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♯90 Heavy Rain 35
4人は手をこまねいていた。
「爻さんが確かに存在することはわかりました。あとは……」
今更ながら、この状況を後悔している艾──
『実体を連れてくることは出来ないの?』
「実体ごと移動出来るのは、ターミナルの守護者である艾さんだけよ」
並行世界の茉莉達も、いい案がないものかと頭を悩ませている。
(……茉莉? 聞こうと思ってたんだけどさ)
2人の茉莉に注目された爻は……。
(あのさ……何で2人は、俺に触れたり話せたり出来るんだ?)
『なんでって……』
「そういえば……なんでかしら?」
(この謎が解ければ、世界は救われるんじゃないか?)




