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最強転生女魔王の世界無双〜魔王は平和に生きたい〜  作者: 冬城レイ
第二章

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城下町は綺麗だ

 さて、図書室に来た。

 図書室には人はいない……と思ったのだが、一人いた。


「気づいている。出てこい。エセ勇者」

「あ、えっと……」


 先程より、縮小した態度だ。


「なぜここに?」

「え、えっとな……お前にこれをあげたい」


 銀色の指輪型魔具を受け取る。


「なぜ、急に?怪しいぞ、お前」

「なら、魔法で調べたらどう?」


 いつもの感じに戻った。


「そう、させてもらう」


「構造調査」


 なるほど。

 この魔具をつけると、しばらく外せなくなるが、効果は防御力の増加。

 精密に作られているな。細かい魔法陣が何十も、刻まれている。


「まぁ、飾りとしてつけておこう」

「ああ。じゃぁ、俺はこれで失礼する」

「そうか」


 エセ勇者は図書室を出ていった。

 そして、指輪をはめる。


「なかなかだ。気に入った」


 ■


 さて、本を読もう。

 魔具の仕組みは、先程の調査で見れた。

 今気になるのは、素材だ。

 もう、その内容が書いてある本は取ってある。後は読むだけだ。


 その後、十冊ほど読み、わかったことがある。

 素材は、魔族領でも取れるものだった。

 作り方の説明は載っていなかった。

 おそらく、機密情報で、量産型は、工場で、オーダーメイドは、職人が。

 おそらく、これだ。

 良い収穫だ。では、城下町へ行こう。


 ■


 城下町に来た。ここは、王城の近くという事もあって、高い建物が多い。

 魔族領にはない形の建物が多いのもわかる。

 それに……明るい。とにかく明るい。

 これは、なんというか、眠らない街だな、町ではない、街だ。

 キラキラしている。しかもガラスの反射で、余計にきれいに見える。

 実際に綺麗だが。

 それと、なぜ城下町に来たかと言うと、やはり……唐揚げだ。

 早速買いに行く。


 唐揚げが、美味いと評判の屋台で唐揚げを買った。


「いただきます」


 一口、口の中へ。その瞬間口の中で、肉汁がジュワッっと広がる。肉も柔らかく、とにかく、自分が大好きな味。ストレスが

 消える味。すべてが詰まっている。


「うまぁ〜」


 魔王の圧はどこへやら。すっかり、ふやけた顔に。

 唐揚げは世界を救うだろう。私は信じたい。いや、信じる。


 そう考えているうちに、唐揚げを完食。


「ごちそうさまでした」


 さて、明日から始まるのだが、最初に代表がやるわけではない。

 ちゃんと、他の生徒も出れるようになっている。

 代表はこの大会の〆の役割、一番盛り上がると思う最後に登場する。

 もちろんその役にふさわしい、力があるからこそなれるものだ。

 今日はゆっくりねて、明日に備える。それが一番だろう。

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