四影臣の一人、ルララ
合格発表の日から、早くも、四日が過ぎた。
今日は、入学式。
初めて着る服だ。意外と着心地がいい。
まぁ、千年前に着ていた服も良い。いつでもその服には変えられるけどね。
さぁ、学園へ、向かおう。
「飛行魔法」
バレずに、学園へ向かう。
裏路地で降りよう。
無事着地…したのだが…ここらへんは治安が悪いようだ。
だって、変な輩が、居るからだ。
「よぉ、嬢ちゃん?なんの用だい?」
私を舐め回すような視線で見ているな。
実に不快である。それと…
「頭が高いぞ。目上の人には礼儀正しくと言われなかったのか?」
「なんだと!!このクソガキ!!」
殴りかかってくる。
「直す気はないと…言う事か。残念だ。黒閃」
黒の光が、裏路地を貫通し、表通りまで、貫通する。
「やってしまった…」
我慢ができなかった…やはり、卑猥な目で見られるのは慣れないのよね。
早く、行かないと。
走って向かう。
「入学式会場はこちらです!!」
学園の門で、教師が案内していた。
私が入った瞬間、視線がこちらに向いた。
確かに、下位の制服を着ているからだろうか。
紋は黒で、更に、最下位の紋が刻まれているからだろう。
まぁ、どうでもいい。社会的地位は私が一番上だ。
視線など気にしない。
■【入学式開始】
学長の話が始まる…いや、始まらなかった。
長いらしく、今年からは、廃止ということだ。なんか、可哀想だね。
そして、代表生挨拶が始まった。
「代表生挨拶――オリオン・バルムス」
ほえぇ…学長でも、買収されたのかな。
おっと…睨まれてしまった。
最下位になったのも、あいつの仕業か。
まぁ、落ちこぼれと言うことで、期待もされず、平和に過ごせそうでよい。
オニオンには、感謝だね。
そして…教室へ。
クラスは一クラス。
一学年全て、同じ教室だ。
そして、私は、一番うしろの席。平民や、下位成績の者達が勉強する机。
明らかに、中位と高位との、机の質が違う。
ここから、察するに、ここは、実力主義なのだろう。
まぁ、それは置いといて、私の今の目標は、四影臣を見つけること。
死告の騎士――アラリック。
魔王の頭脳――エララ。
氷獄の女帝――リラ。
虚無の眼――アークス。
この四人は、どこに居るのか。
旅をしても良かったが、まずは、現代の知識を少し、蓄えて置く必要があると、考えた。
もうすぐ、担任が来るだろう。
ドアが開く。
「今日から、担任の、エララです」
目が合った。
早速、見つけた。
目立たず、生活するのは、夢のまた夢なのかもしれない…
確実に気付かれてるなぁ…
じゃあ、魔法で伝えとこう。
「テレパシー」
テレパシーは、知っている、魔力波を持っている人と頭の中で、会話ができる。
『リリスティア様!?リリスティア様…本物!?』
『もちろん本物だが。まずは言おう。久しいなエララ』
『あ、ありがとうございますぅぅぅぅ』
『あ、それと、魔王と言うことは、言わないでね』
『は、はい。ご命令のままに』
ふぅ。これで、正体バレはしないよね。
学園生活頑張ろ…




