生きると死ぬ
生きるとはなんだろうか?
逆に、死とはなんだろうか?
生きる、それは心臓が動いていることだろうか、自分の人生を歩んでいくことだろうか。
死ぬ、それは心臓が動くのをやめ、魂は空へと還ることだろうか、自分の人生を歩めなくなってしまったことだろうか。
私が考える生きるとは、そこに存在しているのはもちろん、傷ついたときの痛みを感じられる、嬉しいや悲しいといった感情がちゃんとある、それが、生きるということではないだろうか。
死ぬとは、そこに存在していないことだと思う。だが、それは体ではない。人の心の中に、その人が完全に消えてしまう、それが、死ぬということではないだろうか。人の心の中にいないということは、存在が、その人の居場所がないということだから。人は、自分の居場所がなければ、生きていけないのだ。誰かがその人のことを覚えている限り、人は生き続けるのだ。
これは、私の考えた生きると死ぬであって、本当の生きると死ぬではないかもしれない。だから、今後歩んでいく人生の中で、その答えを見つけていきたいと思う。そのような問題を解決していくために人生という長い旅があるのだから。