った。
海はゴールしただけでなく1対1スキルも持ち合わせている。
「優、カバー頼む。」「おっけー。」
海のコースへ入ったが、フリーとなった遥にパスが渡った。
「よし。」
遥のゴール下が決まる。0―4。
「まっずいよぅ、どーする?」「とにかく抜かせなきゃいいんだよ。ゴール下でジャンプしてブロック、リバウンドすりゃ。」「なっるほど!」
優のスローイン、そして優に戻る。センターラインで椎にパスが渡る。
「行っちゃえ!」「うしゃ!!」
ゴールの手前までドリブルし、ジャンプショットする。
椎は高さで足りない分を持ち前のジャンプ力でカバーして海のブロックショットを防ぐ。
ガシャン。外した。
「リバン!!」
遥と優とのリバウンド勝負。遥が優に対してスクリーンアウト、優が押してもビクともしない超重量のスクリーンアウト。
遥がリバウンドを取った。
そのまま海へパスしようとするが、
「待った、落ち着け。」椎が海に対してディナイ(パスを通らせないようにするディフェンス)をしてきた。
海は椎を左、左へと押し込んでいく。そして一気に右側へ開きパスを要求する。
「ヘイ、」パスをもらい「左に開いて、もらって。」
遥が左へ行きパスをもらおうと走り始めた。
海が遥へパスをだす、が優のジャンプパスカットで弾く。
そのままルーズボール(誰もコントロールしていない状態のボール)争いとなる。
優はカットの反動でスタートが出遅れたし椎より海の方がボールに近かったために海のボールとなる。そのままゴールへ一直線に進む。
優がカバーしようとするが遥のボディーチェックによりカバーできず、本日2本目となる海のレイアップが決まる。
0―6。ヤバイね。うん、もうこれは。
次の更新は月末ぐらいになると思います。
あとなにか感想ください。