1章-ルーファス合流、戻ってきた冒険者
■■1章-ルーファス合流、戻ってきた冒険者-■■
「噂のイメージと違って、ルーファスの旦那はとっつき易い人だな!」
「ちげーねぇ!ほら、旦那。これも飲んで飲んで!」
「んー?イメージっすか?深く聞くと気分悪くなりそうな話題っすねー。ハハッ!
飲んでって俺っちがエドっちから巻き上げたお金でおごりだ!
って言ってんすから、飲めもなにもないじゃないっすか!」
「あはは!!それはそうだ!」
ギルドに戻ったレオンたちは、
ルーファスがどうしてもハィナの夕飯が、食べたいと言うので、
ギルド内に併設して作られている酒場のテーブルに、腰をおろしていた。
オルトックの護衛にA級冒険者3パーティはもちろん、
連絡要員として斥候として腕がよく、足のはやい2人の冒険者も手配し終え、
今はルーファスが調べまとめあげた報告書に目を通しながら冷えたエールを口に運ぶ。
一方ルーファスは、報告書をレオンへ渡し、
自分の仕事は終わったとばかりに、ハィナの夕飯を10人分ほど軽く平らげて見せる。
その健啖家ぶりにレオンを辟易とさせると、
酒場に居合わせた冒険者たちと混ざり酒盛りに勤しんでいる。
ルーファスの名前を耳にしたことのある冒険者たちは、
当初こそ警戒の色を含んで見守っていたが、
「今日の飲み代はぜーんぶ俺っちが持つっすよー」との宣言を受け、
酒場は大宴会の様相を呈す。
「あ゛ー、ちょっと飲みすぎたっす。」
冒険者たちの囲いを抜けて、
間もなく報告書を読み終えるレオンの元にルーファスが戻ってきた。
「お前の酔った"ふり"を見るのもしばらくぶりだな。」
「うわ、レオっち身も蓋もないっすね。…んで、どうすか?
報告書。俺っち今回はちーっとだけ真面目に調べたっすよー?」
「ふっ、よく言う。お前がこの手の調べ物で手を抜いた事などないだろう。
だが、言うだけの事はある。正直もっと早い段階で頼ればよかったと思っている。」
「高評価痛み入るっすねー。もっと早い段階で頼られても、
期待に沿えた自信はないっすね。
エドっちの読みと生き残り少年君があったからそこまで調べられたっすよ。
おーい、レオっちと俺っちにエールおかわりぃ!」
レオンに褒められまんざらでもない。という顔をしたルーファスは、
陽気な態度でレオンの飲み物を注文し、フォークで手遊びしはじめる。
ルーファスの手遊びが、
照れ隠しの時の癖なのを知ってるレオンは変わらない友人の癖に相貌を崩す。
「…そういう事にしておいてやる。で、どうだ?」
「いや、やっぱハンニバルの冒険者はなんだかんだ言って目鼻が利くっすね。
18人中16人っす。違和感を感じるに至らなくても、
動きがその物が目についてたって感じっすね。
もう少し聞き込みしてみて、
こっちがだいたい済んだらエドっちに報告を兼ねて迎えをに行ってくるっす。
向こうの動き次第では立て込みそうっすからね?
"いつでも動けるようにしとけ"なんて物騒な伝言があったくらいっすから。」
「ああ、頼む。オルトックにも…と言うよりバイゼル殿に、お伝えねばならんからな。
しかし、こういう聞き込みに関しては、ほんとお前にはかなわん。脱帽する。」
単にお酒を飲んで遊んでた様に見えたルーファスが、
今回の件でおそらく鍵になるであろう組織の動向を、
それとなく冒険者たちに聞いてまわっていた。その聞き込みの成果も上々である。
2人はエドと情報共有した訳ではないのだが、これまでの嫌になる程、
濃く長い付き合いからエドならば同じ結論に至るだろうという確信があった。
故に今は"いつでも動けるように"確認作業と並行して、
ギルド職員たちを使い根回しと処理に勤しんでいる。
「レオっちはいけそーっすけどねー。
エドっちは、気付いたら喧嘩になりそうっすから、
酒場での聞き込みはやめといたがいいっすけど。」
「俺にだって無理だ。エドみたいに騒ぎにはならんだろうが、
俺の見た目だといらん警戒させるだけだ。」
「んー出来そうっすけどね。」
「なにが出来そうなのかしら?はい、レオンおかわりお待たせ。
ルーファス君、久しぶりね。」
大きく冷えたエールをレオンたちの前に置き、
空いた食器を慣れた手つきでまとめながらギルドの酒場を、
取り仕切る"ハィナ"がルーファスにほほ笑みかける。
「ハィナちゃん!ひっさびさに食べたけど、やっぱハィナの料理はまじ最高っす!
エドっちもレオっちも毎日食べれるなんてちょっとずるいっす!」
「あはは、ありがと。ルーファス君。
相変わらず10人前くらいならペロッと気持ちが良いくらいに、
食べてくれるから作りがいがあったわ!こっちには長くいれそーなの?」
「近くに部屋借りたいくらいの気分ではいるんすけどねー。
優しくて温厚で思慮深いレオっちはともかく、
笑顔でやっかい事を押しつけてきて文句を言えば、
「ははは!君にできないことなんてないだろう!さぁ行きたまえ!」って、
笑顔全開のうっとおしい友人と。頼みごとを断ると、
舌打ちとセットで急所を貫こうとしてくる、
ちょっと脳内バイオレンス成分で構成されすぎてるやっかいな友人が、
人づかい荒くて大変なんすよー。
命の危険が伴う方の友人だけでもいいから、
ハィナちゃんからもきつく言って欲しいっす。」
脳内で涼しげな顔で誇らしげに胸を張って笑う友人と、
額に青筋を立てて笑顔と暴力を振りまく友人の姿を思い起こし、
せめてこの身に迫る暴力を振るう友人を止める事が出来るハィナにそう縋る。
「そかそかー、レオン君はしっかり者で、エドは口下手照れ屋で、
"あの方"はちょっと頭でっかちだけどムードメーカーで、
ルーファス君がそんなみんなのバランスとって…。
いやーほんと相変わらず4人は仲良しさんになんだねー。」
「いやいや聞いてたっすか?ハィナちゃん相変わらず脳内花畑っすか…。」
「ん?仲良しさんでしょ?昔から。」
「諦めろ、ルーファス。」
ゆるやかにウェーブがかった栗色の毛を揺らしいつもニコニコ笑顔を絶やさず、
荒くれ者の冒険者たちの胃袋を掴んで離さない最強の料理人ハィナ。
若干、天然要素の強い彼女にはルーファスの愚痴や皮肉は通用しない。
仮に、この場でエドが周囲が寒々しいほどの殺気を垂れ流し、
ルーファスの喉元に槍を突き立て様と迫っていても、
彼女の目にはじゃれあいの延長としか映らない。
「おーい、ハィナさん!こっちに夕飯4っ頼んでもいいかな!」
「はいはーい!あら、ナルシャちゃんじゃない最近顔見せなかったから、
心配してたのよー。ちょっと待っててねー。
じゃあ、レオン君、ルーファス君ごゆっくりー。」
溌剌としたよく通る声の女冒険者がハィナに注文を伝えた、
それを受けたハィナは2人に声をかけ厨房に戻っていく。
そんなハィナに軽く手をあげ応えたレオンはぴたりと動きをとめ、
ハィナに注文を告げたテーブルに視線を送る。
そんなレオンの様子を楽しげにルーファスは眺めている。
「……おい、ルーファス。」
「あっ、さすがに気付いたっすか?
ナルシャ、カリィ、スリン、カチェスあの4人は、
"冒険者失踪事件"の被害者としてリストにのってる班隊-パーティ-の面々っすね。」
「その面々が何故ここに?
いや無事だったということはもちろん好ましいことなんだが。」
「結果、"無事だった"だけであって、"無事でいた"訳ではないっすよ。」
「回りくどい言い回しをするな、どういう事だ。」
ルーファスの迂遠な物言いに不服そうな顔でレオンは語気を強める。
「まあまあ、そんな怖い顔はやめるっすよ。
まずは"無事に解放された"彼女たちがゆっくり食事を終えるのを、
待ってからにするっす。その後で直接話を聞いたらいいっすよ。
それで補足が必要ならちゃんと、俺っちから説明するっす。」
「…補足の方が重要そうに聞こえるのは気のせいか?」
「さあ、どうっすかね。
まぁ補足を伝えた後のレオっちのリアクションは楽しみなのは間違いないっす。」
悪戯心に溢れる笑顔を浮かべるルーファスの言葉に、レオンは不意に既視感を覚えた。
何に引っ掛かったのか少し瞑目して自分の記憶を洗い直す。
「…さっき屋台街でいってた、お前が興味もったどうこう言ってたやつか?」
「…ぶっ!…あははは!レオっち!大正解っす!!」
ルーファスが、なんの含みも無く屋台街で口にした事を、
きっかけに正解に辿り着いたレオンに、一拍キョトンとしたが、
だんだんと喜色染まっていき、ついには噴き出した。
「依頼中によそに感心持つなんて…と気にはなっていたからな。
まさか事件と無関係じゃないとはな。…いや当然か。調査に手を抜くお前ではない。
きっとその過程で思わぬ宝箱でも見つけて、
誰かに伝えたくてご機嫌だったって事か?」
「くくくっ正解ど真ん中過ぎて怖いっす!あははは!!
その脳内どうなってるっすか!腹痛いっす、笑いすぎて死ぬっす!
エドっちの世話しすぎてレオっちの脳みそオーバーヒートしてるっす!あはははっ!」
「お前なりの絶賛なんだろうが、その評価はとても不服だ。」
憮然としたレオンのことなどおかまいなしと、腹を抱えて笑い転げるルーファス。
それに気付いた他の冒険者たちは「なんだなんだ」と集まってくる。
ルーファスは涙を目に浮かべつつ、
冷えたエールがなみなみ注がれたグラスを持ちあげる。
「俺っちのおごりなのに飲みが足りないんじゃないっすか?
今来たばっかの、そこのお嬢さんたちも遠慮いらないから、
ばんばん食べて飲むっすよー!」
そう声をあげて冒険者たちの輪の中に戻っていく。
ルーファスとルーファスの宣言に大歓声で応える冒険者たち。
歓声の中には、ハィナの食事がやってくるのを、
待っていた彼女たち4人の歓声も含まれていた。
レオンはそんな大騒ぎを傍観しつつ、ルーファスの言葉の通り、
ゆっくり食事とお酒を楽しんでもらい、
ほんの少し酒で口の周りが良くなった後に話を聞こうと、
男の冒険者たちと楽しそうに笑いエールを口に運ぶ彼女たちを見つめる。
「…統括。」
「シェラか、ルーファスのお土産は気にいったか?」
シェラがレオンの横に座り、足を組んでエールを口に運ぶ。
「ええ、とても。若干悔しいって気持ちがないかと言われたら、
とっても悔しいですけど相変わらず諜報活動に関しては、
あの人の右にでる者なんていないんじゃないですか?
あっ、ハィナ、私にも食事お願い。出来たら少なめで。」
「こぉらシェラちゃん、だめだよ。食事はちゃんと取らないと。
お昼抜いてたの知ってるんだからね?
野菜多めにしてお肉少なめにしとくからちゃんと食べるように。」
シェラがルーファスの能力の高さに嘆息し、
ハィナに小言を言われて更に深い嘆息を吐く。
レオンはその2人のやり取りを穏やかな表情で眺める。
「あいつは昔からこの手の作業は得意だからな。ああ、違うな。ああ言うのも得意だ。」
「あら、ああいうのなら統括も得意そうですけど。
ルーファスと系統が違うだけで、
お酒に付き合いながら相手に気持ち良く喋らせるってだけでしたら、
同じくらいの事はできると思いますよ?」
「さっきあいつにも言われたが、自信はないな。」
レオンの言葉に意外そうな顔を浮かべ、シェラは自分なりの見識を口にした。
ルーファスに少し前同じ様な事を言われたばかりだったレオンは苦笑を浮かべた。
「おっと…なんだよ。シェラもう呑んでやがんのか。
統括、こちらが統括がオルトック伯のところで、
見聞きした話で気になってらっしゃった件、まとめておきました。
ああ、俺にもエールくれ。」
タイタスはレオンに書類を手渡すと、
ネクタイを緩め一番上のボタンに手をかけエールを注文した。
「私の方が仕事が早くて優秀なのよ。って言いたいけど、
ルーファスが持ってきた資料をまとめるだけだったから、
さほど時間かかんなかったのよね。はい、タイタス。」
「そうは言うが…あの癖字を平気で読めるのは大将と統括とお前さんくらいだよ。」
タイタスは呆れた様にそう口にしてシェラから受け取った資料に目を通す。
そこには"某国"の経済状況や、関係が疑われている貴族の名前や、
商会の名前がリストアップされている。
それだけだと、しっかり調べ物をしたと褒めて終わるのだが、
そのリストの恐ろしいところは、どの貴族がいつ、どの"某国"の者と会っていたか。
そして、その他国の者はその他にどこに顔を出し、
何を購入し何を食べたかが記載されている。
商会に至っては、操作対象である某国と関わりがあるであろう商会が、
2回以上の取引がある自国、他国の商会もリストが品目別で分かれており、
そこで働く店舗運営や入出金に関わる事が可能な人物もリストアップされていた。
レオンはそのシェラがまとめた報告書を盗み見て、
自分はルーファスの文字からは読み取れなかった、
内容までピックアップされているのに気付き驚愕の色を浮かべてシェラを見た。
「慣れよ慣れ。ねっ?それ1人で調べろって言われたら、
過労死する自信あるんだけど、タイタスできる?」
「馬鹿言っちゃいけねーよ。おっ、ありがとよ。
…こんなもん"女帝"の"転移"魔法に補助してもらってるって。
言ったって無理に決まってんぜ。」
「さすがに彼女の力は借りてるでしょうけど…んーやっぱ無理ね。
"応援を要請する前"から動いていても難しいわ。
それを短期間でこの情報量は異常よ、異常。」
2人の口からあがった"女帝"と言う名にレオンは、
ルーファスにしろ"狂王"にしろ、この件で彼女に借りを作ったのであれば、
後で大変な思いをするだろうと胸の内で労いの言葉を添えた。
「お前たちから見て、その中で気になった物がリストにあったか?」
レオンの問いに2人は資料を指し示した。
レオンはそこに書かれた内容に素早く目を通して、
自分と同じ結論に2人が至った事を理解した。
シェラの指先が指すその人物は、
"某国"の国営の商会の下部組織と思われる、複数の商会の中で、
他国の商会として王都に支店を出す商会の責任者の者と、
会合した記録のある王国貴族の名がある。
タイタスが指したその人物には、
王都に拠点を置く商会長とその王国貴族の姪が婚姻関係にあると言う記載があった。
どちらも同じ王国貴族に集約される。
「タイタスおひさっす。…シェラちゃん、相変わらず仕事早いっすね。
って言うより、俺っちの文字まともに読めるのシェラちゃんくらいじゃないっすか?
それより、これシェラちゃんのご飯っすよ。よく噛んで食べるっす。
ハィナちゃんが忙しそうだったから、運んできたっすよ。」
ルーファスがトレイの上の食事を手なれた手つきでシェラの前に配膳して行く。
その淀みない手つきを維持したまま、
矢継ぎ早に言葉を吐きだす姿にレオンはややげんなりした顔を浮かべる。
タイタスは笑顔で「おひさしぶりです、お元気そうでなによりです。」と挨拶している。
「文字に対して自覚があるなら、癖字を直す努力したらいいのでは?」
「いやぁ、そうしたいの山々なんすけどね。
20年かけてだめだった物はもうだめだと思うっす。…って言うとこで、
おふざけは少し置いておこう。シェラとタイタスが指す線で当たりだと俺も思う。
こことここ…それから、ここ、ここ、あとここ。
どれも遠い繋がりに見えるが確実に昨年から活発に接触してる。
エドとレオが追ってるハンニバル内にいる糸を引いているヤツの黒幕は、
確実に"某国"とこの"貴族"だ。」
意識的に普段使いしているふざけた口調を止め、ニコニコと開く事のない糸目を開き、
人を見つめただけで殺める様な強い瞳をぎらつかせてルーファスはそう口にした。
レオンはその言葉に頷き、
しばらくぶりに見たルーファスの姿に若干ひるんだ2人も我に返って首を縦に振った。
「この国が黒幕に噛んでるとなると…手口もおぼろげながら見えてきたな。
エドが…いや、俺もだが"手口"は全くのお手上げだったからな。
やっぱり頼りになるよ、お前は。」
「…それほどでもあるっすよ。さてさて、タイタスに頼みがあるっす、
ハィナちゃんに大会議室までつまみになりそうな、
料理をじゃんじゃん運んでもらって欲しいっす。」
レオンの称賛をまっすぐに受け止め、
静かに一度頷いたルーファスは普段使いの口調に戻信憑性してタイタスにそう頼んだ。
レオンは「まだ食べるのか。」と辟易した表情を浮かべるが、
ルーファスがそれを見て少し頬を緩める。
「俺だけで食べる訳じゃないっすよ。
とっても可愛らしい女性を"4人"大会議室にご招待したっす。
だから、レオンは美味しいワインを数本用立ててくれたらいいっす。
さすがに、野郎ばっかのところに女の子たちを招待するのは気が引けるっすから、
シェラちゃんも…あとはクロエちゃんがいてくれるといいっすね。」
といい席を立ち、
ルーファスはギルドカウンターの横の階段を軽い足取りで上っていった。
タイタスは「俺はハィナに頼んで帰りますわ、ガキにそろそろ顔忘れられそうなんで。」
と笑って去っていった。
レオンが目をやると4人がこちらを眺めていて会釈をしたので、
レオンもそれに応え、シェラに大会議場までの案内を依頼して自身も席をたった。
「ねぇねぇ、レオン。今ルーファスがあがってったけど。あれルーファスだよね?」
クロエがそう言いながら近づいてきたので、
工房についてきてもらいワインを数本持って大会議室に、
向かいながら苦笑を浮かべて小さくこぼした。
「ルーファス…会議室は団体様用の個室ではないのだぞ。」
「んー、なんかわかんないけど。レオンは大変だ。あははっ」
軽やかに笑い流してくれたクロエに多少救われた気持ちになりながら、
レオンも大会議室へ向かう。
ルーファスの齎した情報のお陰で"手口"をおぼろげながら掴みかけていたレオン。
これから始まる小さな宴会で、被害者4人が口にする証言。
その証言がおぼろげだった事件の全体像に、はっきりとした輪郭を描き出す事になる。
そして、レオンは知らない。彼女たちを救いだした少年こそが、
もうすぐ彼と邂逅するルイその人だと言う事を。




