5ページ 殺人鬼③
ネモフィラとチャールズは青髭を追いかける。
森を出れば、家があちこちに建立している。
夜中だから、家に灯りがなく人気がない。
だか、青髭が見つけたときは、一人の人間を襲い掛かるところだった。
「人間が!」
「分かっている!」
チャールズは剣を青髭に向かって投げる。
青髭が気づき、後ろに避け、人間の前に刺す。
怯えた青髭は走りだす。
人の前に刺さった剣が消え、チャールズの手元に戻り、青髭を追いかける。
ネモフィラは男にかけよる。
「大丈夫で・・・」
言葉を失った。
目の前にいた男が、夢に見た男だったからだ。
老けているが、夢に見たあの男と間違いがなかった。
青髭に襲われたのか、男は怯えていた。
「あなたは・・・」
「悪い」
言い掛けたところでチャールズが戻ってきた。
「逃がした・・・」
チャールズが目開く。
「おい」
ネモフィラはチャールズに振り向く。
「チャ・・・」
「人間と関わるな。それがルールだろ」
「でも・・・」
「今すぐ、こいつを・・・」
「何をするつもりだ・・・まさか・・俺を殺すつもりか・・・」
男が後ずさりし、そのまま走っていく。
チャールズが追いかけようとしている。
「待て!」
チャールズの腕を掴む。
「フィラ!?」
「待って!お願い。もう少しだけ、あの男と話したいの」
「何を。どうしたんだ!」
「分かってる。図書館のルールで見られた人間は記憶を消すってことは分かっているって・・・だけど、お願い!私がやるから!」
「もうあの人間と関わるな!」
「だから、もう少し待って・・・」
腹に衝撃がする。
腹にチャールズの拳が入る。
急に力が入らなくなり、意識が遠くなる。
チャールズは倒れていくネモフィラを受け止める。
「お前をこれ以上・・・」




