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レッドドライブ  作者: グランドリオン
大会本番編
10/21

第9ピリオド:24second Over Time

やっと更新が出来ました。

7月28日、レッドドライバー6人は直射日光が当たる中、明水駅を出て真っ直ぐ北上、いや明水市総合体育館目指して歩いている。

大会1日目。

体育館につくとまだ開館されていない入り口に人だかりができている。

入り口の横に

『第10回明水市民バスケットボール大会』

などど書かれている看板が設置されている。

「ついにこの日がやって来たぁ〜!」

「すごい、テンション、朝から。」

「楽しみだね。」「開演まだかな。」

体育館の管理人だろうか、鍵を開けてくれた。

まず入った所に受付スペースがありそこで手続きをしなければいけないようだ。

6人が入った途端、係の人に「どのチームですか」とか聞かれて、大会参加申し込み者の椎が答えていた。

5人の所に戻ってきた椎の手には何枚か用紙があった。

「この5枚束になってるやつがメンバー表で、名前とか書かねーといけねぇんだよな。でこれがここの見取り図、最後のが対戦表だってよ。」

「じゃあ最初の対戦チームってどこかな?」

「あと時間とか。」

対戦表には、最初のゲーム開始時間は9時ジャスト。それから50分間隔で2試合以降が開始されると書いてある。

ちなみにレッドドライバーの試合は真ん中のコート2試合目(予定時刻9時50分)らしい。

相手チーム名は「リング・アウェーズ」というチーム。



更衣室に入った6人はただ今着替え中。今日は白色の面(赤文字)で試合をする。試合時間まではユニフォームの上にTシャツを着ておく。

「チーム数多いな。」

「27もあるんだよねぇっ。」

市民大会規模なのに女子チームが27も参加するというのはかなり多い方にはいるのではないだろうか。

更衣室も女子だけで4つ使っている、というかこの体育館はどこにそんなスペースあるんだろう?

「ウォームアップどこでするの?」

「2階の観客席周りに走るコースあるらしーぜぃ。」

「早く行こっか!」

6人が走りだしていく、みんなでお揃いに買った赤をベースとしたバスケ用シャツを着て。



真ん中のコートで行われている第1試合終了3分前。

6人各自が飲み物、タオル、屋内用ボール、その他携えて真ん中コートに通じる扉の前に座っている。

「緊張してきた。」「とにかくやれるところまでやってみよぅぜ!!」

「できれば、勝ちたいね。」

6人でストレッチを一通り終えた時、試合終了の笛が鳴った。試合と試合の間に5分間のアップタイムを設けてある。

試合開始まで5分を切った。

今日は6人各自の体育館用ボールを持ってきている。その中から赤と白の2色ボール(香のボール)を取り出して、ハーフ3対3をやり始める。

「いくよっ、海!」

「ナイスパス。」

「香、大丈夫かぁ?」

体が温まっていき、同時に緊張も高まっていく。

「ラスト!!」

最後に打った3ポイントシュートが決まった。

「集合、しようか。」

ついに集合がかかる。

「じゃあ俺はメンバー表、提出してくっから。」

「スタメン(最初の5人)誰になるの?」

恵がふと思いついたように言う。

結局ジャンケンで決めるという形になった。優以外の5人に決まる。

「優は私と前・後半で交代しよう。」

「うん、分かったよ恵ちゃんっ!」

「なんか雰囲気悪かったらタイムアウト取ってもいいぞ。」

「おーけー。」

シャツを脱ぎ、ベンチに置く。そして全員で円陣を組む。

「じゃ、行こうか。」

「「「うーっす!!」」」

これから10分×2の戦いが始まる。

「白の番号は、4(海)、5(遥)、6(恵)、7(椎)最後に8番(香)。

青の番号は、4、7、8、12、15番。それでは試合を始めます。礼!!」

センターサークルの中に海と青4番が入ってくる。

相手は全員見た感じ、大学生か。髪を染めている人が多い。

4番、身長180はありそうだ。

「よろしく、」

「こちらこそ。」

ジャンプボールを奪ったのは相手チーム。

取ったボールをすぐさまゴール下へ走っていた7番にロングパス。そのままゴール下シュートを打たれ、2点カウントされた。0−2。

「さぁ、一本取り返そう。」

恵が1人で運んでいきながら、相手はハーフマンツーマンディフェンスだな〜と分析している。

ボールをもらいに来た椎へパス、と同時にもらった椎がゴールへ突っ込んでいく。

椎のマークマン、7番を一歩目で抜き去る。

「なんか強ぇディフェンスいねぇかな。女子相手じゃいねーな。」

カバーしてきた15番がシュートブロックをしてきて、フリーになった香にパス。

フリーになりシュート体勢に入ってた香へとパスが、

渡らなかった。

「8番のカバー、OK。」

スイッチした7番が香へのパスをスティールし、速いドリブルからの速攻パスを、

遥のマークマン、12番へ。

速攻を食らって0−4とされた。

「このままじゃ、危ないね。」「3人のセンタープレイを使っていくか。」

恵と椎がボールを運びながら相談する。

「3人に思いっきりプレイさせてあげよう!」

ゴールに対して45度にいる遥へ、そして15番を背にしている香へ。

「思いっきり行けぇぇ!!」

恵の声が響く。

もらうと同時に右足を軸にリアターン(スペースを作れるターン)しそのままシュート。

シュートをフリーで打つスペースがあったにも関わらず、

香と同じぐらいの身長か、

15番の人差し指にチップし回転、同時にボールの軌道がずれていきリングに弾かれる。

リバウンドを獲りにいこうとするが相手のスクリーンアウトがなかなか強固。

それを横から抜け出し、前のポジションをとる。

が、ボールはリングから大きく弾かれたのか、後ろへと飛んでいってしまう。

逆に相手から、ボールをとりにいかせないためのスクリーンアウトをしてくる。

「シュートはずして、それでリバウンドも獲られるなんて嫌だぞぉ!!」

香はそう思った。

初ゴールは自分が、今決める。

しかし、相手の方がうまい、けど、勝ちたい。

ボールが15番へふれる前に海がボールを奪い返した。

ゴール下のシュート、フェイクで4番をかわす。

「行け、決めろ。」

フリーになった香へ文字通りの手渡しパスが渡った。

シュート体勢になったと同時に後ろから

「チェーック!!」の声と共に15番の腕がぶつかった。

危なっかしくもリングを通過。ファールの笛が吹かれる。

バスカン、1スロー、レッドドライバー初ゴールの2-4。

「ナイシューだよ香!」「この調子で、一本。」

「みんな、サンキューなぁ。」

フリースローレーンへ並びにいく。



中学の時、みんなよりデカかった私は1年の時からレギュラーだったんだよな。

1年で168あったんだ。

センター以外やらせてくれなかった。

リバウンドとゴール下の得点量産。それだけだ。いつも監督から言われ他の、例えばスクリーン役になろうとした時も殴られ、リバウンドを1本でもとれなかったら平手が飛んできた。

1発殴り返したくなった時が、あったんだよな。

最後の夏大会。県ベスト4で敗退したとき、全部てめぇのせいだ、と怒鳴りつけられもう部活には顔みせるな、と言われた時いつの間にか監督の目の前まで拳が出たんだよな。

高校になったら、ぜってーにやらねぇ。思った。

痛いのはもうゴメンだ。でも別の世界があった。

今はみんな5人がいる。追い風が吹いていく気がすんだ。



そう感じながら1スローをゆっくり、そして打点をたかくのびのびと放つ。

最近ようやく執筆活動が再開できました。これからもよろしくお願いします。

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