※二つの大国 は 二人の女神に 翻弄させられるようです。
時間的には仁転生後少したった頃です。神官長に話しかけられてるシーンがこの前途中で念話が止まった理由です。
ーーーサハルダ帝国/???ーーー
そこには闇が広がっていた。
また、そこには神官のような服を着た初老の男と手に斧を持ち闇に同化したような服を纏う男がいた。
「神官長さんよぉ?俺たちを呼んだってこたぁよまぁた背教者でも出たのかよ?この前も殺っただろぉ。もっと面白いことねぇかなぁ?例えば神官長と殺し合いするとかさぁ?」
「ふむ、魅力的なお誘いではあるがそれはまた今度にさせて頂きましょう。」
「いっつもそうやって逃げるんだよなぁ。アンタ絶対俺より強いくせに。」
「神より力を授かったあなた様方、断罪執行者に私程度が勝てるわけがございませんよ。」
「そうかい。まぁいいさ。で、」
その途端目がすっと細くなる。
「殺しか、贄か。」
「良かったですねと言うべきか今回はいつもの仕事とは少し違います。」
「へぇ、珍しい。で、なんだい?」
「今朝神より信託が。」
「マジか。」
「はい、『私は魔王に敗れた。私は命からがら逃げ出し魔王は私を追ってきています。人類の力があればきっと勝てるはず、皆さんの力をお貸し下さい。』
というものでした。」
「女神様がご降臨されるってぇのか!?」
「……どうやらその様ですね。問題は、」
「あぁ、魔王とは何のことような存在なのかを早急に調べる。それが今回の仕事ってわけですかい。」
「ええ。では頼みましたよ。」
ーーーメルダス王国/王城ーーー
「ガァァァァァァ!!!!」
「お、お父様いっ、一体どうなされたのですかっ!?」
「に…に……げるのだ。せ…めておま…えは。」
「お父様ぁぁぁぁぁぁぁ。」
ワァァァァァ。歓声が響く。
「いやぁ素晴らしい演技力だ。そうは思わないかね?」
「はい!私の役の方とてもお上手でした!!」
「では公務に戻らなくてはいけなくてね。失礼しようか。」
「はい。」
扉がしまる音が長大な廊下に響く。
「それで、メディス様の姉妹であるサディス様がこの世界にご降臨なさる。これは確実なのですか?」
「あぁ。しかも倒さられた、この世界で最強の女神が。」
「となると、メディス様にも危険が!!!」
「そうなる。だから、メディス様にもご降臨いただこうかと思っている。」
「でも、サディス様が負けるような敵。私たちで倒せるのでしょうか?」
「倒すしかないだろう。メディス様のために。」
「そう、ですね。」
「では、神殿に行き、神官長にお会いしよう。」
「これはこれは。王女様に王様。今日はメディス様に伝えたいことがあるのでしょう?」
「話が早くて助かる。メディス様にご降臨なさってもらおうと思ってな。」
「!………なるほど。その不敵な考え。勘は鈍っておられないようで何よりです。」
「世辞はよせ。だいぶ鈍ったさ。それよりも一刻も早くメディス様を安全な場所に。」
「そうですね。では、」
…………………………。
「伝えることができました。」
「そうか!で、メディス様はなんと。」
「エットですねぇ。」
「なんだ?えらく歯切れが悪いではないか。」
「なにやら『これで大手を振って仁のところに遊びに行けます~』だそうです。」
神官長さんはそれぞれの国の別の人です。




