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最強転生女魔王の世界無双〜魔王は平和に生きたい〜  作者: 冬城レイ
第三章

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リリスティアと実技教師

 次の模擬戦。


「では、次はリリスティア、我と戦おう」


 やはりこうなった。まぁ、断る理由はない、がまあ、正体がバレない程度にしよう。


「ああ、やろう」

「その上から目線は気に入らないが、良いだろう」

「では、始めよう」


 その瞬間、走ってきた。走ってきたのか皆わからない。

 おそらく、皆、消えたと思っていることだろう、だが。

 腕で、ジェイドの蹴りを止める。


「遅い」

「ほぅ、見抜くか」

「私から、お返しをやろう」


 高速で拳を繰り出す。

 ジェイドはガードに専念するしかない。


「くっ……これほどまでとは……!!」

「さぁ、どうする?」


 喋っているがスピードは落ちない。


「こんな強さを持つ者が、最下位など、ありえない!」

「まぁ、そうだな」

「ではなぜ、最下位なのだ!」


 拳を止める。


「さぁ?私にもわからん」

「……わかりました。では、我が、推薦を出します。それと、この勝負は私の負けです」


 皆ざわつく。

 いろんな声が聞こえる、「最下位が勝わけない。どうせ、恥をかかせないためでしょ」や「推薦なんか、あげちゃだめでしょ」など。

 まぁ、別に何言われたって構わない、私の正体を知った途端、媚を売られるより、まだ、こっちのほうがマシだ。

 だが、私は――


「断る」

「なぜです?」

「このままが良い」

「……わかりました」


 そして、授業が終わる。


 ■


 休み時間。

 サラが声をかけてきた。


「ねぇ、リリスティア」

「なんだ」

「なんで、推薦を断ったの?」

「未来視でわかるだろう?」

「でも、本人から言ってもらいたいし」


 迷うような仕草をし、結局は答える。


「断った理由は、同じ服に身を包んだ友がいるから……だ」

「それって、わたしだよね〜?」

「……っ……そうだ。サラの服が変わる時、私も推薦を受ける」

「キャ〜嬉し〜!」

「やめろぉ……恥ずかしい」


 その会話をただ聞いているステルフィーナ。


「……私を一人にしないで〜」

「お前は、高位の服であろう」

「そうね。この話には合ってないわ」

「あっそ〜」


 ステルフィーナは去っていく。


「どうせ、食堂だろう」

「そうね、私も同感よ」


 そうして、今日も平和であった



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