25時の宙と、ふりゆく流星が描く心のシルエット
爽やかな
秋澄む風を追いかけて
日ごとに彩りを
増していく稜線へ
舞いゆく
色鳥を見つめながら
やわらかな
秋の陽ざしを浴びて
山ブドウの
実は煌めく宝石のように
地上に咲いた
南十字星のような
クロウエアの
星の花びらとともに
こぼれ萩の
花は心に秋を届けて
やがて夕映えが
木葉月の
街を輪郭に変えゆくとき
浮かび上がる
月は微笑む瞳のように
星のふりゆく夜に
願いを言の葉にのせて
二十五時の
遥かな宙の彼方から
星を放つ
狩人のシルエットは
光が花咲く
オリオン座流星群
流れる星は
いくつもの願いをのせて
月のふりゆく夜に
光はやさしさをのせて
大地を照らす
十三夜の月明かり
まだ満たない
その月の光を
大切にしてきた
古のこころを感じながら
月影はきっと
こころの光で、輝いて
この街の空からは
見えない星も、あるけれど
今日もどこかで
輝く星が、あるように
地上に咲く
星の花に言の葉をこめて
夜空に咲く
流星群に願いをこめて
まだ見ぬ星がある
まだ見ぬ宙がある
そして
まだ見ぬ明日が、待っているように
爽やかに
秋澄む風を追いかけて
十三夜の
月から溢れる
やわらかな明かりは
木葉月の街に
やさしさを
そっと、届けるように
大地に咲いた
クロウエアの花びらに
南十字星を
こころに想い描いて
朝焼けが、きっと
歩みゆく
明日を瞳に映し出すように
二十五時の宙と
ふりゆく星が、描く心のシルエット
オリオン座流星群は、毎年10月に流星が見られ、今年は10月22日前後の未明が見頃とされます。木葉月は10月、萩は、秋に花が大地に零れるように咲き、「こぼれ萩」と呼ばれます。
「十三夜」は、中秋の名月(十五夜)に次ぎ、または同様に月が美しいとされ、今年は10月23日です。満月ではない十三夜の月を、風流として大切にしてきた古の人の心を感じます。
山ブドウには、「思いやり」の花言葉があります。秋にかけて咲くクロウエアは、日本からは見ることが難しい南十字星に似て、「サザンクロス」が別名です。花言葉は「まだ見ぬ君へ」「願いを叶えて」です。
季節の星や花をモチーフに詩を描かせていただきました。お読みいただき、ありがとうございます。




