宿敵
起きる。
今は夜で、ここは寿司屋。
サラとステルフィーナも起きた。
「あ……、私達寝てたのね」
そう言ったのはサラ。
「そうね〜」
いつもと変わらないステルフィーナ。
私も含め、寝癖がある。
至って普通。このまま外に出よう。
店主が書いたであろう手紙には、「好きな時に帰りなさい」と書いてあった。
「外に出よう」
「わかったわ」
「は〜い」
そうして外に出る。
外は夜だが、光が灯っている。
今日は、何かの行事らしい。
このクラスタの責任者も来ている。
一度は見てみたいものだ。
「少し見ていこう」
「やった〜!」
ステルフィーナは喜んでいる。
サラは普通だ。
その時だった。
「クラスタ責任者、ハヤト・セシオン!ご登場!」
「セシオン……」
なぜだ……ハヤト・セシオン。あいつは、千年前も生きていた。
いや、早まるな。同じ名前をつけただけかもしれない。本人を見に行こう。
「サラと、ステルフィーナは先に帰っていてくれ」
「いやよ」
「うんうん。私も〜」
「……わかった。だが、私とは別行動で」
「はいはい〜」
そう言って、二人を離れさせた。
嫌な予感しかしないからな。
では、見に行こう。
「飛行魔法」
飛行魔法で、ハヤトを探しに行くのだった。
■【ハヤト視点】
今日は、色々と不思議なことがあった。
約千五百年生きていて、この魔力量、魔力密度を持った者はただ一人、リリスティア・エヴァンス。
だが、違う可能性もある。探しに行こう。今すぐに。
「少し席を外す」
「承知いたしました」
探しに行こう。
「飛行魔法」
おそらく、戦いになるだろう。
■【リリスティア視点」
前に何かいる。
止まろう。
「やはりか……」
「リリスティア」
「聞くが、なぜ、千年以上生きている?」
「とある、魔具のおかげだ」
「そうか。まぁいい。今はお前を殺すことに専念しよう」
魔具は気になるが、今はこいつを殺すこと。こいつは、頭が回るため、厄介。
平和に暮らすには、邪魔な存在だ。
その時ハヤトが何かを取り出す。
「これを知っているかな?」
「……っ!!」
ハヤトが持っているもの、それは神刀。
私が使っていた物と姉妹刀である。ちなみに、私の神刀はまだ見つかっていない。
「それは神刀だな。それを見るに、神刀プロテクトだな。私の神刀アタックより、斬る力は劣るが十分な刀だな」
私は、ハヤトに問う。
「それにしても、なぜ、お前が神刀を持っている?」
「教えるわけがないでしょう?」
「そうか」
もうすぐ殺し合いが始まる。絶対に負けられない。




