【付録】登場人物とその背景
★アヴリル・ラビ(本作の主人公)
身長157cm 体重52kg 瞳の色はトパーズのような茶褐色
色白の肌、プラチナブロンドの長髪にして幼く見える容姿。服のセンスは朴素でお洒落に縁遠い。
髪を結わい、刃引きの小剣を携えると着る服の次第で少年にも見える風貌。
所謂、かわいい少年である。
この物語ではフルプレートアーマーに身を包み、何でも入っている大き目のバックパックと中華鍋を背負った、リビングアーマーの風貌で登場している。蹴る、殴る、走る、隠れるなどの細かな動作をこなし、なかなか動き俊敏である。 鎧の中身は《王都偏》で登場予定。
攻撃魔法と剣技に長じる才を放つ若き鍛冶師。
★アルフォンソ・ロメツォ(ゲスト)
身長162cm 体重77kg 瞳の色、黒い点。
キノコの法衣(着ぐるみ)を着こなし、悪臭とともに冒険する人外の生物。
自称、パルミラ大学で教鞭を取っているとしているが真偽は定かではない。
身分証明書は持っていたが。
エル・ゼルマァム王国出身、交易都市パルミラ。
専門は魔法生物。研究対象はキノコ類。
パーティロールは、アルケミスト系プリースト。
アヴリルを直に見ている唯一のヒト?ではあるが。
老眼なのか【女の子】ということしか覚えていない。
神聖魔法と蘇生魔法において国内でも有名な魔法使いといわれている。
現在、パーティとはぐれて迷子中。
★パイロ(今後も登場予定のある人)
炎使いの冒険者。
《タマーニャ》村の祭り警護に参加していたところ、意気投合して行動を共にする。
無類の女好きで、アヴリルの容姿が『青い』とされても、女の子であれば年齢は関係ないらしい。
極めて危険な人物。
※お探しのPTメンバー
★レイナ・スレイ
キノコの元PTメンバー。
《漆黒の妖術士》と呼ばれた、インナーもアウターも《黒》一色。ペニキュア、マニキュア、アイラインに口紅もヘビメタ風メイクで重い女性だったが、機転がよくて回復魔法もなぜか習得していた。と、いうか習得せざる得なかった。 キノコの回復スタイルだとPTの危険度は致命的だったからだ。
ゆえに一念発起で転職《純白の修道女》に真逆変更。
インナーも純白になったという噂が広がり、彼女の周りが賑やかになった時がある。
得意な魔法は、キュア或は、スタン。
★アレク・ルーティ
キノコの元PTメンバー。
《白銀の戦士》と呼ばれた斧使い。背中に両手持ちの戦斧、利き腕に片手斧、シールドを掲げるスタイルを取り、パーティのリーダーを張る。商工会に勤める父を持ち、そろばんに明るい技能を武器に、PTの台所も一手に引き受けている。
キノコが回復ロールのままだと、ストックするポーションの在庫が危うくなると判断したことから、彼女の号令によってレイナが妖術師から修道女へ転職した経緯がある。
★ケイト・ボ・フォーンヴス
キノコの元PTメンバー。
《ヘカトンバスター》という二つ名は見た目で呼ばれている大柄な女性。
ロールはタワーシールドを操る重装歩兵、フル・プレートアーマーの騎士。
モンスターのヘイト(注視)を集め、攻撃を受け続ける役柄。
兜を脱ぐと、煌びやかな金髪のショートヘアーと色白な肌を持つ美女。
家は国内で貴族。騎士爵を受け、父は近衛騎士団・王の守護者(灰色マント)の一員に数えられており、彼女も父の跡を継ぎたいと考えている。
ただし、巨躯なため、馬がロバに見える。
身長198cm 体重82kg タワーシールドがラージシールドに見えると噂の女子大学生。
★シェイ・パトリック
キノコの元PTメンバー。
《狐目》と呼ばれるレンジャー。
罠の解除、敵情視察、ハンティングから伝令まですばっしこい軽業を武器にPTのアンテナ役を務めている。
キノコ(教授)とは友達の間柄でPTからの放逐には最後まで反対した立場。
鋭い八重歯、褐色の肌、くるくる色(好奇の向き)の変わる瞳。
獲物は暗器の類、ナイフやククリ、クリスナーガを扱う。
弓、吹き矢も嗜むが、アサシン的な隠密行動が得意。
※《王都偏》以降に登場する人物たち
★ジョア・ハンタス
エル・ゼルマァム王国・司教区を運営する大司教。
教会の布教活動や情勢観測などに従事している。
歳は20代中頃、異例の抜擢で司教職を得ている点は見た目、田舎の《芋》青年と大して変りがない。
因みに、アヴリルとは幼馴染。
純朴な青年。
★エリック・ローレンス
王の右腕、王の近衛隊を率いる騎士。
第3継承権を持つ王族の男子だが、故あって権利を棄てた。
実直で、朴訥。無欲な姿勢や人柄の良さが現在も大いに仇になっている。
とにかく、国民受けがいい。
国王を慕い、忠誠の為に妻も置かず任務に励む。
この姿がまた、敵を作る悪循環。
アヴリルはこの人の依頼で剣を一振り拵えた。
それが波乱を生むきっかけとなる。
★スレイマン
《ドールマスター》という称号を持つ魔法使い。
名の通る魔法使いは《教会》の監視対象となっている。
各国の相談役として招かれている以外は私利私欲で実験したがる厄介な人種だからだ。
この男も、そうした対象者。
ただし、失踪中――《教会》は捜索を方々に依頼――キノコのPTがこれに巻き込まれた形になる。
風貌は魔力の源たる魔導書を片手に、散策する爺さん。
とにかく目立たない。監視者を煙に巻くのを得意としている。
若干、熟女好き。
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※登場組織
★ファースト教・宗教組織
別名《教会》。
法国を運営し、宗教・布教活動と称して各地、各国に支部勢力を派遣している。
信者数は約1千万人以上。
法王と、数十名の枢機卿が組織の幹部。
大司教と司祭長、神官らは聖堂や神殿を拠点に多様な活動を行う。
それらとは別に修道会騎士団という戦力を方々に派遣し、世界の警察を自称する。もっとも強大でもっとも傲慢な人々。
★エル・ゼルマァム王国
本作の舞台。
国土のほとんどが平野で、肥沃な大地。
南と東には広大な森林地帯が広がり、魔法生物がとくに多い。
※食べられる生物が多いという事で、一部の愛好者が狩に行ってはミイラ取りが――の結果になっている。
北にはかつてドラゴンが生息していたという伝説級の山脈があり、険しい。
人が踏み込んだ気配は今日までなく、記録として2百年は無いだろう。
西は海がある。
その前に砂漠があるので、王都より西に集落は殆どない。
第一文明の遺跡群があるという噂程度で人足も向かない不毛地帯。
国内は少々、きな臭さを感じる。
まあ、どの国も似たり寄ったりだが。
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※世界共通通貨と代替通貨について
《教会》が定める貨幣が現在、世界共通通貨として認識されている。
各国でも国王の横顔を刻印した金貨が各国内で出回っているが、基本的には《記念通貨》程度の価値しかなく、国王の財政が乏しくなると国内量によって価値が変化するためである。
その点、《教会》では流通量を各国に置く支部勢力の情報収集によってほぼ、一定量の供給と回収を繰り返して価値の乱高下を防いでいる。
よって、標準通貨を《銀貨》に設定している。
国ごとに、働き世代1世帯あたりの収入はまちまちだが。
モデルケースで言うと、ひと月銀貨30枚程度である。
(日本的にはサラリーマンの収入と考えるべし!!)
金貨は銀貨100枚で1枚という計算。
ほかに《教会》が発行する手形にも同様の価値がある。
これは銀や金の流通量調整と言われている。
共通通貨とは別に、交易商人たちが用いる代替通貨がある。
それが《交易銀貨》と言われてる。
材質は銀ではなく錫。色合いが似ているから『銀』としているが、価値は商人ギルドの銀行が保証しているので世界共通通貨と大して変わらない。しかし扱う量が膨大な為、インゴット取引で行われている。
または目方取引だ。
ギルドの発行する手形を《教会》に持ち込むと、ギルドの補填で銀貨との交換が可能という流れもある。
もっとも、交易商人にそんな無駄な換金を行う者はいない。
手数料が破格だからだ。
商人ギルドと《教会》との間で毎年、何度も協議を重ねて世界の貨幣流通量を調整している。
最近では両者の間で、世界銀行の設立まで話し合いが行われているという噂もある。
因みに、マジックアイテムは高価な宝物と同じである。
通常価格は金貨~という感覚だが、ポーションなどの生活必需品は街の医者(薬局或は祈祷師や導師など)に問い合わせば簡単に手に入るアイテムだ。
(日本的感覚では1本1千円くらいの元気が出る何とかドリンクと同じ)




