プロローグ
初投稿です。よろしくお願いします。
誤字脱字等、ご指摘ご指南お待ちしてます。
世界は”狭い”
その言葉にどれだけの共感を得られるのだろうか
多種多様な在り様の世界を
私達はどれだけ知ることが出来るのだろうか
そして一度知ってしまえば、もう戻れない
忘れることは出来ない
たとえ世界が変わろうとも
栄光や繁栄、衰退や崩壊その全てを
はじまりは認知されていない、だが確かにあった
何も無いはずの『なにか』に意識が生まれ1つの統一体が出来たのは認知と同時だった
統一体は真に全てであったが、その実、何も無い虚無であった。
やがて統一体は自らを無数に別けた
無数に分化したそれらは個々に固有の権能を持っていた
一つとして同じものが無いそれらは”始祖種”と云われている
始祖種は多くに分かれ集まり、争った
元は同じ存在であっても分化したことにより個々に意思が生じた
そして対立した、「主は誰だ」と
分化した存在であっても個々の力は凄まじく
争いは長く永く続いた、だが終わりはきた
始まりがあるように、また終わりも必然
望まぬ形であれ、終結はした
そして始まりをあらわす始祖神たる一柱が選ばれ、統一体無き後の纏め役として頂かれた。
名を『アイテル』
争い起こる中、ことなかれ主義を貫き己の為に過ごし・さまよい歩いた末に
自分より前を歩いていた者たちが後ろにいる事に気付いた
そして歩みは頂へ
だれが許した認めたのではなく、アイテルは玉座へ収まることとなる
アイテルは想う、「こんなものか」と
後に始祖種は神と云われている
そして始祖神アイテルの権能は【任命】その力は自身以外の”役割”を決めるだけのもの
自分を信じ認める者に役割と力を与えるだけのもの
只、他者を頼り身をかわしてきたアイテルが持ちし唯一にして、今や絶対となった権能である
座に就いたアイテルは世界を、星を、造り自身以外をそこに≪箱庭≫押し込めた
元々眷属も持たず、争いからも無縁を頑なに主張して居たが故に
座に就いたは良いが始祖神となっても何も考えは無かった
故に奔放、故に自由
それはアイテル自身を表すだけに留まる事では無く全てに当てはまる指針であった
何故ならアイテルに犯意を持つものすら、その指針の範疇だからである
だから一つにまとめたのだ、”わかりやすく”
その後、アイテルは統一体からの分化個体”始祖種”に子をなせるようにし、種族の祖とした。
種の保存・繁栄・淘汰・交配・進化。そこに未知の愉悦を描き、自身は眠りについた。
やがて長き眠りの中、アイテルの箱庭に異変が生じた。
変異に目を覚ましたアイテルは手にある箱庭を窺い見た
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真っ暗で、何も認識できない
そんな中、声は響く
『まわれ・舞われ・回れ・周れ・廻れ、、、、
時が、死生が、幾多幾重幾星霜繰り返しては過ぎる万端よ
未完ゆえの完成された世界よ
何を思う、何を願う、何とする?』
比喩や妄言、語りや独り言では無い
古往今来・森羅万象に荒唐無稽な問い。されど、この質疑は成し得る、”出来る”のだ
問いは続く
『歯車は循環に必要なもの。しかし必ずでなく、又、換えはきく。
今のままで良いのか?不備は?不満は?期待は?希望は?
、、、、充ちぬ故の、満ち。それ故に、、、、面白い。
なれば我が執行を。今を超える行いにて未知未開を示そう。
されど結果は届かぬ位階、どうなるか
一興といこうではないか。』
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その言葉と同時に”そこ”にあるものに光が生じる
灯りにより声の主がアイテルである事を浮かび上げる
性別も年齢も判断するには難しい微笑を携えて尚端麗な表情は何故か善・悪判れる
髪は身丈を超えて長く”地”に足が着いていれば足元に煩わしいだけの量が長さがある
しかし、不清潔さは無くむしろ触らずとも見て取れるほどに美しく柔らかな印象さえ感じる
髪に隠れ衣服などは窺い見れないが、光を抱き擁いている姿で居る
光はその抱擁を抜け、弾ける
瞬間、箱庭は開いた
広大な宇宙を模した箱の中は一面星で溢れていた
この星は世界、いうなれば一つ一つ違う世界を表している
中でも中央の正八面体に囲まれた星々は比ときは大きかった
一つの大きい球体を中心に周りを十二の球体が囲み、上下には白と黒の球体があった
『さぁ、はじめよう』
誰に問うとも、求めると無く
止まっていた歯車は動き始める




