第2話【第一歩】
第壱章 第2話【第一歩】
「司令広間に全員集合させました」
「わかった。向かうよ」
自室で貰ったデータの確認をしているとサラが呼びに来てくれた。そもそも、今いる場所は俺の国【アーガス帝国】の首都星に位置するアルメダリア星系で一番大きな居住可能惑星ダリアの宇宙港だ。星系の支配には前哨地を立てることでそこを領有しているとされる。居住可能惑星があればそこに宇宙港を建てて近隣の前哨地がある場所の資源惑星などを開拓する。
アルメダリア星系は居住可能惑星が2つと資源惑星が3つの良い立地の星系だ。ただ、開拓されているのは首都星と資源惑星α星だけだ。
そんな首都星の宇宙港は中心地となるため大きめに作られている。広間はパーティーをすることを目的としているため非常に広い。1000人規模の広さの場所にいるのは10人と俺とサラだ。
NPCは自然生成とキャラクタークリエイトがあり、アンドロイドは基本的にプレイヤーメイドである。俺にいるのは優秀な11人のアンドロイドたち。
「さて、諸君。アーガス帝国は予想外の事態に出会い。初期開拓状態だ。今までのすべてをリセットされた」
「静粛に!」
俺の発言にざわざわと驚きから声が上がるがサラが鎮めさせる。
「しかし! 一から始めればいいだけだろう! 俺たちは最強の帝国だ! 何度でもその位置に付けばいい! よってこれからまた始める!」
俺は、士気を高めるための演説をそこそこに全員を見渡す。それぞれ得意不得意があり俺が手ずから作った子らだ。どうすればいいかなどわかり切っている。
「今から戦闘班、研究班、諜報班、開拓班、管理班に分ける!」
5つからさらに配分する必要はあるだろうが、現状は人材の余裕が少ない。
「イカロスが戦闘班を率いろ! 今は初期艦隊だけだから分担する必要はない。戦闘班は諜報班と共に行動するんだ!」
「わかりました!」
イカロスは、銀のきれいな短髪の活発な少女で戦闘分野に特化している。活発な見た目とは裏腹に戦闘指揮能力が高く、内政もある程度できるため管理に向いている。
「諜報班は時雨が率いろ! すぐに周辺地理を完成させてある程度領有しなければならない! 領土拡張は最優先事項だ」
「はっ!」
時雨は、長い黒髪で片目が隠れたくノ一のイメージで作られた美女だ。その体系で隠密に特化しているのかといいたいほどナイスバディだ。他にプレイヤーがいるかは不明だが、スペース・ウォーにおいて初期は領土の領有が大事だ。近隣よりも自信の領土に近寄れないよう前線を意識して領地を拡大しなければならない。
「ニーアは研究班を率いろ! 優先は工学研究でその次は物理学だ。余裕ができてからその他分野の研究をする」
「かしこま~」
ニーアは、白衣を崩してきる美女だ。胸は小さいがバランスの良いプロポーションで研究部門で毎度トップとして活躍してくれている。普段であれば優先度の低い研究などをやらせているがNPCでもプレイヤーメイドだからか高確率で非常に良い研究成果を上げてくれる優秀な研究者だ。
「開拓班はメイが率いろ! 最初はこの星系の資源惑星を開発しつつ同時並行でもう一つの居住可能惑星オロンバスの開発もしてくれ」
「わかりました!」
メイは、双子と言う設定で作ったアンドロイドだ。妹がメイで姉をマイとして作った。瓜二つの容姿で髪の色が赤と青かの違いでしか把握できないほどに通っている。ただし、性格は正反対で万能でおとなしいメイと技術一辺倒で激しいマイという感じだ。居住可能惑星が増えれば人口増加もしやすいし発展も同時進行させられるため非常に重要となってくる。特に初期状態は領土が定まり切っていない為早めに開拓しなくてはいけないところが多い。
「最後に管理班はサラが率いてくれ! 全体の統括をしてもらう予定だ」
「かしこまりました」
統括とは様々な要素があるが最終的な報告などを俺に上げたり細かい経済的な管理などだ。基本的にアンドロイドはそういう役割を中心としてやる。NPCに任せると不正などが起こり得るがアンドロイドはミスが起こらないし不正もしない。
「さて、それでは始めよう。これが我々の第一歩目だ!」




