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ヒストリカル!法隆寺中学校  作者: プリンアラモード
第3部 名門私立学校との出会い
20/32

20幕 これで良いのか、体育館

 僕は元明理事長の説教の後、1人で家に帰った。

「ただいまー!」

そう言って、ドアを開けた。

 「おー。遅かったじゃないか、妹子くん!」

バカ太子はポテトチップスをボリボリと食べて、散らしながら、肩をポンポンと叩いてくる。

「ポテチ食べながら喋らないでください。」

僕は彼を引き剥がした。

「ちぇっ、ノリ悪いな。」

えっ?いま、ノリツッコミ的なことしなきゃいけなかったの?

 と、ピンポーン!インターホンがなった。僕は、何とか太子を振り切って、

「はーい。」

と言いながら、鍵を開けて、ドアも開けた。すると、そこには平城中学校の学生がいた。どことなく、元明理事長と似ている。

 「だ、誰ですか?」

僕は聞く。その人は、

「げ、元明理事長の孫の、聖武天皇です!」

やっぱりか...。

「で、その理事長のお孫さんがなぜここに?」

そう聞いてみると、その人は

「あの、我々、体育館で部活をやっているんですが、見に来てください!」

お、おぉ、そんなことか...。僕は、

「わかりました。行きます。」

簡単には断れないというのが、日本人の悪い癖(?)だ。太子は嫌がったが、僕は襟で引っ張って、無理矢理、平城中学校に連いてこさせた。

 そして、聖武天皇に連れられ、外京エリアにある体育館まで行った。それを見て、僕は囁いた。

「これで良いのか、体育館?」

 なんと、その体育館は超巨大で寺のような見た目だったのだ。しかも、本来舞台があるべき場所には大仏がある。

 「何ですか、これ!?」

僕は聖武天皇さんに聞く。すると、彼は

「東大寺風にしてみました。」

と言った。僕は

「いや、『してみました』じゃないでしょ!?校則とか大丈夫なんですか!?」

と聞く。彼は、

「大丈夫です。元明理事長から許可をもらっています。」

と言った。あの、理事長、孫には甘いんだな。僕はそんなの想像出来ないなと思った。

 「で、こんなの作って授業は出来るんですか?」

僕はまた質問した。聖武天皇さんは東大寺風の体育館のドアを開けた。僕は彼に連いていった。彼は大仏に触れていた。

 と、その時だった。体育館の木の壁から6つのバスケットゴールがあらわれ、縦向きの大コート1つと横向きの小コート2つがあらわれた。さらに、大仏から6号球のバスケットボールが出てきた。

「何さの、ハイテク機能!?」

僕は、驚愕する。体育館はバレーボールコート、テニスコート、ドッジボールコートとどんどん姿を変えていき、その度に、ネットやボールなど、用具があらわれた。

 その後、僕たちは家に帰った。太子はご飯を美味しそうに食べ始めたが、あまりにも驚愕過ぎて僕の喉はご飯を通さなかった。あの日本風の見た目に、あの超近未来的な機能はギャップが強すぎたのだ。

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