表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネット掲示板のノリでVTuberのママになったTS絵師とその娘の物語。  作者: カミトイチ《SSSランクダンジョン〜コミック⑥巻発売中!》


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/72

VTuber.35



――ガチャン、と扉が開く。


「ふぇ......!?す、すごい!!なにこれ!?」

「ふふっ」


そこには広々とした空間が広がり、先程いた広い会議室を二つつなぎ合わせたような部屋になっていた。

天井、壁あらゆるところにカメラが設置されており、これが何の部屋なのか私は直感的に理解した。


「ここって、スタジオ......」

「そう。主に3Dでの配信で使われる部屋ね。......そして、私にとってはライブステージでもある」


ライブステージ......歌。この人、やっぱり。


「多くの人が集まるライブ会場。それこそ、ここは、時としてライブハウスやドームをこえる人数が集まる超大型のステージになるの......凄いでしょう」


「......はい」


――転生前、あたしはニゴニゴ動画で活躍していた。そして、その活動で数度、オフラインイベントに呼ばれライブをしたことがある。


「これって」

「......なに?」

「ここで、生でバンド演奏するってことですか」

「ええ、そうよ」


そのライブは当時、同じく活躍していた「弾いてみた」ジャンルのバンド演奏と共に行うことが多く、あたしはバンド演奏での歌唱が苦手だった。


けど、楽しかった。


合わせるのが難しい生の音。だが、全ての音色が一つへ集約され、魅せる色は......恐ろしいほどに美しかった。


「......」


ステージから見渡す景色。眼前に広がる客席こそは無いが、その数を遥かにこえる人々が集まるステージ。


バンド演奏、難しくて......緊張して震えて、怖かった。でも、あの高揚感と全てが一つになる一体感は、あたしが求める音の一つだった。


(......歌いたい。ここで、走り回って、飛び跳ねて......この体で、全身で音を受けて......思いっきり、歌を皆に届けたい......)


「......さて、そろそろ行きましょうか」


東城さんが時計をみて促す。


「あの」

「ん?」


「なぜここに、あたしを......?」

「え?......ああ」


――彼女は真っ直ぐ、あたしの目を見据える。


「いずれ立つ場所だもの。見といたほうが良いでしょう?」

「......え」


「早くしてね。どちらが上か、教えてあげるから......この場所、ステージで」

「東城さん......やっぱり、VTuberの」


東城さんが私の横を過ぎる。おそらくは彼女もまた歌に自信のあるVTuber。


「......あたし、歌は負けません」

「!」


「だから、必ず......この場所で証明してみせます。......緋色(ひいろ) サイカさん」


「......ええ、楽しみにしているわ」


彼女の瞳が妖しい光を放つ。


「――最強のVTuber」




◇◆◇◆




「......あ、美心」

「ただいま」


帰ってきた美心。


「もしかして、道に迷ってた?」

「......あ、はい。少し」

「なんだ。呼べば良かったのに」


美心はニコッと笑う。


「いえ。そんな事でママの手を煩わせる訳にはいきませんよ」

「......そっか」


遠慮すんなよ!って言おうと思ったけど何故かいえなかった。


(......?、美心の雰囲気が)


「せんせえ」

「あい」


不意に橋田さんに呼ばれ、ふぬけた返事をしてしまう。


「せんせえはどのゲームが良さそうだと思いますか」

「んー、難しいですね......無難なのはラリオカートとかクラッシュシスターズとか、無人島人狼ですかね。人気があって良いかなと。橋田さんは?」

「そーですねえ、確かに人気は重要ですよね。それと、あとは旬のモノが考慮されれば尚良いかと」

「旬のモノ?」

「はい、旬のモノ。流行りのモノ。今でいうと、最近発売されて人気を博しているノケモン新作、モンファン新作、ゲットイーター新作あたりかしら......ちなみに私はノケモン購入してます」

「ノケモンいいですよね。私も大好き」


ってか、そうか。言われて気がついた......考えが美心の方に寄ってて考えれてなかった。より視聴者を呼び込むには、今の流行を理解しそれに乗ること......基本中の基本だ。


「確かに。旬のモノをやれば普段みてくれてない人たちも興味をもってくれるかもしれない。そこが導線になってチャンネル登録してくれるかも......」

「ですです」


にこにこと橋田さんが微笑む。しっかし綺麗な人だよな。笑顔が眩しすぎる......。


「えっとー、休憩終わりです。席についてくださーい」


えまちゃんのマネージャーさんが呼びかける。


「では、何をするか決めますよ。多数決しましょう」


私は聞く。


「多数決ですか」

「多数決です!もう時間も押しているので、それでどんどん減らして、最終的に一つに決めましょう。何かあれば都度意見してください」


確かに時間が無い。予定日まであと5日だし、なにするかだけでも決めとかないとだよね。


「では、始めますね――」







【とても重要なお願い】


先が気になる!執筆頑張れ!と思われた方はブックマークや広告の下にある☆☆☆☆☆を★★★★★で評価を頂けると嬉しいです!


執筆の原動力になりますので、よろしくお願いします!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ