■■2章-狂王は思案する、弟子は城と馬車に心躍る-■■③
ルイとエドガーの訓練量と内容で、一頻り盛り上がったお茶会も終わり。
人知れずマサルがバイゼルに視線を送る。
バイゼルはすっとルイの横で腰を折ってルイに笑顔を向けた。
「主人と国王陛下、リズィクル様は、これから少し長いお話があるようです。
ルイ様がその間、手持ち無沙汰にならぬよう私が城内をご案内致しましょう。
ルイ様の師匠であらせられる皆さまの縁の品もございますので、
きっといい時間潰しになるかと思います。」
「それはいい。ルイ坊っちゃん是非行きましょう。
俺も同行していいですかね。恥ずかしい話ですが、
坊っちゃんりの気配察知は俺のなんかより余程、素晴らしい。
後で少し見せて下さいよっ。」
バイゼルとリグナットの提案を受けてルイの心が揺れたのか、眉がが少し動く。それを見て取ったリズィクルが「行ってきたらいい。」と頭に触れる。
「そうだね。バイゼル爺の言葉に甘えて行ってくるといい。
歴史的な物に触れることで勉強になる事もあるからね。
きっとルイには素晴らしい経験になるだろう。」
マサルは笑顔でそう口にする。師匠2人からの許しを得て、
ルイは喜色を浮かべてバイゼルに向き直り立ち上る。
リグナットもここへ残る3人に頭を下げ、
バイゼルの開けた扉からルイの肩をそっと押し退室して行った。
扉が閉まるのを待ってオルトックは、大きく息を吐き出して軽く首を回す。
伯爵となる以前は良く見せていた人好きする笑みを
浮かべて居住まいを正した。
「バイゼルさんが、側にいない時に人と会話するのも久しぶりですよ。
マサルさん、リズさん改めてご無沙汰してます。」
「あはははっ、謁見の間で辺境伯に任命した以来になるね。
それに、オルトックらしいオルトックを見るのも本当に久しぶりだ。」
「妾など、もっと前だ…派閥解散した後くらいか?
バイゼル老にきっちり育てられている様だな。
すっかり伯爵らしくなったではないか。」
2人の言葉にオルトックは首にしていたタイを緩め、
頭をガシガシと掻いて苦笑いを浮かべる。
「俺なんてただの平民だったんですから、もう気苦労で胃が痛いですよ…。
バイゼルさんのお陰で、なんとかそれっぽく出来てはいますけど……。
マサルさん、そろそろ本格的に後任の用意してくれないと死んじゃう。」
リズィクルは素のオルトックが漂わせる空気が、
あまりにも悲痛な物に変わったので、つい噴き出してしまう。
マサルはそんな彼の言葉に少し首を傾げ悪い笑みを浮かべる。
「なら国王やる?「絶対嫌です。」……まあ、それは冗談として
実際オルトックは評判が良いから後任って言ってもね。」
「貴様少し今の本音であろう。呆れた国王と伯爵だな。
しかしマサルの言う通りハンニバルの民にも騎士団たちからも
評判がいいと妾も耳にするぞ。」
「オルトックは他の"まともな"貴族からも評判いいよ。
"東西の公爵"なんて諸手をあげて支持してる程だし。」
オーカスタン王国北西部に位置するネグレイシア法国、
そして、西部に位置するラングロスカール魔導国と国境を隔てた、
西部一帯を治める"西壁ピスカリア公爵家"。
南東に位置するブレイシブ獣王国、東部に位置するエリンサス精森国。
そして、北東部に位置するガザリュータン帝国の国境が面する、
東部一帯を治める"東壁ダムスイブ公爵家"。
王国の"双璧"と謳われる両公爵家は、初代国王オーカスタンが
周辺の小国をまとめあげ覇を唱えた際、
共に戦場へ赴き助力した者たちが後に受爵したのが初めと伝えられている。
傭兵、または冒険者とも伝えられている祖を持ち、
代々それを誇りとしている家風のためか、
公爵という貴族の中でも非常に高い地位を与えられているにも限らず、
驕ることも蔑むことも良しとせず、治める民たちから愛されている。
また現王マサルを除き、王家と両公爵家は度重なる婚姻、養子縁組を
結んできたため、現在もその関係は良好と広く知られている。
「くくくっ、当代のダムスイブ公爵とピスカリア公爵には、
妾たちも大変世話になったからな。お2人からも覚えがいいとは、
オルトックは貴族に向いているのではないか?」
「いやいや勘弁して下さいよ。ランクライ・ダムスイブ公にも、
ネフィリーナ・ピスカリア公にも結構苛められてるんですよ……、
やれ"我が欲しいと口にはしたが、手土産で持ってこいとは言ってない。"
"あまり平身低頭が過ぎると、他の貴族に侮られる。"
いや、分かりますよ。俺のためを思って言って下さっているのは…。
ただ小言の時の大貴族然とした圧力が、本当に怖いのなんのって…。」
リズィクルの軽口に、余程2人が苦手なのかオルトックは遠くを見て零す。
マサルは再び悪い笑みを浮かべてそんな彼に微笑みかける。
オルトックはマサルがこう言う顔をするとロクな事を口にしない事を経験則で身に染みて分かっているため、顔を強張らせる。
「ランクとネフィが苦手なのはよく伝わったよ。
そんなオルトック伯に朗報だよ。来週あたりお忍びで2人がやってくる。」
「……あんたが目の前に現れるとロクな事が起きない。」
「あははっ、清々しいくらい殺意を込めて国王を睨みつけたものだねっ。
ただし、本当の朗報もちゃんと用意してあるんだよ。
現オーカスタン王国国王として約束しよう。
オルトックは辺境伯は非常によくやってくれた。
あと2、3年頑張ってくれたら、僕が用意する後任に引き継がせる。
だからもう少しの辛抱してね。」
青白い顔に呪詛を浮かべるオルトックの表情が、ぱっと明るくなる。
リズィクルは2人のやり取りを訝しんだ様子で眺めている。
「本当ですか?…やっと平民に戻れるっ。ありがとうございます!!
後任の方のために、引き継ぎなどスムーズにできる様に、
きちんと処理しておきます!!ああ、なんて良い日なんだっ。」
「ああ、そうしてくれたまえ。よろしく頼むよ。」
オルトックは目に涙を湛えて何度も何度も頷いた。
一瞬マサルの顔が何かよからぬ事を考えている顔をしているのに、
リズィクルは気付いたが、少し面白そうなので口をつぐみ笑みを浮かべた。
数年後リズィクルが予感した通り、本人には新たな不幸が降りかかる。
そんな事が待ち構えているとも知れず喜色を浮かべたオルトックは、
先ほど大立ち回りを見せた弟子の話を口にする。
「それにしてもルイ君は本当に凄いですね。
昨日からこちらに詰めているタイタスさんとシェラから、
とても能力が高い子だとは軽く聞いてましたが、想像以上です。
いくらあの派閥に育てられたとは言え、あそこまで腕が立つとは…。
リグの気配まで簡単に捉え、かつあの動き…驚愕しました。」
「妾も実際に目にするまで、ルイがあれ程とは思わなんだ。
エド達が挙って褒め讃える訳だ。実際、妾もあれを見て心が躍った。」
ルイの動きの質の高さに驚いたのはなにもオルトックだけではない。
リズィクルも驚いていた。
入室してすぐにルイの纏う空気が変わったかと思えば、
音もなく床、壁と蹴り瞬く間に天井の板を蹴りあげ、リグナットを痛打し、
間接を締め上げて背後を取り短剣を喉元に。
一連の動作どれをとっても滑らかで一瞬惚けてしまう程だった。
「いや、僕も正直驚いたよ。1人で朝素振りしているところと、
意図的に足を止めた模擬戦をする様子しか見た事なかったからね。
以前ルーファスが『一緒に任務についても足を引っ張られる気がしない。』
って口にしてたけど、その言葉の意味を思い知らされたよ。」
「大将やレオンさんの弟子なだけありますよね。」
オルトックが顎に手を持っていき感嘆の息を漏らす。
そんな彼にリズィクルは指を立て左右に振って笑みをもらす。
「エドとレオだけではない、妾とマサルもあれを弟子にした。」
「ルーファスも師匠だよ。それと翁たちも加わる予定だから、
僕たち7人の可愛い弟子と言うことになるね。」
「……彼を何に育てるおつもりなんですか。」
「あははっ、素敵な弟子に決まっているじゃないか。」
オルトックはルイの師匠である7人の姿を思い浮かべ、
さも恐ろしい者が育てあげられてしまうのではないかと不安になる。
リズィクルはそんな彼の反応が不服らしく、睨みつけ。
マサルは陽気に笑い声をあげる。
「ルイ君が心根の優しい子なのは、先ほどのやり取りで伝わってきますし、
妙な育ち方する心配は、正直なところしていないですけどが…。
ただ…せめて大将の悪影響だけは受けないよう、お願いします。」
あんな可愛らしい子が、エドガーの影響を受け横柄と傲慢が
服を着て歩くように育つことだけは回避せねばと決意し、
オルトックは頭を下げて懇願する。
「あははっ、それは可愛くないねっ!!ちゃんと見ておくし、
エドにもオルトックがそう心配していたって、きちんと伝えておくよ。」
「伝えなくていいですっ!!」
そんなことをエドガーに伝えられてしまうと、
青筋を立て長い銀髪を揺らした破壊神に居城ごと吹き飛ばされてしまう。
このまま昔のように、素の自分で和やかに過ごす時間も愛おしいが、
そろそろ、国王であるマサルがわざわざ王子、王女両殿下まで引き連れ、
その上、両公爵までハンニバルに集うと言う。
いったい、何をする気だ。
オルトックは居住まいを正し、2人を見据え一度咳をし纏う空気を変えた。
「ふむ、オルトックの時間は終わりと言う事かな?オルトック伯爵。」
「久々に自分で居る時間を楽しませて頂きましたが、
そろそろ本題をお聞かせ願いたい。
リグから受けた報告では、王都でジュリアス王子擁立派が、
シュナイゼル王子擁立派に割れた事により、陛下が立てた計画に狂いが
生じる恐れがあると聞き及んではいますが。
そもそもどの様な計画が立てられているのか、私は知りません。」
ハンニバルの領主としての顔になったオルトックは、
ゆっくりとマサルの反応を窺うように口にする。
リズィクルは、マサルを一瞥する。
彼もまた真面目な面持ちに変わっているのが見て取れた。
「計画と言うほど、綿密に打ち立てた物ではないんだけどね。」
そう口にして、マサルは自分の考えを伝える。
ハンニバルを脅かした法国と手を組んでいたザルコル元伯爵のように、
オーカスタン王国の国益など一切省みず、
私欲のために好き勝手している貴族、文官、武官の一掃。
だから、あえて隙を作り"狂王討つべし"と躍起になる様に、
愚か者たちの裏金作りに協力していた商会などをここ2か月をかけ、
徹底的に圧力をかけた事を告げた。
「王都の兵力も遠征計画など進めて、手薄になる機会を作るつもりだよ。
向こうの準備が整うまで、商会の圧力も止めはしない。
伯爵には、ハンニバルで力を持っている商会を次々に王都へ、
支店でもなんでも出店させるように動いて欲しい。
圧力をかけたい商会の近くであれば祝い金も、
僕の王印をした推薦状も用意する。」
「畏まりました。その件については、すぐにリストを作成してお持ちします。」
オルトックはマサルの計画を耳にして、少し拍子抜けした。
確かに、必要な害虫駆除とは自分と王都を囮にして愚か者たちに、
軍を蜂起させようなど、十分突飛した行動ではある。
だが、この国王"らしくない"。
「そうだね、よろしく頼むよ。
それでだ、なぜシュナイゼルとセリーヌをこちらに移動させたか。
これが、なかなか僕にとってはよろしくない事が王都で起った。」
「派閥が割れた事ですね。」
「そうだ。そこで対応せざる得なくなった。
とりあえず僕は1カ月程したら王都に戻る予定でいる。
シュナイゼルとセリーヌの2人は、その後1週間程こちらに
置いて行くけどね。」
そこで、オルトックの表情が険しくなる。
想像通りの反応を見せる彼をじっとマサルは見つめる。
「…陛下。私には両殿下を囮にするつもりだと聞こえましたが。」
「そう言ってるからね。」
「陛下っ!!」
立ち上がってテーブルに拳を叩きつけたオルトックを、
マサルは静かに睥睨する。
それまでその様子を黙して眺めていたリズィクルが、
呆れた顔をして立ち上がり、激昂したオルトックの肩に触れ口を開く。
「…落ち着け馬鹿者。貴様も大概にしろマサル。
オルトックやガンヤスは、お前の玩具ではないのだぞ。
これは真っ直ぐな男だ。貴様もそれはわかっておろう。
わざわざ怒らせる様な言葉を選んで使うな、質が悪い。」
「ついつい、この真っ直ぐな激情をぶつけられたくなっちゃってね。
こんな事を立案した僕に、きちんと叱ってくれてありがとう。」
「貴方と言う人は……。」
その謝罪の言葉で、マサルが自身を責めるために利用されたのだと、
気がついたオルトックは怒りを収めて腰を下ろす。
こんな立案する自身を、マサルが心苦しいと考えている事はわかった。
そして、恐らくどうしても必要な事なのだろうと言う事も。
「僕が用意した密偵の報告では、
シュナイゼル擁立派は、セリーヌを拉致誘拐を企てている。
それを楯にシュナイゼルに継承争いに立たせるつもりだろう。
うまく行くとジュリアスも封じれる。そう考えているはずだ。
だが、そこでリズとルーファスが機転を利かせて、
ジュリアスと翁たちを残し、僕と合流した。」
「…なるほど、本来予定されていた期間にセリーヌ殿下を、
拐かすつもりだった馬鹿どもは、
機先を制され、今ごろ大騒ぎと言う訳ですか。」
「恐らくそうだろうね。だが、僕がここを離れれば必ず動く。
ジュリアス王子擁立派が本命なのは、いくら馬鹿でもわかってる。
愚か者たちのとれる手段はそれしかないんだ。」
必ず事を起こす。
そう断言したマサルの言葉を受け、
オルトック自身も必ず起きるだろうと思った。
だが、何故両殿下を囮にしてまで事を成そうとするのだ。
オルトックの眉根に刻み込まれた深い皺がマサルにそう訪ねていた。
「僕の読みでは、2年後にジュリアス擁立派の準備が整い蜂起する。
本当なら、もっと早く僕のことを殺したいはずだけどね。
王都の包囲、王城陥落、それらを成すための陽動。
どう考えても最低で5万、欲を言えば倍の10万は集めたいだろうね。
そのための期間は通常なら3年。
だけど、時間はそんなにかけたくないはずだ。
だから2年後だと考え、僕は対策に動いている。
これは"起こしてもらわなければ困る"内乱だからね。」
マサルの言葉がそこで止まる。
オルトックは胸がざわつくのを感じる。
何故か先ほどから脳裏に先ほど自分に笑顔を向けていた、
少年の顔が浮かんで止まないのだ。
微かに震える唇からなんとか声を絞り出す。
「まさか……。」
「危険があるのは、セリーヌだけだ。
擁立する王子を傷つける訳にもいかない。
君の察した通りだよ。ルイにセリーヌの護衛をさせる。
そして、襲撃者たちを一掃させるつもりだ。」
「無茶です。ルイ君は確かに規格外だと言っていい。
だがっ!だが、あんな幼い子供にっ!!」
非難の声をひねり出すオルトックの顔が、再び怒りに染まる。
「そうだね。"今のルイ"なら難しいかも知れない。
だけど、今回の件で僕たちが"潰してはいけないんだ"。
あっさり制圧でもしてごらんよ。
内乱を企てているヤツらが二の足を踏みかねないだろ?
だから、"1カ月後のルイ"に期待するしかないのさ。
僕ら5人でルイを鍛え上げる。」
「…貴方は狂ってる。」
「狂王だからね。それとこれは僕たち全員の総意だ。
ルイが将来自身の判断で行動して失敗し傷つくのは仕方ない。
だけど今なら僕たちが見てあげられる。
失敗はしても後悔をさせないようにはしてあげられる。
セリーヌから見ても、ルイから見ても今回の件は都合がいい。
これは決定だ。君に拒否権はない。
君の優しさと思慮深さは評価している。
だけど忘れたのなら思い出して欲しい。僕たちが誰なのかを。
そして僕たちが、一度"やる"と口にしたら誰が相手でも引かない事を。」
そう一息にマサルは口した。
その目には、強い意思が込められているのを、オルトックは強く感じた。
そして、その言葉に従い思い起こす。
彼らが何を思い、どれほどの困難を乗り越えてきたのかを。
思い出す、今の自分は彼らと共にいた時と違い伯爵であると言うことを。
思い知る、目の前の勇者だった男は、今は国王なのだと。
そこで、1つだけどうしてもわからない疑問だけが残る。
躊躇うことなく、オルトックはそれを口にした。
「このハンニバル辺境伯オルトック…確かに承りました、国王陛下。
ただ…ただ、最後にひとつだけお伺いしたい。
弟子だからと言って、ルイ君をどうしてそこまで買われているんです。」
そこまで無言を通していたリズィクルが静かな声音で、オルトックに問う。
「貴様は、抜き身の大剣をもったエドガーと対峙できるか?」
「ご冗談を絶対にお断りします。死ぬ未来しか見えない。
万の軍を率いて対峙したとて、その未来が変わる気がしない。
何故、今その様な事を?」
「エドだけでなく、レオンも一緒にいたそうじゃ。」
そして、リズィクルは自身も耳にしたばかりの幼い弟子を語る。
エドガーとレオンを前に、姉代わりの少女と逃げる時間を作り出す。
たったそれだけのために、エドガーの足止めをし続けたと。
あの身体で、それも短剣一本で。打ち合った数は50数合にも上ると。
オルトックは想像し、背筋にぞくりとした何かを感じる。
そして、自身が激しく高揚している事に驚く。
「あ、あんな小さな身体で…大将とっ!」
「ルイは幼いが才能もある、能力も高い。
だが、そんなことだけで弟子にしたつもりはない。
あれの真なる価値はその心の強さだ。それを妾たちは買っている。」
しばしの沈黙が流れる。オルトックは強く瞑目し、天井を見上げた。
マサルとリズィクルは、じっと彼の言葉を待つ。
「私もルイ君の心の強さとやらを信じましょう。
何より私の英雄たちの弟子だ。私がそれを疑う事自体どうかしていた。」
「よく言った。」
「ありがとう、オルトック。」
諦観めいた言葉で締めくくったオルトックではあったが、
その表情は晴れやかであった。
口にしてストンっと何かがはまった様な感覚がした。
そう、この英雄たちには散々振りまわされてきた。
だが、それ以上にたくさんの事を成し得て魅せてくれた。
近い将来、きっと彼も魅了してくれることだろう。
なに難しい話ではない、心から信じていれば英雄たちが、
きっと彼をどうとでもしてくれる。
オルトックは脳裏に浮かんだ少年にエールを送った。
マサル
「僕どうしても、少し背伸びして真面目な話しようとすると長くなっちゃうんだよねっ!!
レオン
「ああ、わかる。俺の台詞もやたら長くなる時があるからな。
もっと短く区切った方がいいのではないかと悩む時がある。




