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第17章 白い世界

 第17章 白い世界


 川幅はかなり細くなり、流れも激しくなっている。キリセクレ山は目の前にそびえ立っている。ダイチは山頂を睨み歩き出した。

 少し歩くと白いもやが出てきた。背筋に冷たいものが走る。50メートル先には濃い霧が立ち込めていて、うっすらと樹の影が見えた。

 「これが霧の森か。キリセクレ山の麓はすぐそこだ。霧の森を一気に抜けるぞ」

 血気に逸るダイチであったが、深く深呼吸をすると、

 「いや、待て、待て。ここの魔物はとても強いと言っていた。まずは腹ごしらえをしてからだ」

 空を見ると白いもやを通して太陽の光がぼやけて見えた。まだ高い位置にある。

 「相次ぐ戦闘で時間経過がよくわからなくなっていたけれども、まだ正午くらいだ。昼飯には丁度良い時間だ」

 ダイチは、ベグルを食べながら、アイテムケンテイナーからクローを取り出して、カミューの住む洞窟の入口を示すページを開き地図をみた。

 「この森の深さは5、6キロメートルといったところか。順調なら2時間。戦闘は可能な限り避けたい。なんとしても日没前には通り抜けるぞ」

 手に持っていた食べかけのベグルを口に放り込み、

「霧の森を抜けるために、最も重視すべきことを示せ」


 霧の森を抜けるために最も重視すべきことを示す


  赤い棘のある植物の茂に囲まれた大樹を探せ


 「やはりそれが先なのか。あと5、6時間で夕暮れだ。それまでにこの森を抜けることはできないということか。この森で野宿はしたくない。まずは赤い棘のある植物の茂に囲まれた大樹を探そう。それから濃い霧の森は方向を見失い、真っ直ぐ歩いていると思っていても、大きな円を描いていて元に戻ってしまうとも聞いたことがある。対策に用意してきたあれを使おう」

 ダイチは出発前に購入した500メートル巻きの麻のような糸の束をアイテムケンテイナーから取り出した。麻糸は木製のミシンのボビンのような形をしたものに巻かれていた。

 「これを入口にある樹に結んでから進む。進行方向が分かりやすくなるし、もしこの紐に触れたら円を描いて元の場所に戻ってしまったことに気付くしな」

 アイテムケンテイナーにクローを入れると、コートのフードを被り、マントを締め直して霧の森へと入って行った。


 「まずはこの入口の樹に麻糸を結んで・・・これでよし。コースは森に入る前に確認したこの方向へ一直線に進むだけだ」

 麻糸を巻いたボビンの中央部分にある筒状の穴に枝をさして左手に持った。右手には黒の双槍十文字を構えた。

 ダイチは歩くたびにボビンがカラカラと音を立てることが気になった。カラカラという音は濃い霧の中に吸い込まれていくような感じがした。

 「この霧の濃さは予想以上だ。10メートル先はほとんど見えない。白の世界だ」

ダイチは用心しながら歩みを進めた。カラカラという音だけが耳を刺激する。

 森は樹の幹がところどころに見えるだけで、その上に広がっているのであろう枝や葉はわずかしか確認できない。足元に草は生えていないため、歩くことに支障はなかった。問題は濃い霧で視界が10メートル、特徴のない景色で、方向感覚が失われていくことであった。また、視界が限られるため、エクスティンクションの射程が10メートルになることだった。

 「棘のある赤い植物の茂か、これを探すのは一苦労だ」

その時、麻紐がピンという感触を残して切れた。

 ダイチは、左手の麻糸を捨て、黒の双槍十文字を構えた。

 「今の感触は、麻糸に何かが振れて、切れたに違いない」

槍を構えたまま、白い世界の中で耳を頼りに様子を探った。

 トン、トン、トン

と、何かが後方から跳ねて来る音がする。

 振り向きざまに、槍を構えた。トン、トン、トンと音とともに黒い影が上下に揺れながら近づいて来る。ゴクッと唾を飲む。

 黒い影は一跳躍でダイチに体当たりしてきた。咄嗟に黒の双槍十文字の柄で防御したものの、体ごと後ろへ突き飛ばされた。数回転して背中から樹の幹に当たった。

 「ぐっ」

ダイチは、幹の根元に倒れたまま呼吸ができない。声もでない。息苦しさと恐怖だけが襲っている。また一跳躍、ダイチめがけて体当たりだ。ダイチは転がるようにしてこれをかわす。ダイチがいた樹に激突しドンと音がする。樹がガサガサと揺れる。

 ダイチはやっと呼吸が再開した。黒い影の正体は、乗用車くらいの大きさで頭から上に伸びた2つの耳が可愛らしい白い兎に似た魔物だった。前歯はなく、代わりに2本の大きな牙があった。

 「こいつは明らかに肉食だな。キバウサギめ」

 魔物は一跳躍した、巨体が迫る。

 ゾーブ 

「エクスティンクション」


 魔物は耳の先だけ残して消える。

 ダイチはダメージの残る体を樹の幹に背中をあずけ、双槍十文字を支えとして立ち上がろうとする。

 ふらつきながらも立ち上がる。

 シャーと音を立てながら黒い影が樹の上から俺に襲い掛かる。

 本能で双槍十文字を上に向けて突く。

 中央についた穂先の刃は魔物を外すが、右の刃が口から頭にかけて切る。

 魔物の上顎から頭部を切断する。

 ダイチは一瞬よろめいたが、両足で大地を踏みしめる。

 頭部を切断された魔物は足元に落ちる。

 緑色の光沢があり、首に扇形の襟巻が付いていた体長は7、8メートルの蛇に似た魔物だ。

 頭を切断された魔物はまだ体をくねらせていた。

 ダイチは慌ててそこから離れた。

 少し歩くと、辺りを見回しながら立ち止まった。キバウサギの体当たりで跳ね飛ばされ回転したため、方向を見失ってしまったのだ。

 「まずい、進行方向はどっちだ」

 辺りを見回しても、視界10メートルの白い世界と樹の幹しか見えない。周囲を回ってみると、麻糸のついたボビンがあった。

 「こ、これだ」

 ダイチはボビンを持ち上げると、そこには垂れ下がる麻糸の1本の筋が見えた。向かうべき方向が確認できると、アイテムケンテイナーから新しいボビン付きの麻糸の束を出し、近くの幹に結び付けた。そして、進行方向へと歩み始めた。

 「とにかく赤い茂だ」

ダイチは何度も繰り返し呟いた。

 ズシン、ズシン、ズシン

と、微かに地響きが伝わってきた。

 「この地響き、今までで一番まずい相手だ」

 ズシン、ズシン、ズシン

近づいてくる。

 近くの太い幹に身を隠して息を潜める。

 ドシン、ドシン、ドシン

地響きが大きくなってくる。

 息を殺し、幹に重なるように気配を消す。

 ドゴン、ドゴン、ドゴン、バキバキ、ドゴン

 背中に冷たい汗が落ちるのを感じている。

 ズシン、ズシン、ズシン

徐々に地響きは小さくなり、遠ざかっていくのが分かった。

 樹の幹に体を預けたまま急に自分の体の力が抜けていくことが分かった。

 ふー

と、一息して白の世界を歩き出した。

 茂に見える黒い影を見つけた。

 「赤い棘のある茂か」

 濃い霧のためにまだうっすらとした輪郭しか見えない。慌てて走りよると緑と茶色の茂だった。

 「違ったか。やっと見つけたと思ったのにな」

 ブーン、ブブーン

と、音がその茂から聞こえる。どこかで聞いたことのある音だと考えていると、

 カチカチカチ

という音も加わった。

 「まずい」

 ダイチはその音と反対方向へ走り出した。

 「最初に聞こえたのは羽音だ。次がカチカチ顎を鳴らす威嚇音だ」

 スズメバチの攻撃前の行動であることを思い出したのだ。

 ブーン、ブブーンと無数の羽音は後を追って来る。

 「追いつかれる」

 ダイチは振り返り、1匹のスズメバチの魔物を見た。体長は10センチくらいで赤茶色の体に黒い縦じまが付いている。腹を曲げて太い針を前方に向けて飛んで来る。そのすぐ後ろにも何匹か見えた。距離はおよそ6メートル。

 「あんなにでかいスズメバチって反則だろう。刺されたら終わりだ」

 追って来るスズメバチの魔物の群れに、走りながらエクスティンクションを撃とうとした。

 ゾーブ

 「エクス・・」


 ブブォォォォォ

と、前方から凄まじい叫び声がした。

 「前方の霧の中に魔物がいる」

 10メートル程の視界しかない霧の中で、薄っすらと黒い影が見えた。黒い影は3、4メートルある。

 体が見えた。2本足で直立している。太い腕で長い曲刀を持ち、肩からは曲がった角が生え、全身が黒く、額には2本の角が伸び、口から牙を剥き出している。目は吊り上がり、白目の部分が赤く黄色と黒の瞳でこちらを捉えている。

 「あれはきっとオーガだ」

思わずそう叫んだ。

 ゾーブ

 「エクスティンクション」


 オーガの頭の内部1点にダークエネルギーを召喚する。反発エネルギーであり負の圧力を持つダークエネルギーは、一瞬にして1点から膨張し、効果範囲をイメージしたゾーブの直径三メートの球が空間をゆがめてその存在を示した瞬間に、頭の内部1点へ向かって収縮し消滅した。効果範囲内のものは全て消滅していた。

 オーガの上半身は消滅し、曲刀の剣先だけが宙に留まっている。

 オーガの下半身の左側をすり抜ける。曲刀の剣先が足元に落下する。

 オオスズメバチの羽音は頭のすぐ後ろだ。

 左肩に激痛が走る。

 「刺された」

 激痛でバランスを崩す。

 そのまま前のめりに転倒する。

 ドボーン、ゴボゴボと音がする。

 黒の双槍十文字を強く握りしめる。俺は水の中にいると自覚する。

 必死でもがく。

 水中の底から黒い影が近づく。

 魚のように泳いでいるが大きい。

 サッカーボール

 「エクスティンクション」


 黒い魚のような影の上顎から目の辺りまで消える。

 ダイチは明るく光る水面を目指し泳ぐ。

 水面から顔を出し、一呼吸する。

 岸を確認して、また水中に潜る。

 水中に漂う頭の上部が消失した魔物とすれ違う。カジキマグロ、いや口が鋭く前に突き出た水棲の恐竜に似ている。

 水面から顔を出す。羽音はない。

 水面から岸に上がる。左肩に激痛が走る。体に痺れを感じ始めていた。辺りを見回しながらアイテムケンテイナーから革製の肩掛け鞄を取り出し、鞄の中から毒消薬を2本取り出した。出発の時に、ミリアさんが何かの役に立てばと貴重なポーション5本、毒消薬3本を革製の肩掛け鞄に入れて渡してくれた。1本は口から飲み、もう1本で左肩の刺された患部を洗い流した。俺は徐々に痺れていく体で這うようにして地面を進んでいった。指先に鋭い痛みが走った。

 「痛」

 指先が血でにじんでいた。霞む目には赤いつるがぼやけて見えた。どうやらこの棘が刺さったらしい。

 「こ、これは棘のある赤い植物の茂ではないか」

 痺れる手で皮のコートのフードを被り直し、這いつくばりながら棘のある赤いつるの茂へ向かった。黒の双槍十文字を頭の前に構えて、つるを掃いながら少しずつ這って前進した。

 「う・・・・」

鋭い棘が刺さっても、痺れていく体には、もう鈍い痛みとしか感じられない。体中に棘が触れる、刺さる。革製のフードもある程度は防いでいたが、棘に引っかかり徐々に脱げていく。

 やっとの思いで棘のある赤いつるの茂を抜けると、見たこともない太い幹が見えた。顔を上げても霧でその樹の上部は見えないが、明らかに巨大樹であることは分かった。幹の直径は20メートルくらいだ。痺れる体に無数の傷を負いよろよろと立ち上がって幹のうろを探した。頭がぼやけ、音も感じなくなっている。幹の根元に大きなコブあり、その陰にうろが見えた。もうろうとしていく意識の中で、やっと見つけたと安堵した。

 うろの中に入ると意識が遠のいていった。

 

 ダイチは、夢虚ろな意識の中で、遠くに響く魔物たちの雄叫びや絶叫を聴いた。

 「魔物同士が戦っているのか・・・・」

ダイチは微かに目を開けると、大樹は淡い白い光を放っていた。外は闇だった。

 「夜なのか・・・・」

ダイチはそのまま意識を失った。


 ダイチは、遠くに聞こえる魔物たちの雄叫びに目を覚ました。

上半身だけ起こして、ここはどこかと辺りを見回すと、周りは木の壁だ。幅は5メートル、高さは上が見えない程であった。

 「ここは、うろの中か。棘のある赤い茂に囲まれた大樹のうろの中だ」

 うろの中は、この大樹が淡い白い光を放っているため、仄かに明るい。うろの入口は高さ2メートル、幅は1メートルくらいあった。

 ダイチは断片的に記憶が甦ってきた。兎の魔物、オオスズメバチの魔物、魚、オーガ。写真でも見ているかのように思い出した。

 「そうだ、オオスズメバチに左肩を刺されて、体が思うように動かなくなって、ここを偶然に見つけたんだ」

 「・・・・体は回復している。ミリアさんが持たせてくれた毒消薬のお陰だ」

 ダイチはガバッと起き上がった。

 「俺はどれくらい寝ていたんだ。今日は何日だ!」

 慌ててクローを取り出し、ページをめくる。


 現在の月日と時間を示す

       

   7月7日 午前1時16分


 「7月7日、午前1時16分! お干支祭の当日じゃないか。俺は丸1日半も寝ていたのか。間に合わないかもしれない。ぐずぐずしていられない」

 アイテムケンテイナーから水と食料、革製の肩掛け鞄を取り出すと、水を一口飲んだ。乾いた体に浸み込んでいく。サラーミンを口に頬張り、ベグルにかぶりつく、それを水で流し込む。

 クローを再びめくり地図のページを出す。


 カミュー様の住む洞窟の入口を示す

       

   ◎印のところである。

   ▲印が現在位置と向きである。

            

 「地図が前より詳細になっている。現在地と俺の体の向きも▲印の位置と方向で確認できる。ここから最短で森を抜けても北へ4キロメートルか。頼りの俺のステータスは、と」

 

氏名:野道 大地   年齢:25歳   性別:男性   所持金:10,210,446ダル

  

  種 :パラレルの境界を越えたホモ・サピエンス


  称号:黒の双槍を鍛えし鍛冶職人


  ジョブ・レベル:召喚術士・レベル   22

           鍛冶上級職人・レベル 51


体力     293

魔力       1(固定値)

俊敏性    155 

巧緻性   1194

カリスマ性  593

物理攻撃力  188

物理防御力  173

魔法攻撃力  185

魔法防御力  242

 

  生得スキル

   アイテムケンテイナー

無属性魔法


  ジョブスキル

   召喚無属性魔法:エクスティンクション

  思念会話

   整形の妙技

   

  特異スキル

   学び


 「霧の森では、3匹しか倒していないけれども、1匹1匹が強いためか、レベルが3つも上がっている。あれ、思念会話ってなんだろう。これは後でクローに聞いてみるか」

 今も遠くで夜行性の魔物が雄叫びや絶叫のような声を上げている。

「この霧の森の魔物はとても強い。ましてや外は漆黒の闇、それに夜行性の魔物となるとその強さは更に上だろう。勝算は限りなく低い。しかし、朝を待っての出発となると、間に合わない可能性もある。ドリアド地方を飢饉から救わねばならない。何としてもカミュー様にこの眩いばかりに輝く白石を、俺が届けなければならない。残された時間はわずかだ。もう今日はお干支祭なのだから」

 霧の森を出た後にカミューの住む洞窟を探さなければならない。朝を待たずに夜間突破を強行する決意をした。

 ダイチは、先程取り出したポーションを1本飲んだ。棘のある赤い茂で全身の傷が瞬く間に癒えた。革製の鞄の中にはポーションが4本と毒消薬が1本となった。

 「クロー、聞こえているだろう。お前は何度かピクッって動いていたよな。きっと、命があって生きているのだと思う。お前の声を聞き、生きる勇気に変えたかったよ」

クローのページがひとりでにパラパラめくられていき、止まった。

 「クロー、これは・・・・」


 黒の神書との会話


   思念会話で可能である。

 

 「クロー、お前と話せるのか。でも思念会話ってなんだ」

 「思念会話とはなにかを示せ」


 思念会話とは何か


   特定の神獣との非音声による会話である。


 「クロー、お前の声が聞きたい。思念会話にしてくれ」

 ダイチはクローを両手で持って、表紙に語り掛けた。

 『ダイチ、私は黒の神書クローだ。思念会話は心に思い浮かべることで会話ができる』

 「クロー、聞こえるよ、お前の声が聞こえる。ずっと傍にいてくれたのに、俺の独り言ばかりで、寂しかった・・・・嬉しいよ。ありがとう」

 『それから、ダイチは私ににずっと語り掛けていたな』

 クローがピクピクと振動する。

 「クロー、カミュー様にお渡しなければならないものがあって、俺はこれから夜の霧の森を突破する。一緒に来てくれ。」

 『全て分かっている。その前に言っておく、私との思念会話は6時間だ。その時間が経過した後は、私は72時間の完全休眠状態となる。覚えておけ』

 「え、3日間もクローに尋ねられなくなるということか。デメリットも大きいな」

 『思念会話は初めてなので負担が大きい。ダイチの召喚術士のレベルが上がれば改善は見込める。今回はダイチが望んだことであろう』

ダイチは頷く。

 『それに私の持つ能力を生かすこともできる。完全感知だ。私を中心とした半径30メートルの球体内を完全感知することができる。私のレベルが上がれば完全感知範囲も伸びる。これを生かせ』

 「それはすごい能力だ。闇や霧の中でも完全察知できるのか。そうか察知した魔物を思念会話で共有するということか。これなら黒い闇、白い霧の世界でも勝算が出てきた」

 革製の肩掛け鞄の中からポーションと毒消薬を取り出すと、代わりにクローを入れて肩にかけた。ポーションは左右のポケットに1本ずつ入れた。残りのポーション2本と毒消薬1本はアイテムケンテイナーへしまった。ダイチは黒の双槍十文字を右手に握りしめ、うろを出た。

 漆黒の闇の世界では魔物たちの猛々しい声だけが響いていた。



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