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電脳なおれと翡翠の彼女  作者: 藤乃宮遊
【番外編】紫朱の風~The world that had intermingled of two~
4/19

【コラボⅣ】 04

「確か……。凪美のヤンキーを束ねている、秋野くん。その彼女(彼)杉岡さんと、川原さん。それと、連れの真城さんとエミルダちゃんと、あと……武井……壮?」

「まぁ、それでいいから、早く対決しましょう? 私達は時間が押してるかもしれないし」

 真城がそう言うと、「太鼓の達ドゥー」の向こうから額を拭いながら「ふぃー」と息をつく朱梨がいて、彼に肩を貸している川原も「あなたの負けだよ」と言ってこっちに来た。

 朱梨のさりげないボディータッチ。あれでも男なのだから驚く。二人を見て片方が男なんて思うまい。

 天使とかそんなレベル。でも、朱梨が天使なら、川原は女神なんだが。

 しかし、海紫の近くには、神というか、創造神が居るのだが、今は気にすることではない。

「これでいいんじゃない?」

 南原の妹という紗希が、何か四つん這いの人間を引きずって「こっちこっち」と手招きする。


「ってか、美女がいっぱい!? ひぃ、ふぅ、みぃ、やぁ……片手じゃ足りない!?」

「もう片手を使え。 ってか自分を入れんじゃねぇ、五人だ。美女は五人だ」

 えっと、朱梨、川原、蒼依、真城、エミルダの五人だろうか。てか、女子全員じゃないか。何故美人が集まっている?  

 いや、朱梨は男だ。 それで、片手で足りるな。解決だ!


「てか、これって何? 紗希ちゃん」

「ひっどーい、スルーしないでくれる? ねぇ、私もかわいいよね!! ねぇ!!」

「な……。僕は頭数にも入ってないようだ!!」

 白峰が言う。が、お前は男だ。残念。紗希は知っていたようだ。 蒼依は思った。

「後で、言っておくよ」

「蒼依ちゃん!!」「知那!!」


「「「……」」」

 みんなは絶句していた。そこまで抱きあう女子は目立つのか?





「そして、何のゲームなの?」

「カプセルに入ってフルダイブする格闘ゲーム。6対6のゲームだから、凪美学園の方はちょうどだね」

「じゃぁ、こっちは蒼依と俺と、後四人だれをだす?」

「ゲームの内容に寄るな~。格ゲーってもいろいろあんじゃん?」

 北川は咳払いする。そこに柳井が

「レジェンド四人と、黒崎と白峰でいいんじゃないですか?」

 と、言えばケインが、決まったんなら、早速。と言わんばかりにカプセルに乗りこむ。


 それにつられて、各チームの六人はコントロールルームに入る。

『店内対戦で、秋野くんがあおチーム。私達があおチームでいい?』

 と、外からの紗希の声に、ケインだけ

「それは、漢字じゃなければ判らないのではないだろうか」

 と突っ込む。

『えっと、じゃぁ。秋野くんが朱チームで、こっちが紅チームってこと?』

「もうそれでいい」

 ケインは早くも諦めたようだ。


 それで、チーム分けが完了する。

 すると、ボイスチャットで朱雄がこういってきた。

『俺らが勝ったら、杉岡を貰う』

『え? ボク商品になるの?』

 なんて話があった。了承するが、まぁ負けるはずないだろう。

 こんなゲーム自体、海紫と朱梨の得意分野であるんだから。――――「 ゲーム 」だぜ?



「「「「「「ゲームスタート!!」」」」」」  「「「「「「戦闘開始ッ!!」」」」」」

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