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最強転生女魔王の世界無双〜魔王は平和に生きたい〜  作者: 冬城レイ
第一章

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3/27

最下位でも気にしない

 さて、今日は筆記試験。

 まぁ、私にかかれば、余裕であろう。


「では、行ってくる」


 歩く。

 家からは遠い。歩いて、五分かかる。

 飛行魔法で、移動しよう。


「飛行魔法」


 体が浮く。

 飛行魔法は、高度な魔法制御を必要とし、ほんの少し、魔力の制御を間違えるだけでも、事故になりかねない。それだけ、危険な魔法だ。

 だが、私は、魔王だ。この程度の、魔力制御は間違えない。


 ■


 何事もなく、学園についた。

 多少の視線は気になるが、それほどでもない。


「筆記試験会場はこちらです」


 教員の案内があり、そちらへ向かう。


「四百七番。リリスティア・エビンスだ」

「はい。あちらの建物へ、進みましたら、筆記試験会場があるので、ご自由にお座りください」

「了解した」


 筆記試験会場へ、歩き、到着。

 言われた通り、適当な席に座る。


 数分経った。

 人が集まり、試験官が入室した。

 もうそろそろ、問題用紙が配られるだろう。


「問題用紙を配る。合図があるまで、表面にしないように。カンニングは失格。点などはない。どれだけ、できるかで決まる。それだけだ」


 急な、説明と、制服についての話がされ、筆記試験が開始された。


 全部で、五問。

 たかが、五問だが、一問一問が難しいらしい。

 嘆く人も多々いる。

 だが、私は魔王だ。間違うわけがない。


【一問目――魔族の始祖の名前を答えよ】

 リリスティア・エヴァンス

【二問目――始祖の性別を答えよ】

 女性

【三問目――勇者の名前を答えよ】

 シオン・アークライト

【四問目――始祖が亡くなってから、今は何年か、答えよ】

 千十六年

【五問目――始祖が生まれ変わってから、何年が経過したか、答えよ】

 十六年


 簡単すぎやしないだろうか。

 魔王復活は、歴史書に乗っているはずだから、皆わかるでしょう。


「そこまで!」


 解答用紙を回収され、試験は終了。

 結果発表は明日。魔力測定と、実技、筆記すべての結果をあわせて、紋と制服の色が変わる。

 下位が黒の紋が入った、白と黒が使われた、制服らしく、いわゆる、落ちこぼれ。

 中位が銀の紋が入った制服。

 最高位が金の紋が入った制服。

 どれも服の色は変わらないが、紋の色と形で、差別されるのだろう。


 まぁ、私はどれになっても構わないが。

 明日が楽しみだ。


 ■

 昨日の試験から、一日が経った。

 いつもと同じの、朝のルーティン。

 着替えて、食べて、歯を磨き、顔を洗って、学園へ、向かう。

 今日は、試験発表。せっかく、暇つぶしができるのだから、合格はしていてほしいところだ。

 まぁ、確実に合格はしているはずだ。


 私が死んでから、千年で、随分と平和になった。やはり、死んだのは、間違いではなかっと思える。

 だが、魔王が復活したと、人間種が知れば、平和ではなくなる可能性もある。そのため私は正体を隠す。

 いつかはバレるだろう。その時までは、ひっそりと暮らしていたい。本当に何もなければ…


 そんな考え事をしている間に着いてしまった。

 学園の校庭に、合格者番号が貼られている。


「さて、どうだろうか…四百五番…四百六番…四百七番…」


 あった。さて、(くらい)は…最下位か。

 まぁ、良いだろう。

 確か、希望制で、答案用紙が、返却される場所があると聞いた。

 結果を見てみよう。


 受付にて。


「四百七番、リリスティア・エビンスだ」

「は、はい…四百七番ですね…」

「ああ。そうですが」


 なんか嫌な顔をされた。

 なんでだろうか。

 女子なのに、男っぽい喋り方のせいか。


「こちらが、テストの答案用紙です。採点済みなので、見返してみてください」


 答案用紙が返され、見てみる。


【一問目――魔族の始祖の名前を答えよ】

 リリスティア・エヴァンス ✕

【二問目――始祖の性別を答えよ】

 女性  ◯

【三問目――勇者の名前を答えよ】

 シオン・アークライト  ◯

【四問目――始祖が亡くなってから、今は何年か、答えよ】

 千十六年  ◯

【五問目――始祖が生まれ変わってから、何年が経過したか、答えよ】

 十六年  ◯


 なぜだ…名前が、間違っているだと…

 いや、待て。確かに、この千年で、変わるだろう。そうだ、そういうことだな。

 さっさと、制服を貰って、帰るとしよう。

 サイズなどは以前に測っているため、サイズは問題ないはずだ。


 門を出るところに、制服を渡すところがある。


「四百七番だ」


 この番号を言うと、職員全員が、私に、痛い視線を向けてくる。最下位がそんなにダメなのだろうか。

 それとも、他に、変な噂があるのだろうか。

 まぁ、平和に暮らせるのであれば、問題ない。

 でも、それだけじゃ、つまらない気がするな。

 じゃぁ…私の平和を、崩すものや、事件などがあったら、その、主犯を…()()()

 ウンウン。私にしては、良い決まりだ。

 では、さっと、帰って、寝るとしよう。




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