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夏バイトに行て機械娘にされてしまった  作者: ジャン・幸田
第一五章:薫の忘れえぬ夏の日
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15-04 スーツアクトレス

 サイバーテック・ロイドの最新技術によってガーディアンスーツは完成した。オリジナルのコンセプトにあった超能力を発揮させる能力はないが、背中に取り付けられた”張健軍式小型核融合炉”から得られる熱エネルギーによる飛行能力やレーザービーム砲などが装備されたことで、オリジナルに近い演出が可能になっていた。


「それにしても、叔父さんの会社ってなんて物騒なものをスーツに装着するのかしら。もし爸爸が生きていたらなんていうのかしら」 薫は実父の張健軍の発明品が携帯可能になったことに驚いていた。それにしても、これって映画撮影用なのに軍事利用も狙っているようにしか見えない高機能であった。


 「今日からあなたたちはエリカ、ミドリ、ミナヨになりきっていただきます。今あなたたちが着ているインナースーツですが、一種のバイオスーツになっております。そのスーツは着用者が発汗する汗や余分な体温を吸収します。理論上は一度着たら一ヶ月は脱がなくても問題ありません。元々は核分裂型原子炉解体用作業服の改良型ですので、ずっと着たままでも平気です」


 この時、三人の着ていたスーツはお揃いの黒いラバースーツのようなもので、各々のボディラインを忠実にトレースしていた。その姿は薫が見てもドッキとするぐらいセクシーだった。三人は先ほどまでと違うように見えた。


 「とりあえずガーディアンスーツに入ってください。その前に注意点をいいます。一度着用いたしましたら六時間脱ぐことができません。トイレに行く場合にはそのままで可能ですので女子トイレに行ってください。ただ壁に排泄用ノズルがついていますので、それをスーツに挿してください。詳しいガイドはバイザーに映し出されます。また気分が悪くなったら早く言ってください。対処いたします」


 説明をしている間に格納庫からガーディアンスーツ四体が搬出されていた。スーツはほぼ人間サイズであったが足が長い分、亜佐美たちよりも背が高かった。その時、スーツが前後に開いていった。石橋はこれから着用するので、見本を見なさいといった。この時石橋の後ろにメタリックなボディの機械娘が立っていた。


 「私はサイバーテック・エンターテイメント所属のスーツアクトレス、ナンシー・チャンです。今回はエリカのアクションシーンを担当する予定です。皆さんにはこれからスーツの着方をレクチャーいたしますので、宜しくお願いいたします」


 ナンシーは前後に開いたエリカのガーディアンスーツの足の部分に下半身を入れた。彼女がスーツを起こすと自動的に結合していってあっというまに機械の身体に覆われた。そして頭部にマスクを被ると融合してしまった。


 「みなさんも早く着てください。見た目よりも快適ですよこのスーツは。動きやすいし熱くも寒くもありませんよ。まるで生まれ変わったかのような感覚を味あえます」

 

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