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女神様に求婚したら邪神に呪われた!?  作者: 妖星
一章 結局チートなんですね
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※堺部 仁導 は 道に迷ってしまった。

少し長くなりました。この調子で長くしていこうと思っています。

(えぇっと?どういうことなんだ?俺が悪いのか?)

(安心してください~仁が悪いわけじゃありません~。


姉が、この世界に降りたそうなのです~。

ちなみに姉は過去に神のルールに違反していますので~。


この前のルール違反くらいならと許されていたのですが~今回のことで~完全に邪神認定されました~。


ただ仁は~この世界の姉の国では悪者扱いされてますね~。降りて来てる時にそう伝えていたっぽいです~。


で、ですね。その悪者さんに私が襲われないように降臨してくださいって言われまして~。

これは仁の元に行ける口実になると、と思ったので~降りようと思ってるんですよ~。


ついでに、ルール的には、降りる時にかなり力が制限されます~。また、神であることを証明する神気もなくなるので~、神じゃなくなります~。


天界に戻れば話は別ですが~。

ですが、姉はそんなこともないのです~。だから姉を私が止めなければいけないと思ったのも確かですけどね~。)


(そうだったのか。)

……こういう時どんなふうにすればいいのだろう?

俺に兄弟はいないからメディスがどう思っているのかはわからない。だから、


(辛かったら、言えよ。その、なんだ、………友達なら愚痴の一つや二つ、聞いてやるのは、当然だろ?)


(……ありがとう、仁。)


念話だから音なんて無いはずなのに、その念は少し悲しげに聞こえた。

それからしばらく俺達は無言だった。





(……仁~。)


(……なんだ?)


(話を戻しましょ~。私はメルダス王国の神殿に降ります~。仁の現在位置は、その神殿の真下。神の試練と呼ばれるダンジョンの、1階層です~。なので~階段をみつけて上ってきてください~。)


(…何故わざわざダンジョン?)


(そこは~この世界で一番私の力が及ぶ場所だからです~。あと、私は今から降りるので、その間念話はできませんので~。)


(なるほど、メディスの創った試練だからか。じゃあちょっと移動してみるか。)


ベチャッ、ベチャッ。

………スライムだ、スライムがいるぞぉぉぉぉぉ。

でも動く音は気持ち悪いな。

まぁいちいち気にすることもないか。

今の俺はドラゴンを超えてるらしいけど、ここはひとまず隠れてた方がいいだろうな。


……いなくなったか。

良かった。さてとさらに進むぞ。


……またいた。さてとまた隠れ「べジュジュジュ」

ん?なんか視線を感じるんだが?「べジュジュ」

………逃げろっ。


「はぁ、はぁ、はぁ、さすがにここまでは「べジュジュジュ」くっそっ。」


「よっしゃぁぁぁ。階段だぁぁ。」

このまま階段を上って逃げ切『ガタン』は?

なんか仕切りが落ちてきた。

………なるほどこのスライムのせいか。

よろしいならば戦争だっ。(涙)

スライムが、気持ち悪い音を立てながら近づいてくる。俺は地面にあった小石を拾って…投げた。

ブォン。え?ブチャ。

「ブジュュュュ。」

あっけなくスライムは蒸発するように消えた。………俺の時間を返せっ。『テレレレッテレー』『ガコン』

あ、開いた。あとなんだ今の音、まあそれはメディスとあってからでいいか。

早く会いてぇなぁ。




ーーーメルダス王国/大神殿ーーー

大神殿に、眩い光が溢れていた。


「おぉ、メディス様が、メディス様がご降臨なされた。」


「はじめまして、私はメディスと言います。ここに私の使徒が来ませんでしたか?」


「はて?そのような方はいらっしゃっていませんが?」


「なるほど、私の方が先に来てしまいましたか。」


「メディス様。使徒様の容姿をお教えくださいましたら、後でメディス様の元にお連れいたしますが?」


「いえ、ここで待っています。」


「しかし、ここでは危険です!!」


(メディスそこにいるか~~~~~~。)


「………わかりました。後少しでこちらにつくそうですので。あと少しだけ、お待ちください。」


「はっ、仰せのままに。」


「ですが、父上!!」


「メディス様のおっしゃることに口を挟むべきではない。我々程度では気づくことが出来ない何かがその使徒殿との間であるのかもしれんではないか。」


「……わかりました。」


バダム


「はぁ、はぁ、来たぞ、メディス。」


「………どちら様かな?このダンジョンは今封鎖しているはずだが?」


「あのものが私の使徒です。」


「はっ?し、しかしあれは男では?」

後で知ったのだが、この世界で女神の使徒といえば、女天使が普通らしい。


「では、案内してくれますか?」

「し、しかし。」


「案内してくれますよね。」ニコリ


「わかりました。こちらです。」



ポツン。あれ、息を整えてる間にどこいった?

………あんな前に!!


「え、ちょ、ちょ。待ってくれよ。」


俺は急いであとを追った。

が、

「広すぎるだろうよ。」

俺は道に迷ってしまった。

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