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ここは真冬の北海道、そんな真冬の一降りの物語



寒い。北海道はもう冬である。私は、いつも通り会社に出勤するため、道を歩いていた。道を歩いていると女子高生をちらほら見かける。


彼女たちは冬なのに膝上のスカートと生足である。寒くないのかと思う。しかも路面が凍結していて、滑る危険性がある。


滑ったらどうするんだと思っていたら、案の定、私の横を歩いていた女子高生が前のめりにこけた。


大丈夫かなと思い、見てみると、両膝に擦り傷。血がにじんでいる。声をかけようかなと思ったら、その女子高生は、恥ずかしいのか、


逃げるように去っていった。危ないなと思いつつ、歩いていると、今度は走っている女子高生を発見。


これはさすがに危険なので、注意しようと思ったが、その前にこけた。急いで近寄ってみると、この前、すでにこけているらしく、両膝に


血のにじんだ絆創膏が貼られてある。しかも、その上から出血している。雪国で怪我をするといつもより痛く感じる。これは傷口に冷気


が刺さり、より痛みを感じるためだ。そのため、この女子高生はもう今にも泣きそうである。だがなにもできないので足早に去る。


帰ってきてから、同じ女子高生だと気づく。カレンダーを見ると、仏滅である。ああ、あの子は不運だったなと思いつつ、床につく。



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