異変・後編
さて、戦いが始まる。どう、判断し、行動するのかが、鍵だろう。
この千年間、伊達に年は取っていないはず。
かなりの実力者では、ありそうだ。
だが……。
「負けるわけが無いだろう」
「まぁ、威勢だけは、いいのねぇ」
「ふっ…その口を、二度と、開けないようにしてあげようではないか」
「チッ……」
今の状況を見極める。
先制攻撃は、相手に譲る。
「ダークボックス!」
「なるほど、閉じ込める気か」
「ふふ…これなら、貴女でも、出られないはずよ」
「出られないはず?確信していないものには屈しない。それが、私、リリスティア・エヴァンスだ」
エリスティアの、瞳が縮小し、血管が出る」
「戯けたことを!ぬかすなぁぁ!!!ダークボール!!!!」
「闇系が好きなようだな…なら、私は…ライトマジック」
その瞬間、ダークボールは、跡形もなく、消えた。
「なぜ!!!」
「知らなかったのか?闇系の魔法は、ライトマジックで、消せると。まぁ、ライトマジックを使える者自体、少ないが」
「まだ!まだだ!!まだ終わっていないわ!!」
「ほぅ?まだ本気じゃないと、言う事か?」
「ええ、そうよ。今から、貴女に、絶望を見せてあげるわ」
そう言い、紫色の何かを飲む。
その瞬間、瞳が縮小し、体中の血管が浮き出る。
エリスティアの周りには、可視化できるほどの、魔力のオーラが見える。
「なるほど、強化剤か」
「いいえ。ただの強化剤じゃないわ。これは、私が、約五〇〇年かけて、研究し、完成させた、強化剤よ。効果は、能力の五◯倍もアップするわ」
「そうか。薬にしか頼れない奴に、負けるわけないがな」
「さっきから…馬鹿にしやがって!!死ね!!」
軽蔑の視線を向ける。
「魔王と、名乗る資格は、お前にはない。だが、その薬を使った、お前は強いだろう」
「死ねぇぇ!!ダークエクスプロージョン!!」
「闇系で、三番目に強い魔法か。それなら、ライトマジック!」
「ふふ…」
「消えないか」
まだ、私は万全ではない。
ある程度の力は、千年前と変わらないが、魔法の力だけは、万全じゃ、ないのだろう。
まぁ、魔王が、光系を使うのも何かと癪だが、あの魔法を使って、終わらせよう。
「参式魔法、超電閃」
その瞬間、エリスティアの真上から、エリスティアの頭に、イナズマが直撃する。
エリスティアは、その場で死んだ……
「うぐ……」
「まだ起き上がろうとするか。エリスティア」
「まだ……まだ……負けない!」
「私は、そんな、待ってられる方ではないのだ。だから、お前に時間を使う義理もないという理由だ。この意味、わかるだろう?」
「くそ……」
エリスティアは、下を向く。
「じゃぁ、消えなさい。ダークホール」
私の、主な魔法は、闇。
エリスティアが闇を使っただけだ。そのため、その、相性が悪い、光を使ったまで。
エリスティアは、叫びながら、闇へ消えていく。
「闇の恐ろしさは深いぞ。お前は、闇をナメすぎだ」
ダークホールが閉じる。
「さて、これで、ルララの洗脳も、解けるだろう。それと…学校が…」
ボロボロと、外壁が落ちる音がする。
「まぁ、大丈夫だろう。ルララ、さっさと、行くぞ」
「え…あっ、はい!!」
これで、安全に、学校生活ができるだろう。




