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初めまして主人公

 機壊高校での成績は勉強以外に学校から発令されるクエストの達成数も反映され、成績順にクラス分けがされ上から順にA組、B組…と振り分けられる。

 1年生は入試の成績順だが入学式の時に辺りを見渡してみると僕含めて主人公たちは原作通りにA組に振り分けられたようだ。そこから教室に戻り、一大イベントが開かれる。さぁ!お楽しみの自己紹介タイムだ!トップバッターは主人公だ。


「俺の名前は赤羽 焔!運動が得意で将来の夢は父さんみたいな融合者になることだぜ!みんなよろしく!」


さすが主人公、笑顔がまぶしい


「俺の名前は犬神 蒼斗だ。将来の夢というものは特にないが、強くなることが目的だ。腑抜けたやつと付き合うつもりはない。」


まだツンツンしている犬神君、物語中盤以降は若干柔らかくなるけどこれはこれで愛着があったりする。

 おっと、次は僕の番か。僕は無難に原作通りの行動をしよう。

「僕は宇治 優矢です。趣味は読書と散歩、これからよろしくお願いします。」


…面白みがないな。まぁ、真面目キャラだからこれでいいんだけどちょっと不満に感じてしまう。


「…遠藤 みかん。よろしく」


絵にかいたような無表情。育った環境のせいなのだけどそれを知っている身としては不憫に感じてしまう。


「奥村 桜です!趣味は料理を作ること、皆さんぜひ仲良くしてください!」


出たなメインヒロイン!明るくてかわいい、しかし趣味に騙されてはいけない。料理シーンでは恐怖の劇物製造機となるのだ。


その後も順調に進み、総勢40名のA組の全員が自己紹介を終え、軽く今後のことを説明されてから今日はお開きとなる。

皆が思い思いの行動をとろうとする中、犬神君が赤羽君に話しかけた。

「おい。お前があの英雄の息子か。」

「そうだけど、どうしたんだ?」

「俺と勝負しろ。お前もすでに戦い方くらい知っているだろう。」


 突然の発言に騒然となる教室。原作にはないが、物語に積極的にかかわって行きたいのでここで少し首を突っ込んでみようか。


「まあまあ犬神君、いきなりそんなことを言われても赤羽君も困るだけだろう?」

「お前は宇治 優矢だな。お前も後で見定めてやる。まぁ、あまり期待はできなさそうだがな。」


驚いた。この時点でも一応僕のことも意識していたようだ。


「なぁ、勝負って何をするんだ?それに俺、戦いなんてやったことねぇよ。」

「なんだと?…英雄の息子のくせにそんなものか、期待外れだ。これじゃあ英雄のほうもたかが知れるな。」


 そう言って犬神君が立ち去ろうとすると、

「おい、待てよ。なんで勝負したいのかは知らないけど、父さんまで馬鹿にされて黙っていると思うなよ!その勝負受けてやるぜ!」

「ふん、ならば30分後にコロシアムまでこい。すでに使用許可は取ってある。くれぐれもエナジーコアを忘れるんじゃないぞ。」


 そう言って今度こそ立ち去った犬神君を見ながら僕は赤羽君に話しかけた。

「赤羽君、災難だったね。これから本当にコロシアムに行くのかい?」

「あぁ、さっきは間に入ってくれてありがとな。コロシアムにはもちろん行くぜ!あいつを懲らしめなくっちゃな!優矢、お前も来るか?」

「もちろん、赤羽君の応援に行くよ。」

「俺のことは焔でいいぜ!」

「そっか、改めてこれからよろしく、焔君。」

「おう!」



 そして30分後、校内案内を見ながらたどり着いたコロシアムの中央には犬神君が立っていた。


「時間通りか、エナジーコアは忘れていないだろうな?」

「あぁ、これだろ?お前はどうしたんだよ。」

そう言って、入学式の時に配られたエナジーコアを見せる。

「はぁ…俺のはこれだ。コアにエナジーを流してみろ。」

ベルトを指さす犬神君。よく見ると金具部分がトラのようなデザインになっている。

「うわっ!なんだこれ!」

 焔君は言われた通りコアにエナジーを流したらしく、コアが変形して右腕にライオンがモチーフになったであろうリングが装着された。


 これはまずエナジーの特性として質量と重さが観測できていないので理論上は1㎡に無限に存在できるということと、コアの特性で融合者の思いのままに変形できることが合わさり、待機状態では、アクセサリーのような形になるのだ。


「それはコアを自身のものとした証拠だ。さぁ、コアと融合して勝負しろ。もっとも、その様子ではやはり期待外れのようだがな。」

「はっ!どうとでも言え、絶対に勝ってやる!」


「「変身‼」」


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