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最強転生女魔王の世界無双〜魔王は平和に生きたい〜  作者: 冬城レイ
第一章

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6/27

圧勝

【初期ダンジョン――二階層目】


 何故か、ダミアンに、ハンデを与えられた。あいつはまだ、一階層にいる。

 ハンデ内容は、二分後にダミアンが、動き出すという、内容だ。

 まぁ、ハンデはいらないと言ったのだが、無理やり、行かされたので、仕方なく、来た。

 まぁ、私は、めんどくさい事は、早く終わらせたい。

 誰が、正々堂々やると言ったかっての。


 確かここらに、ボタンが。


「あったあった」


 ボタンを押すと、最下層に続く、階段が見える。

 幸い、この千年間、使われた形跡はないようだ。

 では、私はこの階段で、最下層へ向かおう。


 ■【最下層】


 無事最下層。

 だが、最下層に来たからと言って、杖を簡単に手に入れられると考えるのは、馬鹿のすることだろう。

 ここには、最後の仕掛けがある。

 ボスが出てくるとかではなく、ここも隠し扉になっている。

 ダミアンは、まだ来ないだろう。

 ここの、ボタンを押せば、扉が開く。そこに、最強の杖があるはずだ。

 まぁ、最強と言われるほどでもないが。たかが、威力を五倍にするだけの、失敗作だ。

 それを、最強という、今の民たちは、弱くなっているのか……?


「開け」


 ボタンを押す。

 ちなみに、ボタンを押すときに、開けと、言わないと、開かないのだ。


 これが、目当ての物。

 今の時代では、最強らしいが、千年前では、失敗作として、ここに置いといた品。

 これを持って行けば良いのか。


 戻るの、めんどくさいな。

 確か、ここらへんに、転移陣が、ある筈だ。


 あった。ギリギリ、使える状態だ。

 ここに、魔力を、転移一回分込める。


 魔法陣が、青く光る。

 乗れば、一階層に転移できる。

 では、帰ろう。


「転移」


 視界がゆがむ。

 そして、徐々に、視界が安定してくる。

 視界が完全に戻り、見ると、ダンジョンの入口。

 皆、驚いた顔だ。ただ一人除いて。

 やっぱり、真視眼持ちは良いな。


「皆、聞け。私はちゃんと、最強の杖を、取って、戻ったぞ。この勝負、私の勝ちだ」


 周りはヒソヒソと話し始めた。

 その時、一人の女子が私に向かって、言ってきた。


「嘘よ!それは偽物よ!ダミアン様が負けるわけないもの!」


 これが、イケメンの力…というものか。

 流石に、魔王の私でも、恐れるものよ。


「いや。これは、本物である」

「嘘よ!絶対に!」


 殴りかかってくる。

 なんとも暴力的な。中位としての、威厳や、プライドはないのか。

 まぁ、許そう。なぜなら…


「遅い」


 瞬時に後ろに回り、人差し指で、背中を一回付く。

 その瞬間、壁に、飛ばされる。


「……優しくしたつもりだったのだが」


 他の生徒は、唖然としている。

 そして、ルララが言う。


「きょ、今日の授業はここまで!!学園に戻りましょう!!」


 何かを忘れている気がするが、まぁいい。戻るとするか。

 そう思い、戻るとした時、名前を呼ばれる。


「リリスティア!!」


 振り向くと、ボロボロな姿で、帰ってきた、ダミアンがダンジョン入口に立っていた。

 額からは、血を流している。

 私は、返事をした。


「なんだ」

「お前……」


 何かを言いかけたところで、周りを見るダミアン。

 何かを思いついたのか、すぐに喋り始める。


「そ、そうだ。こいつが、俺を背後から襲って、杖を奪ったんだ!誰か、こいつを捕まえてくれ!」


 そう来るか。結局、クズということか。

 そして、ダミアンのファンが、走ってくる。


「はぁ……」


 イケメンの力、か。

 私からしたら、めんどくさい限りである。

 私みたいな、美女を、襲わせるなんて、なんとも()()な。


「エアーバースト」


 一瞬で吹っ飛ばす。


 ダミアンは目を丸くしている。


「は……?エアーバーストって……雑魚魔法だよな……」

「そうなのか?これが普通じゃ、ないのか?」

「なわけ……あるか……」


 ダミアンは気絶した。

 この中で、驚いていないのは、ルララだけだ。

 ルララが私に耳打ちをしてきた。


「リリスティア様……これは、少々やりすぎでは……?」

「あ、ああ・少々やりすぎた。次からは、気をつけたいと思う。それと……ダミアンとの、勝負、私の勝ちであるな?」

「ええ。もちろんです」


 ふぅ、これで、最下位弄りなどという、つまらないことはなくなるだろう。






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