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女神様に求婚したら邪神に呪われた!?  作者: 妖星
一章 結局チートなんですね
12/16

※サカベ·ジンドー は 旅に 出ました。

初4千文字突破。

※キャラの容姿について

サカベ·ジンドー

黒髪·黒眼·身長平均·髪型想像にお任せします。

メディス

金髪·碧眼·身長ジンドーの肩ぐらい·髪型ロング·貧乳

サディス

黒髪·赤眼·身長平均·髪型下ツインテ·胸普通

チェリス

蒼髪·右黒眼·左薄い黒眼·身長ジンドーの肩ぐらい·髪型ポニテ·胸普通

リステル(この前出て、今回の話で名前だけ出てくる。王女様です。)

金に緑が入った色の髪·碧眼·身長普通(ジンドーより少し低め)·髪型ロング·胸巨乳

アーサー·ペンドラゴン(王)

金髪·碧眼·身長普通·髪型想像にお任せします。

ギルド長(名前募集中!!)

元赤髪スキンヘッド·赤眼·身長ジンドーが肩ぐらい·髪型スキンヘッド·胸筋モリモリ

「あ、王様さん。身分とかステータスを偽って冒険者になれるかな?」

「わかりました。では、後ほど冒険者ギルドにお寄りになって、ギルド長に会っていただきたい。お手数ですがその方がこちらとしてはやりやすいので。」

「ありがとうございます。」

「少しだけお時間よろしいかな?それなりに時間はかかるものでして。」

「わかりました。」

「チェリス、その間使徒殿をあの壁画の所に案内してくれ。」

どうやらあの蒼髪の人はチェリスというらしい。

「よろしいのですか?あの剣はあなた様のもののはず。」

「構わん。この方の方があの剣を使いこなせるだろう。」

「………ですが、御身に何かがあれば………。」

「私の代わりはリステルがいる。使徒殿や、メディス様の代わりは何処だ?そういうことさ。まぁ、『アイツ』も私を主だと認めている。大丈夫だ。」

「……わかりました。」

「では、使徒殿、私はここで失礼。メディス様、こちらです。」

「では、仁。また後で。」

「あぁ。」

「では、使徒殿。こちらへ。」



「そういえば、あんたチェリスっていうんだな。」

「はい、そうですが。何かございましたか?」

「いや、何かってわけじゃないんだが。誰かに敬語を使われるってのが、慣れないんだ。流石に王様にそんなこと、言えるわけないだろ?だから王様には言えなかったけど、あんたなら少しくらいそういうこと、喋れる気がしてな。最初は敬語じゃなかったしな。」

「……スイマセン。私は自分より位が上の方にこれ以外のしゃべり方というのものがわからないのです。気に触るのであれば、どういったものに直せばいいのか、お教え願いたい。っと。その前に、着きました。こちらでございます。」

そうチェリスが指さした先には、重厚な扉があった。

「……えと、チェリスなんで立ち止まったんだ?」

………あぁ、女性への気づかいが出来るかどうか試されているのか!!

「ホイッ、と」

「え!?」

ギイ~

「ま、まさか王と同じくこの扉を開けられる力がおありか。それとも何らかのスキルが?」

「え、単にちょっと力を込めて押しただけなんだが………まずかった?」

い、いや。悪気はなかったんだよ?

「いやそんなことは無い。どころか、そんな力のある使徒殿が味方で本当によかった。」

「あ、ありがとう?」

「いえいえ。それで、ここにご案内した理由は。」

チェリスは、柄のない剣を拾い上げつついった。



「この、魔人剣をあなた様に渡すこと。そして、この壁画を見ていただくためです。」

そう言って、俺にその剣を渡しつつ、壁を指さした。そしてその瞬間、強烈な頭痛が襲ってきた。

とはいってもここ一、二時間のうちになんともその類のものは受けていた。それに比べると、軽かったと言える。とはいえ、意識は少し朦朧とする中、頭にある文字が浮かんできた。あの、黒いモヤと一緒に。



【 神は殺せ。奴らは我々異世界人を糧に進化する化物。私に出来ることは、君にある魔法を与えることのみだ。その魔法を使えば、負けることは無い。が、永遠に苦しむことになる。

それでもわたしは君に負けてもらうわけにはいかない。きみは負けてはならない。だからこの壁画には、見たものの生命の危機を察知する能力。そして、察知した場合、そのある魔法を発動させる。

すまない。私はこの世界を守る。君を苦しめてでも守らねばならないのだ。

だが、君に苦しんで欲しくはない。欲しい訳では無い。

隠せ、周りの人間からこの情報を。

騙せ、周りの人間は皆、君を騙す。

煽れ、周りの人間を操り神を殺せ。

殺せ、周りの人間とあの化け物を。

殺せ…殺せ…殺せ、殺せ、殺せ殺せ殺せコロセコロセコロセコロセ……… 】

「るっせぇ!!殺してたまるか!俺は誰も騙さねぇ!誰にも何も隠さねぇ!誰も煽らねぇ!てめえみたいなのに操られてたまるかぁ!!!!!」

「ど、どうしました!?使徒殿!?」

「……くっそ。頭いてぇ。何なんだこれは!?」

「こ、これは代々王国に伝わる勇者の壁画です。これをみて意味を理解できたならば、そのものは勇者になると言い伝えられています。王もこれをお読みになって、その頃から凄まじい力を手に入れられた、と言われておりますが。」

今さっきの黒いモヤ、あの邪神が俺に放ってきたのと同じだった。なのに、何故メディスの加護が発動しなかった?いや、発動してても防ぎきれなかったのか?

………考えたくはないが、メディスが意図的に……。いや、それはない。あっちゃいけない。まず、それをすることによってメディスに何の得がある?自分を殺しに来い?そんな馬鹿な。

「とりあえず、この部屋から出たい。外に行こう。」

「わ、わかりました。」





「さっきはすまなかったな。………あの壁画は神を殺したい、殺させたい何者かが、あそこに残したものだと思う。君には見られていたから話したけど、これは周りには黙ってて欲しいんだ。あれは確実にヤバイ。人を操る何かがある。」

「わかりました、使徒殿。その、王は、操られているのでしょうか?」

「いや、あの人に黒いモヤは見えなかった。あの人も、ことの重大さがわかってるんだろう。強くなったのも、彼の努力の結果だろう。」

「よかった。やはり、あの方が王であってよかった。」

「さてと、次はどうするか。」

「あ、王に謁見の間にお連れするよう命じられておりますので。」

「わかった。」




「ふむ、使徒殿、大丈夫そうで、何よりです。」

「……やっぱりああなることわかってましたね?」

「ええ、もちろん。」

「……………。」

少し睨んでみるが、王様は、微笑を絶やさない。

「それで、ですね。手配ができました。あと、チェリス。」

「はっ。」

「今の会話の意味はわからないでしょうが「いえ、使徒殿から大体のことを聞きました……。」……。」

今度はあっちがこちらを睨んできている。……ように感じる。それでも微笑は絶やしていない。

「と、とにかく、チェリスは使徒殿についていき、異変がないか、調べなさい。」

「はっ。」

「それを目の前で言いますか。まぁ、あんなの見りゃ嫌でも疑心暗鬼になるのでしょうが。」

「ふむ、使徒殿は、そうではないご様子。何故かな?」

「理由は単純ですよ。俺は誰もを疑うのなら、誰も疑わないのと同じことだと思っているからです。

誰もを疑っている奴は、誰にも信じられない。誰もを疑うのなら誰もがそいつを疑う。それも考えられない考えなし。

誰も疑わない奴は、誰もを信じているということ、でもない。ただ、他人に振り回され続けるだけの考えなし。誰からも疑われる考えなしと他人に振り回され続ける考えなし。どっちも俺はなりたくないのです。だから、俺は、疑い過ぎず、信じ過ぎないと決めています。まぁ、メディスと、俺の親は例外だですけどね。時々怖くもなりますが。」

「ふむ、それも致し方ないことだと思いますぞ。誰か1人位は心の底から信じることのできる人がいない人間は脆くなりますからな。」

「……ありがとう。王様さん。」



邪神に見つかっても城に影響がないようにささっと移動した。

「さて、冒険者ギルドについたわけだが。」

どうすっか?まずギルド長に会えって言ってたっけか。なら、受付の人に聞くか。初対面の女性に話しかけるのは……厳しいか。なら、

「どうやったらギルド長に会えますかね?」

「うん?私がギルド長よん?何か御用かしらん?あら、いい顔してるじゃないのォ。今夜私の家に来るぅ?」

ザ·ワ〇ルド。時が止まった。

俺は女性はきついと男を選んだ。

そして受付には男は一人しかいなかった。

その男は

「ん?なんで私の頭を見てるのかしらん?猫耳フェチ?」

そう、猫耳があるのだ。それもスキンヘッドの上に。しかもガチムチ。

確かに危険な気はした。それでも、初対面の女性よりは……と思った結果がこれだよ!!

「そんなに情熱的な眼差しで見られたら。我慢出来なくなっちゃうわん!!」

まだ俺の時は止まったまま。どれだけ念じても動かない。

「さぁ、めくるめく快楽の世界へ……GO!!」










そして時は動き出す。


「いやぁ、ごめんなさいねん。余りに情熱的に見てくるから。」

「マジで勘弁してくれ。」

あの後、飛びかかってきたギルド長をチェリスがはたき落として、俺は助かった。

チェリスがいなかったら、組み伏せられる位はいってたと思う。試してないけど霊体化もあるし。流石に\アッー/にはならなかったはず。

「それで、ジンドーちゃんに、チェリスちゃんね?はいコレ、ギルドカード。なくしたらいけないんだぞ。」

……。こんなやつがギルド長とか、このギルド大丈夫か?

「……貰っておこう。」

「ありがとうございます。」

「イイのよぉ、久しぶりにペンちゃんにも会えたし。」

ペンちゃん?後で知ったが王様のことを指すらしい。……こいつ何者だよ。

それにしても、王様直々にここに来たのか。ありがたい。

「それでぇ、何から受けるぅ?オススメは龍神の討伐よん?」

「いや俺は今最下級の鉄冒険者だぞ?そんなもん受けられるか!!」

「しょうがない子ねん。じゃあ、この、神々の試練その1を………」

「やるかよ!そんな高ランクそうな依頼!!」

「ジンドー、神々の試練は、ランクフリー。ましてやその1は、すごい人気を誇っているのですよ。」

「え、マジか。」

「なぁんで私だといけないのかしらん?」

「うっ、まぁそこはどうでもいいじゃないか。で、どんなのだ?」

「仕方ないわねん。神々の試練は、それをクリアすることによって、加護を得られるのよん。たまたまクリアする子もいるからランクフリーなのよん。」

なるほど、ん?

「加護の重ねがけって出来るのか?」

「できるわよん。ジンちゃんはもう持ってるそうだけど、心配はいらないわん。(神様が許さずに直接天罰を下したパターンもあったけどねん。嘘はついてないわん。)」

「………ならそれお願いします。」

「わかったわん。少し待っててねん。」




「はいコレ、受注書よん。これをもって試練の平原へ行って、そこで詳しい説明を聞いてちょうだい。」

「ありがと。じゃ、いくか。」

「はい。」



ガダンガダン。

あの後俺達は試練を受けに行くための馬車に乗った。

「そういえば、俺の呼び方、使徒殿から、ジンドーに変わってたな。やっぱりバレないためか?」

「はい。馴れ馴れしいとは思いましたが。これが一番かと。いけませんでしたか?」

「いや、嬉しいよ。これから一緒に行動するんだしさ。楽に行こうよ。」

「そうですか。では、失礼。」

ワンツースリー

チェリスの頭の上にそんな文字が浮かんだ気がした。

カウントが終わった瞬間。

「………寝てる·……。まぁ楽にしようとは言ったけど…。まぁこれはこれでいいか。」

そして、俺達は静かにを目的地を目指した。

ガタンガタン。…馬車はうるさかったが。











ん?なにか忘れてないかって?

そう。

完全に忘れていた。

いや、あの壁画を見て、考えないようにしていたと言っていいだろう。


















(私を置いていくなんてひどいです~~~~~。絶対に許しませんよ~~~。しかも、女の方もいるじゃないですか~~~~~~。)

そう、女神のことを。

次回をサービス回にする為、頑張りました。(吐血

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