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ヒストリカル!法隆寺中学校  作者: プリンアラモード
第3部 名門私立学校との出会い
24/32

24幕 足利一族

 とある週末の夜。僕と太子は、テレビでお笑い番組を見ていた。

 そこで、僕たちは面白いお笑い芸人を見つける。新人グループの「足利一族」である。


 「どうもー、足利義光でーす!」

「足利義政でーす!」

2人がそう言った後、

「2人合わせて足利一族でーす!」

と声を合わせるつもりだったのだろうが、言ったのはさっき義光と名乗った方の人だけだった。

 「言えよ!1人でやるの結構、恥ずかしいんだよ!」

義光はさっき義政と名乗った方の頭を叩く。義政は何かをブツブツ言ってる。

「何ブツブツ言ってるんだ!はっきり、言えよ!」

義光が言うと、義政はうなずいてから、

「このハゲーーーーー!」

と叫んだ。義光は義政の頭を思いっきり叩き、

「うるさいわ!それに、古いわ!」

とツッコミを入れた。

 「古いと言えば、室町時代の応仁の乱とか古い部類に入るなぁ。」

義政が言う。義光は

「もっと、古いのもあるけどな。まぁ、古い部類に入るよなぁ。」

とうなずく。

「僕、細川勝元やるから、お前、山名宗全やれ。」

義政がそう言うと、義光は

「わかった。」

と言って、再度うなずいた。

 「時は1477年。応仁の乱は終結しました。」

「終結してどうする!」

義政のボケに義光がツッコミを入れる。

 「時は1467年。応仁の乱が始まりました。この僕、『繊細』の『細』に『河川』の『川』に『勝利』の『勝』に『元気』の『元』と書く細川勝元と、『山岳』の『山』に『名前』の『名』に...」

「いちいち漢字の説明せんでいい!」

義政にまた義光がツッコミを入れる。

「いや、ただの漢字じゃなくて、名前の漢字なんだけど。勉強になるでしょ?」

それを聞いた義光は、また頭を叩いた。

「屁理屈言うな!それと、これは教育番組じゃないっ!」

 「細川勝元と山名宗全の対立により始まりました。」

義政の言葉の後、宗全役の義光が言う。

「私があの家の家督を継ぐ!」

「いや、僕だ!」

「私だ!」

「僕だ!」

「私だ!」

「僕だ!」

そう言い合った後、勝元役の義政は

「どうぞ、どうぞ!」

て、後ろへ退いた。義光は彼の頭を叩く。

「譲ってどうするっ!?」

「だってー...。」

 義政は唇をまえに突き出す。

「『だって』じゃないっ!」

義光はまたツッコミを入れる。

 「こうして、細川勝元と山名宗全の対立は解決し、応仁の乱未然に終わりました。めでたし、めでたし。」

義政がそう言うと、義光に思いっきり頭を叩かれる。

 「確かに、めでたいけど、応仁の乱やってないじゃん!猛雨良いわ!ありがとうございましたー。」

義光はお辞儀をするが、義政はしなかった。義光は最後に

「最後ぐらい挨拶しろよ!」

と頭を叩いて、2人は去っていった。


 その漫才に上から目線ながら、僕たちは新人にしては面白いなと思っていた。僕も太子も途中で少し笑う場面があった。

 そして、僕たちは、大好きな連歌を始めた。まだ、番組は続いているが、テレビを消した。僕たちにとっては、お笑い番組より連歌だったのだ。

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