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最強転生女魔王の世界無双〜魔王は平和に生きたい〜  作者: 冬城レイ
第一章

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勝負

 入学して、二日。

 今は、ルララの部屋に居る。

 久しぶりに話す。


「魔王様。まずは復活おめでとうございますぅ!」

「う、うん。ありがとね」

「私、魔王様が復活するのを、ずっと待っていましたぁぁ!!」


 そう言うと、ダッシュで、駆け寄ってきて、私の膝に乗る。


「魔王様の匂い久しぶりでしゅぅ〜」


 あ、うん。ルララはこんな感じだっけなぁ。

 懐かしい。

 そうだ、答案用紙のことで、気になったことを言ってみよう。


「ねぇ、ルララ。この回答用紙を見てほしんだけど、これは、なんで、バツなの?」


 そう言って見せたのは、解答用紙の問一。

 魔王の名前の部分。

 その瞬間。ルララの表情が変わる。


「いえ。何も知りません」


 声になんの感情もこもっていないようだった。


「そ、そう。まぁ、千年で、変わることもあるよね」

「はい!」


 いつもの、話し方に戻っている。


「じゃぁ、私達、二人以外のときは、リリスティアさんと呼んでね」

「ご命令のままに」


 そうして部屋を出る。

 だが、リリスティアは、まだ知らない。この会話が誰かに聞かれていた事を。


 ■


 今日は、実技だ。

 なるべく、目立たぬようにしよう。


 教室に入る。

 教室に入った瞬間、こちらに視線が一瞬向き、また戻る。

 聞こえるのは私の悪口や、体についての話。


 女子からは――「最下位来たわね。無駄にスタイルは良いんだから」や、「どうせ、ビッチでしょ」などなど。


 全部聞こえてるんだよなぁ…

 まぁ、とにかく座ろう。

 そして、ルララが入ってくる。


「皆さん席についてください!」


 他の生徒も、自分の席につく。


「今日は、実技授業を行います!今日は、魔王が、作ったダンジョンに、行きたいと思います!」


 気になるな。約千年で、どれだけ、攻略されたか気になる。


「今回の、実技授業の目標は、ダンジョンの最深部にある、力の増幅をしてくれる、レリックを取ることです。頑張りましょう!!」


 ■


 移動し、ダンジョン。

 ダンジョンの名前は、【初期のダンジョン】である。

 名前が思いつかなかったから、そのまま。


「では、ペアを組んでください」


 その瞬間、高位生徒は、皆、イケメンな男の、場所に向かった。


「ふっ。この俺にかかれば、初期ダンジョンなんか簡単さ」


 うぅ…私が嫌いなパターンだ…

 あんな、男に惚れる、私の子孫は、落ちぶれてしまったのだろうか。

 そんな事を考えている時、声をかけられた。


 振り向くと、薄紫色の髪、澄んだ水色の目ををした、女子が立っていた。

 制服は黒紋だ。


「なんですか?」

「え、えーと…ペアを、組んでほしいのです…」

「私で良いのか?」

「はい。貴女は、とても…強いでしょう…あの、男よりもずっと。高位以上の実力がある筈です」


 なるほど…この言い分から、考えるに、真視眼(しんしがん)を持っているだろう。

 真視眼とは、相手の、どんな隠蔽魔法も、見破れる、眼のこと。

 主にわかることは、魔力や、次の、行動パターンを見ることができる。

 魔力はオーラとして見れるのだ。

 私も欲しかったなぁ。

 真視眼を持っているとなれば、心強いな。


 周りは、ヒソヒソと、話している


「最下位が、高位者以上?あるわけないよね」

「うん。絶対ないよ」


 その時、私の顔面に、手袋が飛んできた。


「え、ええ?」


 その時、あの、男が来た。

 ダンジョンを簡単などと、言った、あの、イケメン男。まぁ自称だが。


「お前と勝負だ。このダンジョンにあるとされる、最強の杖を取ることが勝負内容だ」

「了解した。それと、名はなんという」

「上から目線だな。まぁいい。俺は、ダミアン・クロウェルだ」

「ダミアンか。よろしく」


 ダミアンは笑った。


「ああ。よろしく。では、勝負だ」

「ええ」


 そうして、始まった。

 他の生徒を置いて、二人、走って入っていった。




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