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ゲーム世界は予想以上に過酷  作者: Zero
第壱章  初期開発
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第6話【他国との出会い】

第壱章 第6話【他国との出会い】



「失礼します! 緊急連絡、第7星系調査艦が未知の艦艇と接触」


会議室にて爵位を授与している最中に入ってきた伝令に新貴族達が驚愕している。俺やサラは予想通りと言うこともあり驚くことでもない。


「言語は通じるか? 通じないのであれば言語翻訳後出来るだけ速やかに言語インプラントの製作を研究班に要請しろ」


「かしこまりました!」


伝令は俺の指示を聞いてすぐに走っていく。音声データさえ入手できれば解析はAI処理で効率よくできる。解析が出来さえすればチップとして人体に埋め込んでその言語を容易に理解することができる。時間をかけて学ぶことも重要だが言語などの知識はインプラント化して埋め込まねば無数の言語によって死ぬまで学ばねばならなくなる。


「さて、緊急連絡が入ってしまったがこれから君たちには貴族として私を支えてもらうことになる。励んでくれ」


「はっ!」


一同が家臣の礼を取るので恭しく受け取る。ちなみに税金などはまず領地の税を領主が決めて取る。そして、その取った税の支出などを抜いた純利益、その4割が税金となる。6割はその領主が財産として所有する。基本は開拓などで使用されるため純利益など微々たるものだ。


ちなみにこの世界での通貨は電子通貨でありすべてが数値化されている。最近では星系間の行商人なども出始めてそれらの収める税や賄賂なども中々バカにならない金額だ。


さて、第7星系調査艦と言えば外務官のアーロンの領地が一番近くだ。これで彼も外務官として学んだことを生かせるだろう。国境を接することになった場合は爵位を上げてその辺を早めに占領しなければな。


「サラ、第7星系調査艦がいるあたりの実探索星系に調査艦を派遣してあのあたりの領土を確定してしまおう」


「まだ、他国がどの程度の規模感であるか不明ですがよろしいので?」


サラの言うことはごもっともだ。ここで他国とであって別方角だと移動で後れを取ってしまう。ただ、賭けどころではあるだろう。


「構わない。新造艦を交代で元いたところに送れば大丈夫だろう」


「かしこまりました」


サラはすぐに関係各所に連絡を送ったようだ。さて、どのような国が俺らの隣国になるのやら。できれば弱ければ占領しやすくていいのだが…。


★☆★☆★


3日ほどで言語インプラントが完成し1週間ほどの協議の末、他国との階段の準備も整った。


「やぁ、初めましてアーガス帝国皇帝レイ・アーガスだ」


「初めまして、ワロリア騎士国国王ジェイバル・ワロリアだ」


階段は立体映像での対談だ。相手は騎士国と名乗るだけあり騎士然とした鎧を付けて威厳がある偉丈夫だ。こちらも正装で向かい合う。


「隣国と言うことで今後仲良くしていきたいと考えている」


「我々も敵対はしたくないものだ。貴国の言語インプラントと言ったかあのような高度な技術を持つ国とは特にな」


此方が友好的に接すると騎士王も乗ってきてくれる。どうやら言語インプラントのおかげで高度技術国として認識されているようだ。効率的に技術を取得できるのは未来を知っているからだろう。


「ならば貴国との友好の証として言語インプラントの製作方法の技術を伝授しよう」


「それは助かる。だが、施しは得れない。こちらも何か対価として差し出したいが何がいいかな?」


此方が技術提供を持ち掛ければ相手は今後を見据えて下に取られないよう対等な取引としようとしてきた。まぁ、こちらがほしい物がわからないので探り探りだが。


「なら、他国の情報などがほしいな。貴国が調べた情報をくれればいい」


「なるほど…わかった。それと1万エネルほど支払おう」


技術を安く見積もらず高めに見積もって優位を取ろうという気か…まぁ、上々の結果だろう。


「ありがとう。今後も仲良くしたいものだ」


取引の引き渡し自体は元々物品を用意していたためすぐに完了した。相手も精査などして情報の出し渋りをしていると思われたくないのかすんなりと渡してきた。


これにより多くの情報を得た。我が国の北、ザラン星系に国境を隣接するのがワロリア騎士国。ワロリア騎士国北にオーランド皇国、西にサラビア共和国、中央に囲まれる様な形でオベル王国。ワロリア騎士国はロのような形の国でオベル王国は反乱で独立した国のようだ。ワロリア騎士国のサイズは我が国よりも一回り大きい。もちろん、我々が領有可能な場所をしていないからだ。領有すれば国土はこちらの方が大きいが、現状では相手の方が大きい。

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