設定資料集
作中で書くほどでもないような設定の補完がメインです。
でも本当は最終章での解決編にもってきたかった。
一応作品を楽しむためのバックグラウンド程度の設定です。あとは分かりにくい設定を噛み砕いてます(分かりやすいかは不明)。
タイトルについて
初期案では九人でしたが、九つに変えたという歴史があります
背景としては、構想を練るうちに主人公たちはどちらかといえば主体的な存在でなく、物語の部品の一つに過ぎないように思えた、という感じです。
→(追記)なお担当の章が終わると主人公から個人に変わる模様。
黒幕サイドの主体性の強さと対になる感じが演出できてるんでいまのタイトルはお気に入りです。
七つの大罪について
キリスト教の例のアレです。宗派によって解釈が違う上、そもそも私は宗徒ではないので一概に私がどうこう言うアレじゃないですね。
まあ人間の悪徳を七つまとめたやつって覚えとけばオッケー。強欲、傲慢、憤怒、暴食、色欲、嫉妬、怠惰、の七つです。
一部の人たちは正義や狂信が大罪であるとしてそれを八つ目の大罪としてますね。別に伏線でも何でもないですけど。
これも初期案と現プロットで設定が少し異なります。
初期案では、大罪を司る悪魔が存在し、主人公を唆す設定でした。
現プロットでは、悪魔のような外的衝動ではなく、人間の心の闇である内的衝動としての意味合いが強いです。
また、七つの大罪が普遍的に存在する(かもしれない)という設定は現プロット固有のもので、初期案では、主人公たちの特殊性の象徴として扱うつもりでした。
キャラについて
主について
序章の主観。この物語全体を通してこの人の物語。あと一人目の主人公。
実は黒幕とかそういうのではないですが、序章以降最終章まで主観パートがありません。可哀想。
初期案では茶番による全能の証明が目的でしたが、
現プロットでは贖罪が目的となっています。
大した変更ではないです。
(追記)3回目の転生を拒んでます。
オルタナティブについて
主から分裂した自己存在の一つ。黒幕じゃないほう。二人目の主人公。
初期案では主が体と心と魂を分割したうち、体に依拠した存在として成立していた。
現プロットではそこら辺の設定は削除され、ただの一般主人公に。結構強い。
心の闇について
主から分裂した自己存在のもう一つ。黒幕のほう。
初期案では主の魂を起源としていた。
現プロットでは、主の《ネタバレになる内容》が主のなかから、はじき出されて存在している。
実はどころか普通に黒幕。確固たる目的意識で動いてる系悪役。
三人目の主人公について
強欲担当の人。実は他の大罪の適性もある。そういうところ含めて強欲。
何かを手に入れることにも執着するが、それ以上に自分のものを傷つけたり奪ったりする存在を憎む。
キャラ付けは大罪メインだけど、そうじゃない部分も心の中にはある。
異世界について
死後の世界について
ある種の異世界。現実世界と異なるんだから当たり前だ。
ネタバレになるような内容まみれなので深くは語りません。来るべき時に追加で書きます。
異世界について
普通の異世界。現実世界とはもちろん異なる。
転生した者の願いが反映される。五分前仮説みたいなノリで世界が変わる。でも、願いは一人分しか叶わないというわけではない。つまり、あとあとになっていくほど世界が煩雑になっていく。
というわけでもなく、願いが叶えば(物語、というか各主人公の章が終われば)、世界のあり方は元に戻る。ただし、血筋とか地名とかそういう歴史の対局を変えることは叶わない。あとそんなことは誰も願わない。
ちなみに作中では主の願い『起伏に富んだ人生を送りたい』の残滓が残っているため、転生者はみな起伏に富んだ人生を送るはめになる。基本的に気にしてない。
ちなみに主とかオルタナティブとかが起伏の原因となるものを異世界に用意してたり、心の闇が仕組んでたりする。
ネタバレになる内容は書きませんよ。流石にね。