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哀感

作者: 北本てつ

良いこと無いな~とボヤいたら隣に座ってたおばあちゃんにブン殴られた。

おばあちゃんは何か言おうとしたけど、殴られて直ぐにやっぱり良いこと無いやってまたボヤいたらおばあちゃん泣いてた。


電車を降りてのろのろと歩いているとお腹が鳴った。お腹が空くんだよね、生きていると。


コンビニでカレーパンとピルクルを買った。



雨が降ってきた。



傘も買おうか迷ったけど家まで近いから濡れて帰ることにした。



そういえば駅をでたところにある池にはアヒルの親子が居たはずだけど、今日は見かけなかったな。


雷も鳴り出した。



何匹ものカッパとすれ違った。皆ホッとしたような慌てたような顔で同じ方向へ走って行った。きっと連日の暑さにやられて何処かで干からびて動けなくなっていたんだろう。不注意な奴らだ。


皆家に帰るんだな。



私もびしょ濡れになりながら玄関の扉に手を掛けた。


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