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女神様に求婚したら邪神に呪われた!?  作者: 妖星
零章 ”物”と”者”
3/16

「堺部、堺部 仁導さんはいますかー。」

受付の人が呼んでいる。

歩きだそうとした俺の袖をあいつはつかんで引き止めてきた。

「おい、なんだよ。」


「そのですね~、あのですね~、エットですね~。」

?顔を赤くしてまだ恥ずかしがるならさっさと離してくれないかね、キミ。こっちも恥ずかしいから。

「仁、行っちゃ嫌なのですよ~。」

いや、子供かッッッ!!って、突っ込みたくなる衝動を抑えつつ、ここは冷静に対処しなければ。

「大丈夫だよ。ここは家からも近いし、時々ならよってやれるから。」

その言葉を聞いて、あいつはうーんと唸ったあと。頭のうえにアイデアマークが飛び出したような顔をした。

「仁~、私も退院するので~仁について行きたいです~。ちょっと病室で待っていてください~。」


「ちょっとってどのぐらいだ?」


「は、半年でなんとかして見せます~。」


「三十分くらいなら大丈夫なんだけどなぁ。」

うう~と再び唸ったあいつは両手を広げてだっこしてのポーズをとった。

「はいはい、わかりました。お嬢様。で、どちらに?」

無言のままあいつはドリンクコーナーを指さした。



「それで、なんだ?」

まさか最後の最後で飲み物をプレゼントしてくれとかか?

「…………あのですね。」


「…………………………。」


「私、仁のことが好きなのですよ!!」

…………おぉう。

「お、俺も……

『……さんはいらっしゃいますかー』

お前がって、え?」

?誰のことだ?

「はい、ここにいますよー。ゴメンナサイ仁。先にあっちを済ませてもらっても?」

!?

いまの………を聞きそびれたことを今俺は全力で後悔している!!

ではなくてだなぁ。

まぁいいか。

「それでなんでしょ~。」


「お電話です。」

ガチャ。

「もしもし~。………え?」

ザザザッ、ザッ、ザァァァァァァ。

ノイズ

ザザっ音が聞こえる

ザッ、プツン。何かが切れる音がした。

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